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弊社に地域課題調査インターン生が来訪しています!(後編)

※この記事は後編になります
みなさんこんにちは。
小高ワーカーズベースの中村です。

8月21日(月)より1ヶ月間、地域の100の課題から100の事業を創出する私たちの、次なる事業創出のタネにつながる課題を見つける、地域課題調査インターンが始まりました。
インターン生の紹介note後編になります。

前編をまだ読んでいない方はこちらから!



4人目:福本さん(テーマ:飲食)

ーこのインターンに応募した理由を教えてください。

農業に関して勉強しているのですが、一度ゼロになった場所がどのように成長したのかという過程や現状を確認して、今後の発展において何か力になりたいと思ったからです。
また、就活においてコンサルティング企業を志望しているのもあり、コンサルタントに必要な力や情報収集能力を身に付けたいと思ったため、応募しました。

ー1ヶ月間でどんな成長を得たいですか?

飲食というテーマですが農業に特化して、テクノロジーを導入した高効率で農業を展開できたりなど、新しい農業の姿を考え抜けたらと思います。
原子力についても、地域住民の認識を知りたいです。処理水の放出のホットなトピックもあり、風評被害や出荷基準について生産側の考えも知り、消費と生産の双方からの視点を持ちたいです。

ー大学ではどんなことをしていますか?

コーヒーの研究をしています。
大学入学時のアルバイトでスターバックスに入ったことでコーヒーに興味を持ち、黒エプロンを取得したことで一気にコーヒーの知識がつきました。
最近、コーヒーの生産から流通に関して大学の研究で取り組み始めました。

校外では、メディアで環境問題系のリサーチ・企画・取材をインターンでやっていたり、コーヒー関係で起業したいとも考えているのでその準備もしています。

ー自分とはこんな人です!を教えてください。

自分の好きなことをとにかく極めている人、ですかね。
今だとコーヒーが値します。

ー最後に意気込みをお願いします。

小高の自然に触れ合って、小高だからこその空気感を味わいたいと思います。
よろしくお願いします!


インターン生歓迎会ではバーベキューをしたり

5人目:原田さん(テーマ:移動手段)

ーこのインターンに応募した理由を教えてください。

真の地域課題解決のスキルを身に着ける事ができるのではないかと考えたからです。
私は、世界中で自分の故郷と呼べる場所を増やしたいという思いがあります。そこでキャリア軸の1つとして地方創生に興味を持ちました。地域課題解決にあたって一番大事なことは「地域の人が感じている課題を自分事化する」ことだと思っています。今回1ヵ月間実際に小高で生活を送りながら地域課題を調査できるということは本当の地域課題解決のスキルが身に着けられると思いました。

また、浜通り地域はフロンティアである、イノベーション創出の場であるという言葉をよく耳にしていました。そこで実際に小高にきて具体的にどういった所がフロンティアなのか、他の地域でも活かせることはないかそういったことを発見したいという思いも今回応募した理由の1つです。

ー1ヶ月間でどんな成長を得たいですか?

2つあります。
1つ目は、やはりスキルを身に着けることです。具体的には、リサーチの設計方法や実際にどのようにヒヤリングやアンケートを分析していくかなど、素晴らしいメンターの方々や同じメンバーの皆さんからスキルを全部盗みかつアウトプットして自分を磨いていきたいです。

2つ目は、最初に話した「世界中で自分の故郷と呼べる場所を増やしたい」という自分の思いにも繋がるのですが、インターン終了時点で小高を自分の故郷であると胸を張って言える状態まで持っていくことです。そのためには小高の表面的な部分だけではなく、小高の人々が「幸せ」に感じていること、または逆に「不満」に感じていることなど深い部分に対して共感できることだと思っています。

1ヵ月という短い間でいかに小高に溶け込むことができるかが大事だと思っています。それが今回のインターンのアウトプットの質にも繋がるのかなと思っています。

ーそもそも故郷を増やしたいと思うのはなぜですか?

大事なのは故郷を増やす事それ自体ではなく、そのプロセスだと思っています。
世界にはたくさんの地域があって、その1つひとつの地域が固有の習慣、文化、価値観、風景を持っています。せっかくこの地球に生まれてきたからには、そういったその土地「ならでは」のものをたくさん経験していきたいと思っています。ここで、単に観光客としてその土地を訪れるのではなく、その地域に溶け込んで、風景や習慣さらには思想や価値観など目に見えないものまでも自分の中に染み込ませることが大事だと思っています。その結果、その地域が自分のアイデンティティの要素の1つになる。私にとってはこれがその地域が故郷になる瞬間だと思っています。これを色々な地域で経験していくことで結果的に故郷と呼べる場所が増えていくのかなと思っています。

ー大学ではどんなことをしていましたか?

法学専攻で、国際法を研究していました。なぜ国際に興味を持ったのかは先程上げた通りです。
学外ではNPOでインターンをしていて、その時から震災復興に間接的ではありましたが関わっていました。この経験から、自分の目で復興を見てみたいと思えたのも本インターンに参加した一つの理由になるのかな、と思います。

ー自分とはこんな人です!を教えて下さい。

いろんな場所に飛び込んでいける人間です。
今までも、宮崎から東京への上京、新しい学問分野への挑戦、大学卒業後の海外でのインターンなどあたらしい場所にどんどん飛び込んでいきました。もちろん、その都度、無力さや不安を感じることはたくさんあります。ですが、その度に周囲に対して積極的なコミュニケーションをとるなど、置かれた状況で自分が何をすべきか考え上手く適応できるよう意識しています。なので、新しいことに挑戦するということに対してあまり躊躇せず、どんどん飛び込んでいけるようになったのかなと思っています。

ー最後に意気込みなどお願いします。

自分が出したアウトプットがどんな形であれ政策やビジネスのきっかけに繋がればとても嬉しいです。そのためにも1ヶ月間本気で取り組んでいきたいと思っています。


地域の起業家などとご飯を片手に交流したり

6人目:合田さん(テーマ:消費者向けサービス)

ーこのインターンに応募した理由を教えてください。

地域のおけるビジネスチャンスを本気で探すきっかけにしたいと思い、参加しています。
もともと小高で別の仕事(=遊ぶ広報のアテンド)があるため2ヶ月間、小高に滞在することは決まっていたのですが、ずっとお世話になっている和田さんたちにインターンにも参加したらどうかと声をかけていただいたのが大きかったと思います。

ー先に地域入りしているからこそ出来そうなことなどはありますか?

大学1年の夏にさとのば大学の夏季コースで小高に来てから早4年。4年間で築いてきた人脈や信頼をもとに、他のインターン生がもっと街に入っていけるように繋ぐ役割が出来たらと考えています。

ー1ヶ月間でどんな成長を得たいですか?

インターン及び遊ぶ広報のアテンドを同時進行で回すため、時間の使い方など大変だと感じていますが、どちらもやりきったという経験を作れればと思います。

ー大学ではどんなことをしていますか?

小高に関わり始めてから早4年になります。
大学1年生の秋ごろに学生団体を立ち上げて、おだかたびなどのガイド活動をしていました。
(執筆者はおだかたびを機に移住したまである。)
今年の2月に事業内容は変えずに起業して、さとのば大学のラーニングジャーニーや遊ぶ広報の南相馬事務局を担当しています。

ー自分とはこんな人です!を教えてください。

気合と勢いは誰よりもあります!
他のインターン生の火付け役になれればと思っています!

ー最後に意気込みをお願いします。

成果ももちろん求めていくところですが、みんなに充実したリサーチインターンだったと言ってもらえるように、先に地域入りしている僕から紡いでいきます!
よろしくお願いします!


みんなで冷や汁を作って食べたりwith事務局

事務局より一言

最初の1週間が終わりました。スタートダッシュからメンターに声をかけに行くなど、かなり積極的に動いています。この勢いを維持し、自分の持つ知識や力、小高での生活の中で身に付けたものなどを最大限に発揮して活動してくれたらと思います。
(小高ワーカーズベース 野口)

編集後記

改めて、6名のインターンにかける想いや意気込みを聞いたり、最初の1週間の活動風景を見ていて、同世代がこの小高という地で頑張っている姿に刺激を受けています。また、インターン生もいろんな方と交流したことで刺激を受けているかと思います。
私もインターン生と一緒に成長出来るように、事務局側としてインターン生及び運営サポートを全力で頑張ります。

9月16日(土)に成果報告会を予定しております。
詳細は近くなりましたらお知らせいたしますので、インターン生の成長をお楽しみに!

9月22日前後まで、この6名が小高区内や近隣の地区を回っているため、地域の皆様にもたくさんお世話になり、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、あたたかなご指導をいただけますと幸いです。みなさまよろしくお願い致します!
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
(聞き手/編集:中村)

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