桜美林大学フィールドワーク報告①:小高の優しさに触れて…
①自己紹介
みなさんこんにちは!はじめまして!
桜美林大学1年の望月咲希 (さき) です!
あだ名は… " 直感がーる "
⬆ 今回のフィールドワークで出会った美鈴さんに
命名してもらいました!
︎︎☁︎︎*.┈ ミニプロフィール ┈︎︎ ☁︎︎*.
【出身】静岡
【目指している職業】
自分のプロデュースで人を輝かせ
人々に笑顔の花を咲かせること
芸能・舞台関係のマネージャー・プロデュース
【好きな食べ物】餃子
【趣味&好きなこと】
・舞台鑑賞 ( 劇団四季のCATSが最推し )
・弾丸で一人旅
・色んな人とお話すること
今回は社会文化演習という科目の一貫で、国内フィールドワークに参加し、福島県の小高ワーカーズベースさんを選択しました。
②なぜ小高を選んだのか?
率直な回答としては「直感」です。
" 直感がーる " なだけあって本当に自分の直感を大切にしているんです(笑)
いくつかのフィールドワーク先が用意されていましたが「小高」というワードにぴんっ!と来たため小高を選びました。
他にも、南相馬市(小高)と私が生まれ育った静岡の自然環境が似ていると感じ、何か共通するものがあると考えたからです。
そして、地元静岡は昔から南海トラフ巨大地震が来ると言われています。
実家からも徒歩15分圏内に海があったり、幼い頃から強化された避難訓練を行ったりと身近に地震や津波というキーワードがありました。
そのため、もし私が生きている過程の中で起きてしまった時に、何か地元に役立てられるスキルや知識がほしいと考えていたため、実際に震災の被害があった小高で学ぼうと決意しました。
③来てみて気づいたこと、考えたこと
小高を訪れてみて気づいたことは
「地域の方々のあたたかさ」です。
避難指示を受けて人口が激減してしまいましたが、人口が少ないからこその、人からの直接的なあたたかみが感じられました。
例えば、他の地域では得られないウェルカム感や地域の方からの気持ちのギフトがありました。
特に感じられた瞬間があります。
それは、フィールドワークの4日目にお魚屋さんの谷地さんの写真展に訪れた際のことです。
面識の無いはじめましての学生が、団体で急に自分のコミュニティに入ってきたとしたら、違和感を感じたり暗い表情になるのが普通だと思います。
しかし、谷地さんは違いました。
正反対だったのです!
谷地さんがお話する場面の中で、「若い学生の方が来てくれると思ってなかったよ。来てくれてありがとう!嬉しいよ!」と自然に私たち学生に話を振ってくれたりと笑顔でオープンに接してくれました。
この谷地さんのフレンドリーさが、目に見えない空間の中にある私たちへの気持ちのプレゼントだと感じられました。
このような、「目に見えない部分の小高の方々のあたたかさ」があるからこそ、そのあたたかさに魅力や居心地の良さを感じ、自然と人が集まって来るのではないかと考えました。
④自分は小高でどんな楽しみ方が出来るのか?
目まぐるしく変化し続ける世の中ではありますが、私自身、自分の好きなこと、やりたいことを否定されない社会にしていきたいなと考えています
そんな社会のロールモデルになるのが、ここ小高だと感じました
小高は、常に若者がチャレンジする土台があり、その挑戦を応援してくれる地域の方や同じ境遇の挑戦者がたくさん存在すると感じます
都会は、人口が多く、人との交流の場が多いのにも関わらず、人と向き合うことを疎かにしてしまったり、誰かと比較してしまう機会が多いと感じます
その結果、アクションを起こす前に自信をなくし、ストレスを感じてしまうケースがあると考えられます
しかし、小高は人口が少ない分、人同士の距離感が近いため、お互いの思いやる気持ちが大きく、人間味のあるあたたかさがあると感じます
まわりの地域の方や、同じ境遇の挑戦者たちも一緒になって応援してくれる環境が形成されているからこそ、自分の気持ちに素直になり自信が持て、好きなことに真っ直ぐ向き合えるのだと、4泊5日という短い期間ではありましたが生活している中で感じました
私も、ここ小高で " 挑戦を恐れない " ことを目標に挑戦することそのものを楽しみたいと考えています
挑戦には失敗が付き物です
上手くいかなかったり、想像していなかったことが起きたとしても、それが自分の人生だと受け入れ、今後の何かに繋がるかもしれない!と希望を持ちつつ、日々挑戦し続けようと思います
小高で挑戦するとしたら、人と人の繋がりをつくるコミュニティ形成と地元のPRを掛け合わせたワークショップを行いたいと考えています
地元静岡で注目が高まっているキャンプに焦点を当て
少し案を考えてみました
先程も述べたように静岡と南相馬市の自然環境が似ていると感じます
例えばどちらの地域にも、海・山・川が存在し、海の幸も山の幸もどちらも楽しめる環境下であることです
ただのキャンプ場というよりは、小高のマルシェとコラボした南相馬市ならではのキャンプ場を作れたら良いなと考えています
例えば、南相馬市の特産品を味わえるBBQを提供し、BBQで実際に地元の食材を食べてみて、おいしい!と感じたら、その場でその品物を買えるといった地産地消にも力を入れた企画です
同時に、地元の魅力を知ってもらうきっかけにも繋げられると考えます
0から1のように、自由な取り組みが出来る環境だからこそ、新しいことに地元の方の力も借りながら、一緒に挑戦してみたいと考えました
持続可能なまちづくりを南相馬市の方々が築き上げることはもちろん、私たちのようなフィールドワークを通して地方からIターンに来る方々とも手を取り合うことが、より良いまちづくりを形成していく鍵となると考えました
キャンプ場の考えは、一つの簡単なアイデアではありますが、このようなヒトとヒト、ヒトとモノ(地域)を繋げるコミュニティ拡大の種をまいていきたいと考えています
そのまいた種が誰かの手に届き、どんどんと幸せのバトンが繋がり、人にも環境にも笑顔の花を咲かせることが私の目標です
⑤最後に一言
このフィールドワークに参加する前から、私の心の中にこんな気持ちがありました。
それは…「1回だけの取り組みで終わりにしたくない」という気持ちです。
そのため、今回のフィールドワークでは積極的に色々な方とお話をし、コミュニティの輪を広げていくことを目標としていました。
振り返ってみると、確実に福島に来る前の自分より成長が出来たと感じます。特に、人との距離感の詰め方や関わり方は、この小高で高めることが出来ました。
そして、自分の性格や特性を見つめ直すことが出来たと思います。
意見をまとめる時には、黙って紙に書き出すというよりも、誰かにお話をし声に出して発言する方が自分には向いていて、頭の中が整理され完結に意見を出せると気づきました。
普段生活している中で後回しにしてしまいがちな「自分について」改めて深く考えさせられた良いきっかけになりました。
4泊5日という短い期間ではありましたが、毎日が刺激の連続で自分の考えをブラッシュアップすることが出来ました。
そして、またこの小高に来て挑戦者と一緒に企画を考えたり、取り組みを行ってみたいと強く感じました。
常にアップデートし続ける自分を追い求めて
また小高に挑戦をしに行きます!
最後に…
地域の方や小高ワーカーズベースさんの方々のあたたかさに恵まれた楽しくてあっという間の5日間でした。
貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました!
またね。
④の部分はあえて句読点をなくしています。
自分なりの小高の楽しみ方をがっちり固めるというよりは、楽しみ方を追い求めたいと考えているからです。
そのため句読点をなくし、いつでも書き直せるようにしています。