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【Edge Rank 787】ヨスさんのブログ本出版に寄せて【奥野】

共同noteマガジンEdge Rankです。昔、Edge Rankはnoteの共同マガジンでなくメルマガで運営していました。そのメルマガを立ち上げたときの共同執筆メンバーに、ヨスさんというブロガーさんがいます。今は執筆陣から外れているんですけれど、ヨスさんが2020年9月30日に、主にブログの初~中級者に向けた書籍「ブログ術大全」を上梓しました。社会のルールを守ろう的なトピックで僕の名前も出ているので、本のご紹介やら何やらを。

ブログを書くことの型を知ること

いわゆる士業と言われるものは、基本のルールを勉強し、資格を取得することで一人前になります。上のレベルでの実力はさておき、資格を持っていることで基本の型がわかっていることの証明にもなるんですよね。

一方、たとえば指導員になるためでない場合のスキーとか、習字なんかを見てみると、稀な例外を除いて、誰かに基本を学んで取り組んでいる人は、その後も自分の世界の中で楽しめている人がいるのではないかと思うんです。

基本の滑り方を学んだからこそ、より速いタイムを出したり、より難しいコースにチャレンジできたりしやすくなる。

楷書をきちんと学んだからこそ、くずし字に味が出るようになる。

てことを考えてみる中で、ブログの幅広い基礎を学ぶ場はどこかにあるものなのでしょうか?

ブログをキチンと運営しようと思うと、

文章
写真
デザイン
動画
検索エンジン対策
読者対応
関係法律

などなど、知っておきたい、あるいは知っておくべきジャンルが山のようにあります。これらすべてを極めるのはまあ無理な話で、それはおそらく、総合格闘家に対してそれぞれの格闘技ジャンルで世界チャンピオンになれ、みたいなことを言ってるのと同じなのではないかと。

そういう制限のある中で、かつてヨスさんとブログを学ぶことについて話していたことがありました。そこでヨスさんが語っていたのは

語り切ることは難しいとは思うけれど、これからブログを書くことが上手になっていく人のために役立つ体系的な情報を提供したいんです

ということだったんですよね。彼は今、オンラインサロンという形でブロガーのコミュニケーションを作っていますけれど、決して炎上系やお金稼ぎだけに走ることなく、社会ときちんと交われるブロガーさんになってもらいたいという想いがよく伝わってきます。

でもってこの度、彼のその思いが書籍になったのだなあと思うと、これは友人としても良かったなあと感じるところが多いものでして。

国に認められるような団体も権威ある資格もないブログという世界ですが、彼の経験の中で培ってきたフォームを学べる人が増えるのは、良いものですよね。

殻を破らないと個性は出ない

○○道、を学ぶときにセットになる言葉に「守破離」があります。最初に言いつけどおりに修行し、自分の心技体を発展させ、教わった流派から昇華した自分の型を確立させる三段階を示したものです。

ヨスさんの出版した「ブログ術大全」は、この考え型でいうと守がメイン。ただし、破も離もあるから、言われたことだけやるんじゃなくて自分の頭できちんと考えなさいよ、という念押しが所々に散りばめている書籍のように感じます。

企業がブロガーさんとタッグを組んでPR活動をしたい、というときに手伝うことのある僕ですが、そういう視点で様々なブロガーさんの記事を拝見していると、上手な人は何かしら自分の型があるんですよね。もちろん基本を抑えた上で。

逆に、一時的に成果が出ているような人でも「効率よく書くことだけを考えて作業化させているなあ」「対象読者が人ではなく検索エンジンだなあ」という人は、文章やブログからにじみ出てくるものがあまり有りません。

守破離の破と離のフェーズはとても大切で、そのフェーズに至った先輩のインタビューやコラムが後半に掲載されているのも「ブログ術大全」の良いところかな、と思ったりしています。

ブログの価値が、お金とアクセスを集めること以外にもある(多様性がある)ことも結果的に伝わりますし、噛みしめるように読むことで深く伝わることが出てくるんじゃないかな。

著者・ヨスさんからメッセージを頂いた

Edge RankのOBということで、出版したんだからなにか書いてよ!とおねだりをして、一章分、ヨスさんに預けることにしました。以下の文章はヨスさんからのものになりますので、どうぞ噛み締めてご一読下さいませ。

こんにちは! そして、お久しぶりです。

初代Edge Rankメンバーのヨスと申します。

今回は、久々にEdge Rankで寄稿として書かせていただくことになりました。

なぜかと言うと、おとといの9月30日(水)に、わたしの書籍『読まれる・稼げる ブログ術大全』が発売になったからです。

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執筆は大変でしたが、ブログを書いている人、これからはじめようと思っている人にとっては、自信を持って勧められる一冊になりました。

せっかくなので、「ブロガーの出版」というテーマでちょっとだけお話しさせてください。

今回の書籍は、昨年(2019年)の秋頃に「ブログの書籍を書いてみないかい?」と日本実業出版社さんから連絡があったのがきっかけです。

そう。わたしが「書籍書きたい!」とアピールしたり、出版社に企画書を送ったわけではなく、「連絡があった」のです。

(※ ちなみに、1冊目の書籍『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』のときも同じでした)

なぜかというと、出版社の担当者さんたちは「いい本を書けそうな人(売れそうな人)」をネット検索で調べているから。

たとえば、「讃岐うどん」についての書籍を出版社が出したいと思っているとしましょう。

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「讃岐うどんについてくわしい人」を探しますよね? そこでググるのです。

で、出てきた検索結果から「いい書籍を書いてくれそうな人で、信頼できそうな人」を探します。

実はこれは、出版社からしてみてもメリットがあるんですよ。

ブロガーは書籍を書いたあとも「宣伝をできる場所(SNSなど)」を持っていることが多いため、拡散性がありますよね?

出版社にとっては「書籍」は商売道具なので、いいものを書いただけではダメです。

売れないと意味がありません。

最近は、ブロガーで書籍を出している人が多いのは、こういう理由があって、出版社側にとってもブロガーに書いてもらうことにメリットがあるからです。

もちろん、ブログで培われた文章力や、表現力が証明されていることも大きいです。

ブログのなかで、「人間性」も出ていることが多いので「この人に任せて大丈夫かな?」という不安も払拭できますし。

というわけで、ブログを書いているなら、「自分の得意分野を書かなきゃダメ」ってことも言えますよね!

得意じゃないことを適当に書くよりも、得意なことを「この人やべぇな」と思われるぐらいアツく語ったほうが、人には届くからです。

ぜひ、ブログで面白いことを起こしましょう。

え? わたしの著書が気になりました?

大丈夫です、こちらから買えますよ♪

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以上、ヨスさんでした。ありがとうございました!

#全力で推したいゲーム  

今月の共通テーマです。noteの共通テーマにもありました「全力で推したいゲーム」にしようかと思います。Edge Rank内ルールとしては、デジタル、アナログ含め様々なゲーム可です。鬼ごっこやゴムとびでもいいよ。

僕の「全力で推したいゲーム」はもちろん、将棋です。なにせ10歳ではじめてから49歳の今まで、ほぼ40年間楽しんでいるゲームですよ。

世の中、ドラゴンクエストやスーパーマリオなど素晴らしいゲームはたくさん有りますが、ここまで楽しめるかといったら一つのバージョンでは否でしょう。

人と楽しめるから。
ルールが変わらないから。
でも戦略や戦術は常に変わるから。
身体が衰えてもそれなりに楽しめるから。

こんな理由がある上に、この10年くらいでインターネット対局の環境も充実したため、場所を選ばずに楽しめるようになったのも、長く続いている要因だと考えています。

土日祝日や平日の夕方に将棋道場を訪れると、真剣に強くなろうと勉強中の小中生と対戦することがあるんです。

同じ三段でも、ふわ~っと指している僕と「こんなおっさんに負けてられっかよ、こちとら名人目指しとるんじゃ」と顔に出ている子どもとでは対局に対する姿勢がまったく違います。

彼らは一手一手を真剣に読み、脳がカロリーを消費して着手します。こちらはこれまでの経験値と「なんか攻めたそうだからいなしておくか」みたいな雰囲気を感じ取って省エネで着手します。ときには「もういいや、攻めちゃえ」なんていて攻撃に出て、攻めきれずに子どもさんにひっくり返されたりね。

そんなふうに負けると、自分の息子くらいの年齢の子どもから感想戦(対局終了後にお互いの指し手の感想などを検討し合う場)で

「この局面では我慢が足りませんでしたね。こう指すなどして辛抱した方が良かったですね」

なんて指導を受けたりして。いい大人が子どもに、べしょべしょに負かされた後に諭されるんですよ。そのときは不甲斐ない自分に腹は立つんですけれど、逆にいうと大人と子どもがまったくもって対等に会話しているのってすごいなあと。

ゲームとしての楽しさもあるけれど、コミュニケーションツールとしても楽しい。それが将棋というゲームなんだと思っています。ちょっと学びたいという方がいらっしゃったら軽くお教えしますので、お気軽にお声がけください!

今月のテーマは「全力で推したいゲーム」です。デジタルなゲーム、アナログなゲーム、伝統的なゲーム、その熱を、ぜひハッシュタグをつけて投稿してください。
noteやブログ、ツイッターでEdge Rankと同じテーマで書いてみませんか?ハッシュタグ #EdgeRankBloggers を付けて投稿すると執筆メンバーが読みます!
https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=EdgeRankBloggers
内容によってはEdge Rankで取り上げさせていただくこともあります。

編集後記

10月の配信順変更。トップバッターはワタクシ奥野 大児でした。自分でくじ引きしたら一番を引いちゃいました。

次号は、10月6日(火曜日)、VRにドハマリしてデスクトップパソコンにお熱のしゅうまいさんです。次の興味はなにかな?そしておすすめゲームはVR関係なのかな?

Edge Rank noteは個性豊かなブロガー集団による共同noteマガジンです。マガジンをフォローすると月に10本程度の記事が届きます→ Edge Rank note

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