#409 今年の漢字〜ゼロと1では大きく違う〜
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、他人と比べない、自分だけの生き方、幸せを見つけられるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日もあきさんが考えてくれたタイトルコールでスタートします。
あきさん、ありがとう。
今日の放送は、一緒にVoicyを運営しているVoicyマネージャーリナちゃんから指令が出てまして、「小田木さん、今年の漢字で放送してくださいよ」と。
「今年の漢字ですか？」とやりとりをしまして、今日は『今年の漢字』を考えてみたいなと思います。
今年の漢字は何ですか？
ちょうど今週、毎年冬の風物詩になっている京都清水寺の住職さんが書く「今年の漢字」がニュースになってたなと思いまして、今年は何かなと思ったら、『金』と書いてありましたね。
金メダルの金とか、給付金の金、そんなところで、お寺に寄せられる投票から多い漢字を選んでいるそうです。
そういうシステムだったのかと思いました。
ちなみに皆さんだったら、「今年の漢字は何？」と聞かれたら、なんて答えますか？
なかなか一字でバンって難しいなと思いながら、「私的には」という漢字がある方は、ぜひコメントをいただけると嬉しいです。
何だろうなと考えてみまして、私の場合をご紹介したいなと思います。
実はいくつかあります。
「今年の漢字」最初に浮かんだのは
今年の漢字と言われて、頭にパッと浮かんだのが、『福』この一字だったんですよね。
これだけでピンとくる方にはピンとくると思うのですけれども、幸福の『福』の漢字です。
すみません、ここから始めていいでしょうか。
我が家の柴犬福ちゃん、今年の2月に保護犬ちゃんとして我が家に来た福ちゃん、この漢字しか浮かばない。
私は当初、犬は飼いたくない。子どもたちとパパが、「飼おう、飼おう」と盛り上がっている中で、「ちょっと犬？まじで？」そんな感じのノリだったのですけれども、「じゃあ、せめて小型犬ね」という感じで譲渡会に行ってみたら、小型犬よりもドンと恰幅の良い中型犬の福ちゃんの目が忘れられない。一度譲渡会からは帰ってきたのですけれども、あの時にいた柴犬ちゃんの顔、体格、控えめな姿勢が忘れられなくて、そして家族で話をして、今に至る福ちゃんが我が家に来てくれることになったと。
一年経って、控えめのままなのですけれども、すっかり我が家に馴染んで、朝晩の散歩を心待ちにしているんですよね。
実際に散歩に連れていってもらえる時間のだいたい一時間前から、「キュンキュン」みたいな感じで、「ワン」じゃないんですよ。「キュン」なんですよ。
それに逆にキュンとしちゃって、そんな感じの幸せをかみしめている今日この頃で、家族に幸せをもたらしてくれた、まさに柴犬福ちゃんの漢字がパッと浮かびました。
この話をしてると終わらないので、一旦福ちゃんは終わります。
『声』Voicyを聴いてくれて感謝です
次の漢字は、『声』です。
もちろんこのVoicyです。
始めたのは、去年の9月ですが、この2021年は元旦から年末まで、毎日声を通じて発信をさせていただき、これを聴いてくださる人がいる。
さらにリアクションまでしてくれちゃう人がいる。
こういうありがたさを感じながら、声で発信するということを習慣にできた一年だったなって思います。
続けることができて気付いたのは、毎日起こったことをとらえて、そして放送にしようと思って振り返る。「その時、何を考えたかな」とか、「そこから何が言えるかな」ということを、ひたすら考える。
これが私にとってもすごくありがたい習慣になってるなって思います。
聴いてくれる方あってこそですので、『声』という漢字をあげて、感謝を伝えたいなと思っています。
皆さん、ありがとうございます。
2022年、もっと役に立てる放送を目指して、コツコツ続けていきたいなと思ってます。
初めて『本』を出すことができました
そして、『声』が出たら、やっぱり次の漢字は『本』ですよね。
今年の7月に初めて本を出すことができました。
【人生の武器を手に入れよう！ 働く私たちの育休戦略】この本を手に取ってくださった方がいたら、本当にありがとうございます。嬉しいです。
そんな感謝の気持ちも持ちつつ、一方で、本を出してみたときに、「あ、こういうことが起こるのか」とすごく感じたのが、いろんな後悔の念。
「もっとこうしたら良かった」、「もっとこう書けたら良かった」、「もっと、もっと」という思いが押し寄せてくるんですよね。
そんな気持ちが押し寄せてくると、「この本を届けてよかったんだろうか？」とか、「手に取ってくれる方に、もっと良いものを読んでいただくことができたんじゃないか」、「これでは満足してもらえないんじゃないか」こういう気持ちになるんだということも、身をもって知りました。
でも、そこからちょっと前に進もうと思えるのは、この時のわたしにはこれがベストだった。
「今はもっとよく書けた」と思うのであれば、そのギャップはもしかしたら私の進歩かもしれない。
ゼロと1では大きく違う
今月、新聞を読んでおりましたら、こんな言葉がありました。
「ゼロと1では大きく違う。」
誰の言葉かというと、今、日本ユニセフ協会の会長されている赤松良子さんの言葉で、この方は『男女雇用機会均等法』の法律を立ち上げるということに尽力をされた方なんですよね。
初めて法律が施行された時に、「当初思い描いていた100点満点の法律とは程遠いものになった」そうも感じたそうです。
でも、そのときに「ゼロと1では大きく違う。」
100点じゃなくても、内容が不十分でも、まずこれが形になって、世の中に出ることに価値がある。
ここからどんどんブラッシュアップしていけばいい。
そう思われたそうです。
勝手ながら、この言葉と考え方が、本に対しての葛藤がある私にぴったりだったんですよね。
「そうだそうだ、ゼロと1では大きく違う。100点満点じゃなくても、まずゼロを1にできた。ここに意味があって、1にできたから、その次、2、3って続けていける、前に進めていける、そうだったんだな。」と思うことができまして、そんな言葉も併せて紹介させていただきました。
今は2冊目の本を書かせていただいていますけれども、手に取ってくださる方のためにも、一冊目よりもさらに進化した発信をお届けしたいなと思っていますので、頑張ります。
振り返ってちゃんと向き合う『省』
次の漢字は、『省』。
反省の省とか、省エネの省、この漢字ですね。
今年は特に後半、自分自身の振り返り、自分自身に向き合うということに力を入れたよ、そんな発信もさせていただきましたけれども、私はこれまで、過去にとらわれていると前に進めないなって思ってたんですよね。
これはその通りだと思います。
過去にとらわれちゃっていると、それが気になって仕方がないとか、それによって心がふさぎこんでしまうとか、そういう状態だとやっぱり前に進めない。
でも一方で、振り返ってちゃんと向き合うと、とらわれるんじゃなくて、ちゃんと向き合うと、前に進みやすくなるな、こんなふうにも感じた一年だったなって思います。
起こったこととか、経験したことに、きちんと自分で気持ちの折り合いをつけていく。
そこから何が言えるのか？得られるのか？ということを、折り合いをつけながら前に進んでいくと、より前に進みやすくなるなと思いましたので、そんな意味で『省』を今年の漢字におきたいなと思いました。
今、４つ言いましたね。
『福』、『声』、『本』、『省』もう一字だけ共有させていただいてもよろしいでしょうか。
チームのありがたさを痛感できた一年
最後は、『団』。
団子の団だったり、団結の団。
「組織を持った人のまとまり」という感じの意味を持つ字ですよね。
『団』だなって今年を振り返って思いました。
「チームがあってこそ仕事が進むんだな」そういったチームのありがたさを本当に心から痛感できた一年であり、今年一年はチームで大変なこともたくさんあったけれども、それを乗り越えることができてきたなって思います。
一緒に走ってくれたチームのメンバーに感謝しかないですし、私もチームの中で仕事をする、仲間の役に立つという観点で、また一歩成長できたんじゃないかなと思います。
ということで、最後の一字は、感謝を込めて『団』。
全部で5字をあげさせていただきました。
ありがとうございます。
「今年の漢字」なんてものを考え出しちゃうと、「やばい、今年が終わる」そんな感覚になりますよね。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子（おだぎともこ）です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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