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#250 夫の出産後の変化と、家族の中での立ち位置

今日は木曜日です。
毎週木曜日は、チームVoicyの26歳リナちゃんの質問に答えるコーナーです。
リナちゃん、毎週本当にありがとう。
ところで、誕生日がきたら「26歳リナちゃん」を言い替えますので、教えてください。

今日はこんな内容です。
【今週末は父の日ということで、たまにはパートナーではなく、父親としての小田木さんの夫の話が聞きたいなと思いました。
よく、男性は出産を経験しないので、父親の自覚が芽生えるのが遅いとも聞きますが、小田木さんから見て、夫が変わったなと思った瞬間はありますか?それともいい意味で変わらないのでしょうか?
話しづらければ、小田木家の父親としての立ち位置があれば教えてください。
うちの実家は少し古く、母親が何度叱ってもきかない場合は、父親のげんこつ(めっちゃ痛い)で制裁されるという流れがありました。】
こんな内容です。

夫の出産後の変化と、家族の中での立ち位置

父親のげんこつ制裁、うちの実家も同じ構図でした。
テーマは、出産後の夫の変化、変わったと思った瞬間はいつだったか?
そして、小田木家の中での父親の立ち位置。
これを自分では絶対に放送のテーマにしない所なので、リナちゃんから問われて、初めて考えることになりました。
このテーマを父の日に絡めて投げ込んでくるあたり、さすがですよね。

考えてみたのですけれども、出産後の夫の変化は、たぶんケースバイケースかなって思います。
なので、我が家の場合ということで話ができればと思います。

お互いに余裕がなかった長女出産後

たぶんリナちゃんの質問のイメージだと、子どもを持った後の男女の自覚度にギャップがあって、それって女性が先で、男性が後、こんな感じですよねという前提があると思うのですけれども、我が家の場合は、私の自覚が先だったかというと、これにはちょっと疑問がつきます。
じゃあ、夫が先かというと、そうでもなくて、夫婦で同時にもがいた印象が振り返ると残っています。
我が家の場合は、里帰り出産なしで夫立会いのもと出産しましたので、「おぎゃー」と産まれた瞬間に、「はい、二人とも今日から親ということでよろしくお願いします」こんな生活がスタートしたんですよね。
夫も分からないし、一方で、私も全然分からなくて、お互いによくわからない中で、目の前で子どもが泣くし、寝ないし、どうしよう、こんな感じになったかなと思います。
我が家は、夫は育休をとっていないので、出産後は日中は私がみるのですけれども、朝、家を出るその瞬間までと、そして夫は残業しない派ということで、基本早く帰ってくるので、帰ってきたその瞬間からずっと子どもがいるわけですよね。
なので、オムツ、風呂、寝かしつけ、抱っこ、たぶんできないのは授乳のみということで夫婦でかなりもがいたかなって思います。
特に初めて子どもを持った長女出産後は、お互いにかなり余裕のなかった時代が続いたかなと思います。
それぞれ「親になるってどういうこと?」とか、「子どもを持つって何?」みたいな中で、変化とか状況に気持ちがついていくのがかなり大変だった時期だなって思います。
私は、「日中、私だけ大変じゃん」とイライラして夫にあたるし、夫も寝かしつけようと思って、赤ちゃんをゆさゆさ揺するのですけれども、全然寝なくて、「もう手が腱鞘炎になっちゃうよ」と疲労困憊。そんな感じでしたね。

なぜか一個だけ記憶に残っているのが、一回だけですね、「母親だろう」みたいな感じの言われ方をしたことがあって、猛烈に反発した記憶があるんですね。
ただ、「母親だろう、××」って、その後に××が続いたはずなのですけれども、××の部分は覚えてなくて、ただその枕詞に「母親だろう」ってつけられたことにすごく反発したみたいな。
そんな記憶だけが残りながら、とにかく長女ちゃんの時は、何もかも手探りで余裕がなかったなって思います。
ちょっと余裕が出たのは、その4年後に次女ちゃんが産まれてからですかね。

葛藤ともがきの時期を経て、穏やかになった

そして、そんな状況を子どもを持つ前と比較して、リナちゃんの質問にあった、「夫が変わったと思った瞬間っていつか?」振り返ってみるのですけれども、この葛藤ともがきの時期を経て、育休が明けて、復帰して、両立生活というものがお互いに板についてきたぐらいの時に、ようやく穏やかになってきたかなって思います。
私も穏やかになったし、夫も出産前と比較すると、だいぶ穏やかになったかなって思います。
たぶん劇的な子どもを持ちましたという大地殻変動期を経て、その変化に適応したのかなと思ってますけれども、我が家の場合はこんな感じでした。

我が家の中では夫が注意喚起する役

そして2つ目の質問の「小田木家の中での父親の立ち位置」ですけれども、これについては、はっきり定位置がありますね。
我が家は、しっかりものグループの夫と次女ちゃん、そしてずぼらグループの私と長女。
こんな感じに結構はっきり分かれています。
たまに次女ちゃんが、ずぼらグループに入ってくる時もあるのですけれども、基本的に夫の定位置は、しっかり者グループですね。
しっかり者グループ、特に夫は、ずぼらグループに注意をする役になっています。
ずぼらグループからすると、全然気にならないのですけれども、例えば、使った食器が残っているのが嫌。
この辺は、昔は夫も違ったはずなのですけれども、さっきの地殻変動期を経て、しっかり者に変貌したみたいな、そんなところが出てきたなと思います。
これは改めて大きな変化ですね。
あとは、「ランドセルを置きっぱなしにするのをやめて、片付けて」みたいな。
こんな感じで、ずぼらグループに注意喚起する役を常に担っていますので、ちょっと子どもたちからは、「パパちょっとうるさい、細かい」そんな感じで言われつつある今日この頃って感じですかね。
やっぱり時代が違うので、げんこつ制裁はできないというか、やらないスタイルで進めております。

夫婦の悩みの種

私自身もずぼらグループなのですけれども、最近の夫婦の悩みは、我が家の中でもぶっちぎりでダントツのずぼらは長女ちゃんなんですよ。
この長女ちゃんのズボラぶりが、今、夫婦の悩みの種でもあります。
思い返してみると、小さかった頃はまさかこの長女ちゃんのずぼらさに悩むとは思わなかったなって思うのですけれども、皆さん、先のことはわかりません。
どのぐらいずぼらかというと、脱いだ靴下は片付けません、テレビの前に転がってる。
金曜日のお弁当箱が、月曜日の朝に出てきます。
学校の宿題は、基本当日の朝にやります。
「大丈夫かな?」と、ぶっちゃけ長女ちゃんの将来を憂えているのですけれども、これに関しては私もついつい言っちゃうのですけれども、夫婦で一つだけ気をつけているのは、二人同時に言わないことだけは気をつけていますね。
例えば、テレビの前に転がっている靴下について、夫が「ちーちゃん、靴下を片付けてよ」って言ったら、それについて私は「そうよ、そうよ」って二人で言わない。
ここだけを気をつけて連携プレーを心掛けています。
今、長女ちゃんに言いたいこと10あるうちの1未満ぐらいしかたぶん言ってないのですけれども、残りの9はフクちゃんの散歩で、二人で愚痴り合って解消して、10を全部伝えるとかなりの分量になるので、1ぐらいに留めて、だいぶ我慢している構造があります。

そんな感じでしょうか。
リナちゃん、質問ありがとうございます。
なんだか今日の放送は、特にオチもまとめもないゆるい金曜日のゆる金放送みたいになってしまいましたけれども、今日の質問を受けて、我が家のケースで考えて振り返ってみて思ったのですけれども、「夫が変わったと思った瞬間」とか、これまでにパートナーとの関係性がどんなふうな変遷を経てきたか?とか、家族の中でのそれぞれの立ち位置や役割分担、これって客観的に考えると、どっぷり当事者として考えるよりもいろいろ整理ができたり、そういうことかって思えるなって思いましたので、皆さんも自分のケース、我が家のケースで考えてみるのはおすすめだなって思いました。

ありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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