見出し画像

#536 「関心」が秘める大きな可能性

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、とにかく頑張るスタイルの両立から卒業したいあなたのためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートいたしました。
今週のタイトルコールは、「とにかく頑張るスタイルの両立から卒業したいあなたのために」なんて読み上げていますけれども、とにかく頑張るスタイルの両立で、頑張ろう、頑張れると思っていたのは、何を隠そう、この私です。
どっちかというと、頑張るしかないと思ってたんですよね。最後はとにかく頑張るしかないみたいな。
今考えると、完全に思考停止しちゃっていたなと思います。
過去があるから今がある」そう思いながら、今週も放送を始めていきたいと思います。

「関心」が持つ、力と可能性

今日の放送のキーワードは、”関心”です。
特になんの変哲もないキーワードだと思うんですよね、”関心”。
日常でよく使うと思うのですけれども、今、私個人的には、この”関心”というキーワードにすごく強い関心を持っていまして(”関心”というキーワードに関心を持つ)、”関心”というキーワードが持つ、力や可能性ってすごく大きいんじゃないかなと思っている話をさせていただきたいなと思います。

どういうことかというと、私たちの日常とか、目の前で起こっているいろんな出来事や状況に対して、”関心”という着眼点を持ってみたらどうだろう?というところが、話の前提なんですけれども、関心があるか、ないかですね。
よく”関心”って、関心を持てるか、持てないか、みたいな感じで使われるじゃないですか。
でも、そうではなくて、関心を持つか、持たないかなんですよ。
関心を持てるということと、関心を持つということ、全然ニュアンスが違いますよね。
受け身なのか、それともこちらから能動的に働きかけるのか?
この違いにちょっと注意を向けて、いろんなことを切り取ってみたらどうか?というのが、今日の放送ですね。

例えば、言われた仕事をやるだけ。目の前に積み上がったタスクをとにかく処理していくだけ。なので、今の仕事に関心を持てないという状況があったとするじゃないですか。
関心を持てないというのは、対象に問題がある。こういう見方をしてるんですね。
要は、面白みのない仕事とか、目的がよく分からないけれども、とにかく大量にふってくるタスク、こんな感じのイメージかなと思います。
関心を持てないというのは、受け身であり、かつ結果として持てないという構図ですよね。

関心を向けると、いろんなことに気付けるようになる

一方で、スタートが関心だったらどうだろうか?
頼まれた仕事に関心をまず持つですね。
持てるじゃなくて、関心を持つ
そうしてみた時に、例えば、「この仕事を依頼した相手は何に困っているのか?」とか、あと、「この仕事を担う自分に何が期待されているのか?」こんなふうに考えるようになるかもしれないですし、要は、関心があるから。
もしくは、仕事には、前工程と後工程があって、前工程の人はどんなことを大事にその仕事を進めているのか?そして、後工程に関心を持って目をやったときに、自分のアウトプットがどう使われるか理解するに至ったり。
そこから、じゃあ自分の仕事はスピード重視なのか、それとも後工程の方の使いやすさ重視なのか、それとも前工程の人が大事にしてきたことをさらにブラッシュアップすることでチームの成果があがるのか?
こんなような工夫に目がいくようになると思うんですよね。
適切に工夫するので、もちろん成果や手応えが持てて、成果や手応えが持てると、自分自身が今度はその仕事そのものに期待するようになって、もっと言うと、その仕事を担う自分に期待が持てるようになって、そこからやりがいが生まれていくみたいなサイクルが、回り出すような気がしませんか?

他には、例えば、「うちのチームは、みんな自分の仕事を淡々とやるだけなんだよね。だからチームになかなか関心が持ってないんだよね。」こんな感じのセリフがあったとするじゃないですか。
これって結果として関心を持てない。結果として関心を持てない原因は、例えば、チームの風土だったり、関係性に問題がある。こんなふうに切り取って見ている構図になるのかなと思います。
これも、もしも関心をスタートに置いたらどうだろうか?
まず、自分が仲間に関心を持つ。
仲間に関心を持った時に、「相手はどんな人なんだろう?」とか、「どんなことを大事にしているんだろう?」、「何が得意なんだろう?」、「今、何に困ってるのかな?」関心を向けた時に、いろんなことに気付けるようになる
こういう感覚ってありますよね。
そこから関わりが生まれるとか、信頼が生まれるとか、もっと言うと、自分が相手に関心を持つので、相手も自分に関心を持つようになる
なんていうサイクルが回っていくイメージが持てますよね。

例えば、自分が今度は受けての立場に立った時に、親身に話を聞いてくれる上司とか、ビジネスパートナーが自社に対してすごく納得度の高い提案をしてくれたとか、もしくは、顧客として利用したお店で、心地の良いサービスが受けられることができた。
こういうのに共通するのって、その相手が自分に関心を持っているか、持っていないかが、すごく大きな違いになるんじゃないかなと思うんですよね。

さらにそこから考えると、生き生き仕事をしている人とか、情熱を持って何かに取り組んでいる人というのは、その仕事そのものだとか、その仕事に関わる顧客やパートナーに対して、たぶん並々ならない関心を持っている人だと思うんですよ。
もしくは、一体感のあるチームというのは、チームの中のメンバーがお互いに関心を持ち合っている。お互いのパーソナリティに関心がある。お互いの事情に関心がある。お互いの仕事の中身や、その進捗に関心を持ち合っているかどうかというのが、一体感のあるチームの違いなんじゃないかなと思っています。

関心を持つか持たないかは、自分の選択

やりがいの話とか、チームの一体感の話とか、関係性の中での納得度の話って、いろんな出来事や状況ですけれども、ここに関心という着眼点を持ってみたときに、いろいろ見えるものがあるんじゃないかなと考えているという、私の最近の関心ごとを皆さんにお聴きいただいきました。

じゃあ、私達にどんな工夫ができるかな?というところに、最後話を進めてみると、関心というのは、持てるか持てないかではなくて、やっぱり持つか持たないかだと思うんですよね。
ということは、やりがいを感じたいとか、チームや仕事に愛着を持ちたいと考えたときに、目の前の仕事、目の前の相手に関心を持つか持たないかで、ずいぶん景色は変わるんじゃないかなと思っています。
”持てる持てない”だと、結果になってしまうのですけれども、”持つ持たない”というのは、完全に自分の選択の話なので、実は自分の選択の持ち方で、まだまだいろんな景色を変えていけるかもしれないというのは、私はすごく可能性のある話だなと思っています。

「関心を持ちたいけれども、なかなか持てない」という方もいると思います。
対象や相手に関心を持つって、すごいエネルギーがいるんですよね。
なので、「持ちたいけれども、なかなか持てない」と、もし悩む方がいたら、もしかしたら今はエネルギーが少し少なくなっちゃっている状態だけかもしれない。
あなたが持てないわけではなくて、ちょっと体を休めてあげたり、もしくは、関心を持てるだけの元気をチャージしてあげたりできると、「よし、関心を持つぞ」というタイミングがくると思いますので、そんな時は焦らず、体や心をいたわってあげたらいいんじゃないかなと思います。

昔のドラマで「そこに愛はあるのかい?」という有名な台詞があったじゃないですか。
今、私の中では、「そこに関心はあるのかい?」というのが、結構重要なフレーズになっています。
最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA