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#645 「時間がない」を言い換えると大事なことが見つかる!

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、『「ボーダーを越える」組織づくりを語ろう、10月開催のHRライブみんな来てね』by NOKIOOより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日も秋のオープン収穫祭イベントの告知版タイトルコールでスタートさせていただきました。
イベントの詳細は、チャンネルのプロフィール欄に紹介リンクを貼っておりますので、「ボーダーを越える」組織づくりを語ろう会が気になる方は、イベントの詳細をチェックしてください。


”時間がない”は便利ワード

今日の放送は、私の最近の出来事から考えたことを放送にさせていただきたいと思います。
どんな出来事かというと、わが家の中2の長女ちゃんはオンライン英会話をずっとやっているんですね。
オンラインでいろんな国にいる講師の方とつながって、1日1コマ30分の英会話をしているのですが、長女が私に、「ママ、私はもうオンライン英会話をやめたい。」と言ってきたんですよね。
「なんで?」と聞いたら、「だって時間がないんだもん。本当に忙しくて学校でいっぱいだし。」と、理由を説明してくれました。
「え?時間がない?本当に時間がない?一日たった30分だよね。テレビやスマホを見る時間があるよね。毎日めっちゃ寝てるよね?週末、めっちゃ暇そうに見えるけど、本当に時間がない?」なんてことを頭の中で駆け巡らせながら、「やめてもいいけれども、”時間がない”からで、まるっとくるんでやめるのはやめようよ。」そんな話をしましたら、「もう、ママ、面倒くさい。」と、その時はどこかに行ってしまいました。

そんなやりとりから改めて考えたのですが、”時間がない”のキーワードってすごいですよね。
いろんなことを代弁できる便利ワードだなと改めて実感しました。
便利ワードは、すごく使いやすい。
私自身もそうなのですが、便利すぎるだけに、いろいろ覆い隠しちゃう言葉でもいいなと思いました。

”時間がない”で片付けちゃうと、ことの本質が見えなくなる

ここからは私の妄想ですが、例えば長女ちゃんが、時間がないから英会話をやめたいと自分でも考えたとするじゃないですか。
でも、やめたい理由がもっと別にあると思うんですよね。
例えば、今、学校で他に気になることがあって、なかなか集中できないからやめたいのかもしれないですし、続けているうちに難易度が上がってきて、続けることに自信がなくなってやめたいと思っているかもしれないですし、続けているけれども、役に立っているのか分からなくて、疑問が湧いてきて、手応えがなくてやめたいのかもしれない。
でも、そこを言葉にしようとしたり、面倒くさいママに説明しようとすると、面倒くさいので”時間がない”で片付けちゃうかもしれない。
もっと言うと、本当の理由に自分でも気付いていない中で、「時間がないって考えておこう。」そういうまとめ方がされているかもしれないなと想像したわけです。
なので、いろいろあるけれども、”時間がない”で片付けちゃうと、ことの本質が見えなくなるんだな、私も長女ちゃんもそんなふうに思いました。

”時間がない”を別に言い換えしてみる

でもこれは、「時間がないと思うのは甘えだ」とか、「寝る時間がある限りはできるだろう」とか、「気合と根性でなんとかしろ」という精神論でもないと思うんですよね。
では、何かというと、この超便利ワードの”時間がない”を思わず使いたくなるし、実際に物理的に時間がない時もあるのですが、「私にとっての”時間がない”を別に言い換えができないかな?」こういう考える目線を持つのは、実は私たちの毎日ですごく役に立つんじゃないかなと感じました。
例えば、これを仕事に転用したらどんなふうになるかというと、仕事で時間がなくてできなかったことって、まあまああるじゃないですか。
できなかった時に、自分に対して「時間がなくてできなかったな」と説明したくなりますし、周りにも「ごめんね、時間がないからできなかったんだよ」と説明したくなる気持ちは、私もめちゃくちゃ持ってますのですごく分かります。
でも実は、”時間がない”を別に言い換えしてみると、例えば、他のことで疲れてしまって、やる元気がなかったというケースもあると思いますし、そもそもやる時間そのものを確保していなかったので、やっぱりできなかったのかもしれない。まとまった時間が必要だけれども、まとまった時間が取れなくてできなかったケースもあるし、どう進めていいかまだ分かっていなくて、手がつけられないケースもあるし、実は自分はそれをやることに納得していなくて、なんとなく先送りにしてしまったのかもしれない。
いろいろあると思うんですよ。
でも、本当は10種類ぐらいある多様な理由が、”時間がない”でまとめられちゃうんですよね。
なので、言い換えようと。

”時間がない”の後ろ側にある要因が見えれば、打ち手が変わる

言い換えて、”時間がない”の後ろ側にある違う要因が見えれば、その先の手の打ち方が変わるんですよね。
他のことで疲れてとてもできなかった場合は、休んで元気をチャージすることが必要になると思いますし、他のことで疲れないように、誰かの助けを借りることが必要かもしれない。
まとまった時間が取れなくてできなかったということは、そんなに時間をかけることがそもそも無理なのかもしれないですし、一方で、まとまった時間を確保できるよう、他のことを調整する必要があったかもしれない。
それが時間さえあれば、やりたいことややらなきゃいけないことであれば、妥当なリカバリーやフォロー策が分かるのも、”時間がない”を言い換えた時なんじゃないかなと思います。
言い換えても結局やりたくなければ、それはやる必要がないことか、もしくは、やるかどうかの意思決定に立ち返って考える必要があるのかもしれない。そのように思ったわけです。

オンライン英会話をどうするか問題は、わが家の中ではまだ保留になっているのですが、長女ちゃんは一時のやめたい衝動だったのか、なんとなく続けているような気がします。
私は私で、「”時間がない”は、便利ワードだけれども、やばいな。」そんなふうに気付けた私は、「ありがとう。放送ネタが見つかったよ。」と感謝を伝えて、放送しているわけでございます。

ということで、今日は、”時間がない”この便利ワードを言い換えると、意外と大事なことが見つかるかもしれないというテーマで放送させていただきました。

”時間がない”を別の切り口でも放送にしています

ちなみに最後に一言、忙しい私たちにとって”時間がない”は、超重要テーマなんですよね。
物理的に忙しくて、本当に時間がないのですが、ただ一方で、大事なことがいっぱいあるし、やりたいことだっていっぱいあるし、そういう中で”時間がない”に支配されたくもない。
そしてなにより、”時間がない”ことを、仕事や生活やキャリアを築いていく上での制約にしたくないと思う気持ちを、別の切り口で放送にした回もありますので、このテーマに関心がある人は、良かったらこちらもお聴きください。
タイトルは、『「時間がない」は大変革のチャンス』です。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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