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#33 コラボ企画|育休コミュニティMIRAIS代表栗林真由美さんにインタビュー~すごいことをしているように見えるけど実際どうなの?~

今週も土曜日になりました。土曜日は今私の中でですね、ゲストを迎えたスペシャル対談企画を配信する日と決めながら進めての二週目になります。
みなさんどんな週末をお過ごしでしょうか。
今日のゲストはですね、私の心の同志と勝手に呼ばせていただいている育休コミュニティ「MIRAIS」の代表栗林真由美さんに来ていただきました。ガンガン進んでいるように見える栗林さんの表に見えない内側を一緒に掘り下げていきたいなと企んでおります。
それではみなさん今日も楽しんでいってください。

(小田木)ということで今日はスペシャルゲストとして「MIRAIS」代表の栗林真由美さんに来ていただいています。真由美さんこんにちは。今日はよろしくお願いします。

(栗林さん)ハーイ、こんにちは。よろしくお願いします。

(小田木)みなさん育休コミュニティ「MIRAIS」の代表の栗林真由美さんにです。真由美さん、簡単に自己紹介して頂いてもいいですか。

(栗林さん)はい。両立サプリをお聞きのみなさんこんにちは。
育休コミュニティ「MIRAIS」の代表をしております栗林真由美と申します。
今日はざっくばらんにですね、赤裸々に、この低い声でいろいろ話させていただければと思います。よろしくお願いします。

(小田木)ありがとうございます。
私と真由美さんのつながりっていうのは、まさにさっき育休っていうキーワードが出ましたけれども、お互いに今育休中の女性向けの場作りだとか機会提供っていうのもサービス・事業にして進めているっていう共通点、ご縁からなんですよね。多分お聞きのみなさん「ん?」と思ったかもしれないですけれども、普通に考えたらお互いに同じターゲット層に向けてそれぞれ授業やってるんで、一般的には競合みたいな感じで言われるかもしれないですけれども、私栗林さんにお会いして思ったのが、理念の部分が同じ、考えていることだとかどういう世界観を実現したいかというのが同じなんで、これはむしろ手を取り合って、一緒に女性の働くとか仕事を抱えながら生きていくっていう部分に対していろんなメッセージ発信できるし、お互い切磋琢磨できそうだなって思って、そんなシンパシーを感じさせていただいたんですけれども、真由美さんはいかがでしたでしょうか。

(栗林さん)そうですね。私も「MIRAIS」単体でなんとなく過ごすような育休をなくそうと声高に言ってもやっぱり限界があって、なんか変にライバル視してもお互いいいことないじゃないですか。
なんか小田木さんって育休スクラやってるらしいよ、みたいな感じで言っても何も生まれるものないので、むしろ競合だからこそ一緒に手を取り合ってこの育休っていう界隈を少しでも良くして行きたいなと思っていたところ、この間もご一緒させていただく機会があって。

(小田木)本当にご縁ができたなあってなりましたね。ありがとうございます。お互いオープンな心持ちでよかったなっていうところからのご縁で今日はvoicyにも来ていただきました。
真由美さんと何話す?と話もしたんですけど、何話すかというところでいくと私はもう是非ともテーマにしたいなって思ってることがありまして、私からの投げ込みテーマでもよろしいでしょうか。

(栗林)全然大丈夫です。なんでもどんとこい的な感じで。

行動のきっかけは小さなモヤモヤ

(小田木)じゃあですね、早速テーマを共有させていただければと思うんですけども、結構今育休者界隈では真由美さんっていうのは、すげえ人だっていう認識って広がっていると思うんですよね。会社員でありながらゼロから事業を立ち上げて、育休者向けのコミュニティ作って、直近の第5期に関しては160人からのメンバーが集まって事業を推進していて、且つ会社員との二足の草鞋を履いているっていう。エピソード聞いちゃうとすげえ人だ、自分たちとは違うんだ、みたいな空気って生まれがちだと思うんですけども、私はあえて私も栗林さんも一人の普通の人ですよという立ち位置に立って、どうしたらそんなに行動できるの?行動力あるの?どうしたらそんなに実践していけるの?っていうところを栗林さんなりの考え方で聞いてみたいなって思ってます。私、栗林さんと真由美さんって呼び方がごちゃ混ぜになってますけど聞き流してください。

(栗林さん)はい、どうしたら行動できるかということですよね。

(小田木)なんでそんなに行動していけるのっていうテーマですかね。

(栗林さん)うんうんうん。一番は自分の中で育休という現状をなんとかしたいって思いが根底にあるから走り続けられるっていうのは今も変わらないのかな。っていうのはそれはもう身をもって体感したことだし、周りをみてもやっぱり変えなきゃいけないなっていうのも感じたし、やっぱ会社にいてもそれを感じるしっていうので、自分の中で圧倒的課題感があるからっていうのがありますね、根底に。

(小田木)なんとかしんといかんみたいなところをエネルギーにして、それをうまく燃焼させながら行動していくみたいなイメージですかね。

(栗林さん)そうそう。でも最初からそれがものすごい強かったわけでないんですよ。最初ちょっとした違和感だったんですね。二人目の育休に入った時に、あれ?なんか一人目の育休入った時とあんまり状況が変わってないような気がする。気がするレベル、でも気のせいかなーみたいな感じで、いろんことをやったりとかいろんな出会いがあったりとかして、あれ?違和感が確信に変わるみたいな。
やっぱりおかしい、なんか変だ、おかしいというところから課題になったわけで、でもそれってありますよね、みなさんの中にも。なんか違う違和感を絶対感じるはずです。1日生活している中でとか1週間生活の中で、あれ?なんで私この上司の言い方に違和感があるだろうとか、あれ?家族子供との接し方になんでこの違和感だろうとか、あると思うんですよね。

(小田木)今よくもやもやって言われますよね。まさにそのモヤモヤ感みたいなところがまゆみさんのいう違和感なのかなって感じですかね。

(栗林さん)そうですね。大抵の人ってモヤモヤをモヤモヤのままにするじゃないですか。

(小田木)モヤついてるっていうことに自覚は出来ても、それの解消に動けるかどうかが、さっきのテーマでいうところの行動っていうところなんですかね。

(栗林さん)そうですね。私もそういうモヤモヤしてた覚えを持ってたんですよね、ずっと。モヤモヤおかしいなって思いながらちょっと人に聞いてみたりとか、ちょっとモヤモヤに関してどう思う?みたいなことを聞いたりとか、ちょっとずつちょっとずつ周りの人とかに聞いてみて、だんだん核心になってきたっていうところで。モヤモヤプラス0.00001歩みたいなところ。例えばネットで調べるとか、例えば仲いい友達ラインでこういう風にモヤモヤしてるけどどう思う?みたいなのを聞いてみるとか。

(小田木)誰かにぶつけるとか、ちょっとサーチしてみるとか、情報収集してみる、そういう目で周りを見てみるぐらいのですかね。

(栗林さん)そうそう。モヤモヤすることを悪いこととは思わないですよね、私は。

(小田木)モヤモヤ抱えちゃったどうしようっていうのは決して悪ではないっていうことですか。

(栗林さん)うんうん。むしろ前兆というか、何か変化が起きる前兆なだけで、ああモヤモヤずっとしてるダメだ自分、みたいな風になる人が多いんですけど、いやいやモヤモヤすることは全く悪いことではなくて。

(小田木)うんうん。確かに傾向としてモヤモヤ抱えてしまったというと、まずいもの持っちゃったっていう、どっちかというと解消っていうよりもストレスと同じ定義かもしれないですけども、話さないといけないみたいな、忘れるかもしくは気分転換をするか、そういったほうが結構一般的なモヤモヤへの対処の仕方みたいな、そんな感じで語られるような気がしますよね。なるほど。
今日はどうしたら行動に繋げられますかということで、今モヤモヤへの向き合い方について話してもらいましたが、次のチャプターではモヤモヤをどう行動につなげていくかについて話していただきます。

すごいことをしているように見えても小さなことを積み重ねただけ

(小田木)後半チャプターに入りました。
では真由美さん、モヤモヤからの行動まで引き続きお願いします。

(栗林さん)はい。さっきのチャプターでモヤモヤって悪いことじゃないよねってお伝えしたと思うんですけど、まずモヤモヤしてる自分は悪くないっていうことですよね、そこを認める。

(小田木)これを抱えている状態は悪でもないし、それを抱える自分も悪くないっていうそういう考え方。

(栗林さん)むしろ「モヤモヤ=変化の前兆」なんですよね。っていう認識をまず変える。変化って動かないと起こらないじゃないですか。

(小田木)確かにそうですよね、変化ですもんね。

(栗林さん)待ってても何にも動かないと、変化の前兆なのに自分が動かなかったら変化しないんですよ。

(小田木)前兆見送りみたいなイメージですか。

(栗林さん)そうそう。ということは変化の前兆が来ているのであれば、行動を起こさないと変化にならないので行動を起こそうっていう話なんですけど。多分これを聴いているリスナーのみなさんってめちゃくちゃ頭いい人多いと思うんですよ。高学歴というか普通に真面目に働いてて、そういう人ってじゃあ行動を起こそうっていうと、すっごい大掛かりなものをイメージするんですよね。じゃあ計画表を書いてとか、手帳買ってやらなきゃいけないみたいな。

(小田木)一大決心をしてでかい転換点を迎えることを行動みたいな、そんな捉え方ですかね。

(栗林さん)うんうん。ってなるんですけど、ぶっちゃけそんな行動いらないんですよね。

(小田木)事前に備えるとか、考えるとか?

(栗林さん)そうそう。ものすごい皆さんが行動しなければいけないっていう行動の定義がめちゃくちゃ真面目だと思うんですけど。
まず一個、本当に小っちゃいこといいですよね。行動っていうのを真面目に考えすぎなくてよくて、だってこのvoicy聴いているってのもある意味行動の一つだと思うんですよね。っていうことなんですよ、だからもう出来てる、実は。実は出来てるの。

(小田木)モヤモヤへの向き合い方の定義を変え、さらに行動というものの定義を変えることが行動につながる一歩だよ、そんな感じですかね。
確かに行動してますよね。既にやっていらっしゃいますけど。

(栗林さん)それを一つ一つ積み重ねていくっていうことが行動なんですよね。行動しなきゃいけない行動しなさいと言われて、行動しなきゃって今までやったことをみんなゼロにしちゃうんですよね。

(小田木)今が何も出来ていないし何もしてないっていう前提に置いたところからの行動を考えちゃうっていうイメージ?

(栗林さん)そうそう、わたしはそれはすごいもったいないと思っていて、いやいやいや聴いているじゃんラジオ、みたいな。
それも立派な行動です。それだってなんだかこうモヤモヤしたものがあって、解決したいと思っているからこの両立サプリを聞いて参考にしたいなって思ってるってめっちゃ素晴らしい行動ですよね。

(小田木)なるほど、ありがとうございました。
ということはですよ、今真由美さんが事業を立ち上げている、その事業が支持されている。冒頭でおっしゃっていただいたように行動する中で作ってきたものだと思いますけれども、ビジョンが明確になってそこに向けて一直線に走っているように見える真由美さんも、今言っていただいたようなモヤモヤをおや?みたいな感じで捉えて、聞いてみるとか調べてみるとか誰かにぶつけてみるとかそういうアクションを小さく積み重ねた結果が今だって思っちゃっていいですか。

(栗林さん)うんうん、まさにそうです。私のメディアの記事とか取材いただいた内容とかを見ると、ものすごく一直線にまっすぐ進んでいるかのように見えるんですよ。

(小田木)すごい人ってそう見えちゃうんですよね。そういう風にすごい部分だけ抜き取るとそういうエピソードになるわみたいな。

(栗林さん)そうそう。あのね拡大眼鏡で拡大ルーペで見てみてください。ものすごいこうなってるんで、ジグザグです。

(小田木)今見えるのっていろんなものを積み重ねた結果としてのその人が見えるって話だと思いますけれども、結果だけ見ちゃうとすごく自分と差分があるように見えて、とても自分では手を伸ばしても届かないような存在に見えるかもしれないけれども、そもそもゼロ位置のスタート時点があったわけで、どっちかというとどこからスタートしてどんなことを積み重ねてそこに至ったのかっていう、差分っていうかプロセスのほうがすごい人を見た時にむしろ見るべき点なのかな、そんな気もしますよね。

(小田木)なるほど。ありがとうございます。私が真由美さんにめっちゃ聴きたかったその行動力を紐解きたいということがまさに聞けたし、ざっくばらんにお話いただけたなって思いました。
そんな真由美さんの是非今後次に行動してみようと思っていることを最後にお聞きしてもいいですか。

(栗林さん)はい。そうですね、私が今育休コミュニティ「MIRAIS」っていうのを本業とは別にやっているのも、やっぱり私の根底にあきらめない女性を増やしたいっていうのがあって、育休=ネガティブとか育休=空白って言われるとそうじゃないよっていうのを示していきたいし、プラットフォームから有意義な育休を過ごす人を一人でも増やしたいという思いがあるんですけど、「MIRAIS」とはまた形を変えて諦めない女性を増やしていくようなことをこれからもできればいいなと思って。

(小田木)なるほど。あきらめない女性を増やすっていうテーマ・ビジョンに向けて進もうと思ったら、育休っていう道もあるし、そうじゃない道でも出来ることがたくさんあるだろうからそこをまたトライして形にしていきたい、試行錯誤して行きたいみたいな、そんなメッセージ?

(栗林さん)そうなんです。

(小田木)ありがとうございます。本当いつもたくさんの刺激を私もいただけてますんで、私も今トライアルしながらやっぱりうまくいかないことってめちゃくちゃあるんですよね、思ってたのと違うっていうのだとか、いやマジかそうきたかみたいな。結果として見るのは上手くいったことだけが残っているんで当然そう見えるんだけれども、その試行錯誤を共有したりだとかやっちまいましてねみたいな話をシェアできる仲間として、本当私は真由美さんとまたいろんな話をしていきたいなって。

(栗林さん)そうですね。本当にやっちまったネタほうが盛り上がるんですよね。

(小田木)そうそうそう。じゃ今度来ていただくときは「やっちまったベスト3」みたいなそんな話をして頂こうかなって。

(栗林さん)そう、小田木さんとかこういう仲間がいるからね、やっちゃったな今日もって思うことがあるけどね日々、これ次会うときのネタにしようみたいな感じで頑張れますよね。

(小田木)そうそうそう、本当に私のやっちまったネタ帳にまたストックがされて、これ活かしたり次はそこの爆弾を踏むなよっていうそういう自験が残っていけば、むしろお金出してでも買いたい失敗かもしれないなみたいな。いやお金は払いたくないかなみたいな。そんな気がしますよね。

(栗林さん)そうなんですよね。だからやっちまうことは日々いっぱいありますけど、それをネタにしてやっちまったものを参考にいいものを作るっていうところ、妥協なき諦めない姿ってのはやっぱ似てますよね。

(小田木)やっちまったのはむしろ行動した履歴ですもんね。

(栗林さん)そうなんですよ、うん。だからね失敗じゃないんですよね、本当は。やっちまったって一瞬ですよね。

(小田木)最後に終了のメッセージを頂いて終わりにしたいと思います。
もう本当にいつまででも喋れます真由美さんと。次から次へと、どんどん話が進んでっちゃう。あんまり長くなっちゃうとまだですかって言われちゃうんで、名残惜しいですけれども終わりにしていきたいと思います。
今日は本当にスペシャル企画ということで両立サプリのチャンネルにお越しいただいてありがとうございました。
これからは真由美さんと切磋琢磨してやっちまったネタをシェアしながら、向こうもがんばっているし私もがんばるかって思える仲間だなって思いました。
次回もまた来てくれるかな?

(栗林さん)いいとも!ここはこれですよ。

(小田木)ちょっと古さにじみ出ちゃってごめんなさい。
ということで土曜日の特別対談企画をお聴きいただいたみなさんもありがとうございました。そして真由美さん今日はありがとうございます。楽しく喋りました。次回もまた楽しみにしてますのでぜひ遊びに来てください。今日は育休コミュニティ「MIRAIS」の代表栗林真由美さんにお越しいただきました。ありがとうございます。

(栗林さん)ありがとうございました。

(小田木)みなさんも良い週末をお過ごしください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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