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#665 最強のライフイベントへの備えは“全力で仕事しておくこと“だと思う

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。

今日は、チャンネルを一緒に運営しているVoicyマネージャーのあいちゃんの質問コーナーを放送にしたいと思います。
今日のテーマは、『将来のライフイベントに備えて、本当に必要な備えは何か?』これをあいちゃんの質問に基づいて考えていきたいと思います。
このテーマについて、本当はみんなが思っているけれども、実は大事なことって語られていないんじゃないかなと思っていまして、小田木所感ですが、そんな話をしたいと思います。


この放送は、今年で30周年を迎えるLenovo『ThinkPad』の提供でお送りします。

24歳あいちゃんが考える「ライフイベント」への不安

では早速、あいちゃんがどんな質問を考えてくれたのか、共有したいと思います。
タイトルは、『ライフイベントに備えて、今からできるキャリアデザインのポイント』です。
【これまであまりテーマとして個人的に取り上げてこなかったキャリアについて、今日は小田木さんにアドバイスいただきたいと思います。
私事ながら、この10月は誕生日を迎える月で、24歳となります。
昔は、24歳ってなかなか大人だと思っていましたが、あっという間にその年になりました。
友人の中には、結婚し出産をした方もちらほらいる中で、こういうライフイベントを自分も少しずつ意識するようになりました。
まだまだ働き始めたばかりですが、今の状況がずっと続くわけではないし、いずれは自分も結婚や出産、子育てというライフイベントを迎える可能性があると考えたときに、なんだかソワソワしてしまうのです。
今の自分は働くことが好きだし、できれば働き続けたいと思っていますが、大きく環境や状況が変わると、きっと今のままではだめなのかもしれないと思ってしまいます。
こうしたライフイベントに備えて、今からできるキャリアデザインのポイントや考え方など、アドバイスがあればぜひ教えてください。】

という内容です。あいちゃん、ありがとうございます。
まずは、10月にお誕生日があって、24歳になるんですね。おめでとうございます。これはチームでもお祝いしないと。

いざその年齢になってみると、昔、自分がイメージした年齢の印象と、ずいぶん違うなという感覚って本当にありますよね。
10代から考える20代もそうですし、例えば、私もあいちゃんぐらいの年齢のときに、40歳の自分を想像して、「どんだけおばさんよ?」と思ったのですが、いざ自分が40歳になってみると、「いや、まだまだ若いな」とか思っちゃったりします。
それは余談ですが、今日のあいちゃんの質問のポイントは、将来、迎えるであろうライフイベントに備えて、今からできるキャリアデザインのポイントを考えたい。自分は働き続けたいと思っているけど、大きく環境が変わると、今のままではだめなのではないか、そんな心配もしてしまう。
こういった質問になっております。

ちなみに皆さんが、20代のメンバーや後輩に、「将来のライフイベントに備えて、今からできるキャリアデザインのポイントって何ですか?」と聞かれたら、皆さんは何と答えますか。
例えば、「ちゃんと情報収集をしておいたほうがいいよ」とか、「いろんなロールモデルを見つけようよ」とか、「計画的なキャリアプランニングをしようよ」とか、いろんな一般的な情報や話があると思うのですが、私は実は、「でもそれって、本当に大事なことを言ってなくない?」と思うんですよね。

ライフイベントへの備えは“全力で仕事しておくこと“

そういうのもたしかに大事だけれども、でも本当はもっと大事なことがあるんじゃないかなと思っていまして、以下は小田木所感ですが、全力で仕事しておくというのが、私は最大のライフイベントへの備えになるんじゃないかなと思います。
ライフイベントに備えるには、全力で仕事するしかない
それが一番確実だし、手堅い備えになるんじゃないかなと思っています。
とにかく、いろんな経験をしておく。いろんな調整もしておく。
力はつけるだけつけておく。
チャンスがあれば、リーダーとかをやっておくのも、私はすごい良い備えだと思ってます。

3つの無形資産をためられるだけためておこう

それって何の話かというと、資産形成の話なんですよね。
お金をためておくのももちろん大事なのですが、そうじゃなくて、無形の資産形成の話だなと思います。
具体的には、どんな無形資産の蓄積活動なのかというと、大きく3つありまして、一つは経験・スキル。二つ目は信頼。三つ目は仕事が楽しいという体験。
この3つの無形資産をためられるだけためておこうよという発想ですね。

経験・スキル

経験とスキルは分かるじゃないですか。これは想像通りですね。

信頼

二つ目の信頼というのは、「あなたと仕事がしたい」と言ってもらえるような関係を周囲と築けているか?そして、そういった貢献を蓄積して、結果としての信頼形成ができているか?
これは本当に欠かせないと思うんですよね。
例えば、ライフイベントを迎えた時に、「あなたと仕事がしたいから、あなたがどんな状況にあっても、どんな選択をしても、それを応援したいし、戻ってくるのを待っている」こう言ってもらえるような関係、その関係を築くだけの信頼の蓄積があるかどうかは、その先に取れる選択肢にかかってくると思うんですよね。
なにより自分が、そうやって望まれる場所に戻りたいと思うじゃないですか。
これが信頼です。

仕事が楽しいという体験

最後、三つ目の仕事が楽しいという体験をしておくというのは、平たく言うと、仕事をしたいという動機を形成しておく感じですね。
ライフイベントまで「仕事って楽しいな」と思えないと、ライフイベント後に仕事をするモードが、「いやだけどやらなきゃいけない」がスタートになっちゃうんですよね。
これはすごくしんどいです。
もちろん、楽しいことしかないということはないと思いますが、大変なことも困難もいろいろある中で、それでも、「楽しい」「やりがいがある」「働くって、私にとって欠かせない」そういう体験があると、それをエネルギーに人って頑張れる。
そういったエネルギーは、資産そのものだと思うので、三つ目の大事な資産は、仕事が楽しいという体験にあるんじゃないかなと、私は思います。

先立つものがないと頑張れない

この三つをとにかくためられるだけためておこう、これが最大のライフイベントへの備えになるよという発想ですね。
無形資産もお金と一緒で、先立つものがないと、頑張りたくても頑張れないんですね。
例えば、あいちゃんが書いている通り、「環境変化に合わせて、変わっていく必要がある」ですが、その通りだと思うのですが、環境変化に合わせて変えるというのは、やっぱりパワーがいるんですよ。
自力がないよりもあったほうが格段に変わりやすいわけなので、そういう意味でも、無形資産を形成しておくことが、私は最大の備えになると思います。

20代は無形資産の最高のためどき

人生には、無形資産のためどきと、一方で、ためたものを使ってやりくりするとき、この二つのサイクルが交互にやってくるんじゃないかなと思います。
ためる→使う→ためる→使う、こんな感じですね。
そこで考えると、長い働く人生において、20代は最高のためどき、ここを逃してはならないと思いますので、ライフイベントに対してできるだけ備えておきたいと思う方は、その期間が一年であっても、一ヵ月であっても、10年あっても、とにかく全力で仕事しておこうと、私は提案したいなと思います。

ついはまってしまう落とし穴に注意

ライフイベントに備える活動の中で、ついはまってしまう落とし穴がありますので、これもお伝えして、ぜひ備えていただきたいなと思うのですが、どんな落とし穴かというと、フライングで心配してしまって、フライングでモチベーションを下げて、結果、フライングで選択肢を狭めてしまうというサイクルに、考えれば考えるほど陥りやすいので、これは本当に注意をしていただきたいなと思います。
質問の文章から、あいちゃんもちょっとフライングで心配しちゃっていますよね。
想像ができないからこそ不安な気持ちは分かるのですが、「おっと、今、フライングで心配しちゃっているな」と気付ければ、チューニングができるので、気づけることがすごく大事です。
フライングで心配して、フライングでモチベーションを下げて、フライングで選択肢を狭めちゃうとどうなるかというと、備えているはずが、袋小路に迷い込んで、結果備えになっていなかったということが多々ありますので、気をつけようねという話でした。

24歳になるあいちゃんからの質問でしたが、これを聞いて、「やばいな、ちょっと備えが足りなかったな」とか、「どうしよう、選択肢が少なくて詰んじゃっているな」と感じる人もいるかもしれないですが、本当に大丈夫です。
仮に、そういう備えが自分にできなかったとしても、人生はそんなに簡単に詰まない。
今の状況をきちんと整理して、いつだって取り得る最良の手を選択できると思いますので、大丈夫。大丈夫。そう考えていきましょう。

ということで今日は、あいちゃんからの質問『ライフイベントに備えて、今からできるキャリアデザインのポイント』について考えました。
最大の備えは、全力で仕事をすること。
ということで、あいちゃん、今日も一緒に思いっきりやりましょう。

先週の一番放送

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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