#139 スイミングの練習に学ぶ仕事上達の秘訣
今日は「スイミングの練習に学ぶ仕事上達の秘訣」というテーマにしてみたんですけれども、ちょっと面白い発見があったんで共有したいなと思います。
我が家は次女がスイミングに行ってまして、先週土曜日のスイミングは私が引率で行きました。
次女のスイミングはほぼ九割九分夫が行ってるので、私が行くっていうのはめちゃくちゃ珍しいんですけれども、今週土曜日の午前中の夫婦でのお掃除タイムに私が美容院の予約を入れちゃったんで、その罪滅ぼしも兼ねて行ってきたっていう経緯です。
プールの2階の観覧席から本を読みながら見るんですけれど、次女に5分に一回手を振るっていうミッションがありますので、そのミッションを果たしながら見学をしていました。
小学生低学年のクラスなので、クロールと平泳ぎとちょっと進むとバタフライの練習。
速さっていうよりも、基礎を体で習得する、そんなクラスです。
このスイミングの練習が私的にめっちゃ興味深くて、そういうことだったのかって思うものがあったので共有したいというのが今日の内容になります。
たぶん、お子さんがスイミングに行ってますという方は知っているかもしれないですし、ご自身がやっていたという方もいるんじゃないかなと思うんですけれども、このスイミングの練習方法って、一個一個の動作に分解して積み重ねていくっていうやり方をするんですよね。
例えばクロールだと、まず上半身を一切動かさずにバタ足だけ練習するとか。次に、息継ぎ側の腕の動きだけをひたすら25メートル何本も往復するとか。今度は、足は一切動かさずに左右の手だけで前に進む練習をまた繰り返しするとか。こんな感じなんですよね。
要は、一気に教えない。
足はこうで手はこうで、はい、やってみて、こういう教え方はしないんですよね。
クロールって全身を動かすじゃないですか。なので、何らかの形で進んではいくと思うんですよ。
そうするとなんとなくできてる風に見えちゃうんですけれども、ああいう練習を見てみると、もしかしたら腕だけで進んでいるかもしれないとか、人によってはバタ足だけでなんとか前に進んでいる、できている格好になっている。こういうことが起こり得るなって思いました。
一方で、一個一個の動作をちゃんとスピードを出すためにきれいな形に仕上げて、全体でさらにきれいに速く進んでいく。
こういう練習をしてるんだなというのを改めて実感しました。
いかにいつも見てないかって感じですよね。
スイミングの練習に学ぶ仕事上達の秘訣
そんなことぼんやり見ながら、あ、これって仕事でも同じだなって改めて思いました。
例えば、仕事ができる人っているじゃないですか。
Aさんって本当に仕事できるわ、早いしクオリティ高いし、企画力があってあってすごいなみたいな。
全体のAさん見てると、すごいな、でも一方で無理だなみたいな、そんな感じで思っちゃうことありませんかね。
仕事ができるようになりたいなと思っても、ちょっとAさんは無理かなって思ってしまいがちなんですけれども、全部一気にやるっていう形ではなくて、一つ一つ分解して磨いていくっていうやり方がスイミングと同じように成り立つなと思いました。
例えば、仕事ができるAさんはなぜ仕事ができるのか?っていうところを分解すると、例えば、スケジュール管理の精度が高くて、できる事できない事のジャッジが明確なのかもしれない。もしくは、限られた時間の中で一つ一つのタスクを集中して前に進められるような時間管理をしているかもしれない。もしくは、情報収集力が高くて、社内も社外も含めてチームの外のことをいろいろ知って情報を持っている。もしくは、合意形成がしっかりできて、なぜそんなに合意形成がうまいのかというと、論理的思考力がかなり鍛えられているからかもしれないし。もしくは、関係性を大切にしていて、チームの中で一人一人ときちんと信頼で結びついているからかもしれない。
こんなふうな分解ができていくなと思いました。
全体像ではなく構成やプロセスの要素に分解する
ここから何が言えるのかというところなんですけれども、改めて仕事上達の秘訣っていうのは分解することかな。
一つ一つの要素に別けて、その上で一個一個を磨いていくと、これが総称して仕事ができるようになるっていうことなのかなと思いました。
なので、まずスタートとしては、その仕事だとかそのチームでの仕事ができるって何がどのレベルでできることなのか?
これを必要な要素に分解するって大事ですよね。
もしも自分で分解できなかったら、聞いちゃうっていうのもありだと思います。どうやってのどうなってんの?みたいなところですよね。
すごいな、できるなっていう人を目の前にした時って、今現在のその人しか当然ながら目に入らないんで、ちょっと自分とは違うのかな?みたいな感覚を持っちゃうじゃないですか。
でも、今の全体像だけ見るのではなくて、今の全体像を構成する要素を分解して見てみる。この発想。
もう一つは、今に至るプロセスを聞く。これも大事ですよね。
今仕事ができる人も、ずっと仕事ができたわけではないと思うんですよ。
そこに至るまでに変化の過程というものがあったはずなので、どのぐらいの時間をかけてどんな変化をかけながら今に至るのか?
こっちの方に着目することで、何かヒントが得られないかということを考えるのってすごく効果的なんじゃないかなと思います。
そんなことを教えてくれたスイミングだったなと思いました。
ちなみに次女のクラスが始まる直前は、中学生以上の強化コースのお兄さん、お姉さんがすごいピカピカの体でバシャバシャ泳いでるんですけれども、それを見て、うわ、すごいって思ってたんですが、その手前には一個一個の動作を体に覚え込ませるみたいなところの次女のクラス的なプロセスがあったんだなって思うと、なんだかすごく親近感を持って見れた。こんな感覚もあります。
育休スクラからお知らせ
お聴きいただきありがとうございます。
今日は最後にお知らせを一つさせてください。
私たちが運営するオンラインスクール育休スクラのオンライン説明会が今週金曜日に開催されます。
2月12日の13時から15時。
今日の話につなげると、育休スクラでは仕事のある人生を楽しむスキル、これを分解して育休中にどのように磨いて習得していくか。
これを価値として提供する事業かなと思いますので、どんなことやってるの?とか、どんな人がいるの?と、興味がある方は、先輩インタビューもありますのでぜひご参加ください。
「育休スクラ」検索で公式サイトをご覧いただければと思います。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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