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#7 限られた時間でアウトプットの質を上げる仕事のやり方

今日は、こんなお仕事の悩みをもとに話を進めてみたいと思います。皆さんもせひ、一緒に考えていただければと思います。

考える仕事に時間がかかってしまいます。自分なりに考えないといけないと思い、簡単に聞くのも答えを求めているようではばかれてしまいます。ついつい一人で抱えて時間をかけてしまっています。

こんな悩みなんですけれども。いかがでしょうか?同じような課題ありますか?

仕事をして年次が増えてくると、オペレーティブな仕事よりも、考えながら答えを探っていくとかアウトプットを出していくっていう仕事が増えてくると思います。特に両立期の私たちは、働く時間が限られるっていう中で、どうすれば時間が減ってもアウトプットを増やせるかっていうテーマを考えていかなければいけないんです。時間は限られるけれども、一方で増えていく考える仕事に時間がかかってしまう。これについてどう考えたらいいかなっていうのを今日のテーマにしていきます。

「自分で考えなければいけない」という呪縛を手放そう

この悩みは、私も経験があるんですけれども、改めて客観的に聴きながら思ったのは、「考える力が重要、簡単に答えを求めずに自分で考えるべし」みたいな考え方が今ってあるじゃないですか。なので自分で考えなければならないという呪縛にとらわれがちなのかなと思います。例えば簡単に聞いてはいけない、答えを求めてはいけない、もしくわまずは自分なりに考えてから質問しよう、みたいな感じですよね。

今日はこのテーマを考えるにあたって、「自分で考えなければならない」という呪縛をいったん手放して、「どの時間を削っていくのか」というポイントと、「自分で考える時間をどのタイミングで使うのか」というポイントだと思います。

どの時間を削っていくのか

削る時間は「ひとりで考えると時間がかかるか、アウトプットの質が落ちる課題をひとりで考える時間を削る」ということです。私も昨日あったんですけども、今までとはパターンの違う切り口のお題をお客様から頂いて、これに向けて次週までに課題を整理して、提案をまとめる必要があったんです。でも、今までと違う変化球で、自分ひとりだと時間がかかっちゃいそうだし、アウトプットの質に自信がないなっと思いました。

なので「壁打ち」をしました。今回は壁打ちの相手に対して、10分で状況を説明して、その状況に対して何から考えたらいいか、方向性はどの辺に置いたらいいかっていうのを20分くらいで相手からのフィードバックを受けながら、ディスカッションするっていう時間を作りました。相手を据えて、自分の状況を話したり、考えていることを伝えたり、迷っていることを共有しながらフィードバックをもらうというのが「壁打ち」なんです。

相手に時間を頂くので、30分のアポを取って、社内で適切な人を捕まえて壁打ちをするんです。この30分ですね、めちゃくちゃ大収穫で、「なるほど!そう考えればいいのか」っていう考え出す前の道筋だとか、どういったところをポイントに組み立てればいいのかという着眼点がつかめるんです。ここまでアウトラインを掴めたら、あとは資料まとめるとか提案内容の骨子を整えるっていうのは1時間でいけちゃうなと感じれました。

この事例で考えると、私はひとりで考えると、「時間がかかるし、アウトプットの質が落ちる課題をひとりで考える時間」を削りましたで。適切な相手に壁打ちさせてもらう時間を30分持ったことで実現しました。

自分で考える時間をどのタイミングで使うのか

次のポイントになってくる「自分で考える時間をどのタイミングで使うのか」っていうところです。今回は、壁打ちであらかた骨子や着眼点が洗い出せた状態で、まとめる時間に使うっていうことをしたんですね。こういうことが息を吸って吐くように無意識にできるようになると、自分ひとりで抱えて、アウトプットを引き下げちゃうっていう考える時間を大幅に削ることができます。すごく限られた時間を使うべきところに使えるようになるっていうそんなあのケースかなと思います。

早い段階でフィードバックを受けるっていうのが、考える仕事に時間をかけすぎないポイントになると思うんです。この早い段階でフィードバックを受けることのメリットは「無駄なシンキングタイムを減らせること」です。ひとりで頑張って考えても、的外れだよねとか、課題に答えを出せないよねっていうひとりで考える時間を減らすことができます。そして、何とかアウトプットが出せたとしても、これではイマイチだという「手戻りも防げる」かなと思います。

相手も巻き込みながら、アウトプットの質を上げていくと言い換えると、投じる時間を最小限にして、質の高いアウトプットを生み出す仕事のやり方になるんじゃないかなと思います。

「自分で考えなければいけない」という呪縛を手放そうという話をしました。これって別に、正解聞きに行ってるわけじゃないじゃないです。相手だって、正解を持っていないし、自分で考えるんだけれども、その考えるべきことを考えることに時間を使えるように、相手を巻き込んで考えるべき事を思い出す、そういうことに時間を投じて、その後、自分自身のシンキングタイムを的を得たことを考えることに時間を使うというそんなイメージです。

「考える仕事」の元になる、その課題を受け取った時点で、自分ひとりで解ける課題なのか、それとも自分ひとりでは解けないか、低いアウトプットしか出せない課題なのか、課題を受取った時点でパックリと分けられるんじゃないかなと思います。私たちはそれを判断する能力はあるなので、と課題を受け取ったら、素早く自分だけでいけるのか、自分だけじゃ無理か、アウトプットの低いものしか出せないのか、というのを判断して、無駄なシンキングタイムを使う前に適切な壁打ちとフィードバックを求めるということができるといいんじゃないかなと思います。

例えば、こういうことを思っているんですけど、方向性間違ってないですか?と10分で話しかけるとか、この点が迷うとこなんですけれどもと相談を5分で持ちかけるとか、何から考えていいか整理がつかないので一緒に整理をお願いしますっと30分時間をもらうとか。こんな感じのイメージです。

今日は、「考える仕事に時間がかかりすぎてしまう」というお悩みを一緒に考えてみました。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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