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#690 会社と握手をするという発想で、仕事の景色が変わる

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職後も仕事を頑張りたい、育児中のあなたを取り残さないオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は金曜日ですね。皆さん、一週間お疲れさまです。
今日も、このVoicy放送は早朝に録っているのですが、最近の私の朝の悩みは、まず一つ目は起きると寒い。
寒いと起きるのがおっくうになる。
季節的な起きにくさが悩みの一つなのと、もう一つは、先週「植物沼にはまってしまいました」という放送をさせていただいたのですが、ワークスペースにも植物たちがたくさんいるようになったのですが、今までだったらすっとテーブルについて、「じゃあ、始めましょうか」と、Voicyの準備ができていたのですが、テーブルにつく前に植物たちを眺めてしまうんですよね。
「すごい、ここから新芽が出てる」とか、「ちょっと渇いてきたから、後でお水をあげておかなきゃいけないな」そんな時間が増えてしまって、せっかく起きたとしても、気が付いたら20分近く植物を眺めていたなという時間ができてしまって、朝の時間が減るという悩みも抱えております。

そんなことは置いておいて、今日の放送のテーマは、『会社と握手できていますか?』こんなテーマを取り上げたいと思います。
そもそも会社と握手している状態とはどんな状態なのか?
ここも含めて、私なりの考えをお話しできればなと思いますので、聴いていただけると嬉しいです。

育休スクラ第6期修了式から考えたこと

ちなみに、なんでそういったテーマにしようかなと思ったかですが、今週は一つ、節目になるイベントがありまして、それは私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの第6期の修了式がありました。
短いコースは3ヵ月なのですが、今回は6ヵ月のコースを修了した20名以上のメンバーたちの一つの区切り、修了のタイミングということで、6ヵ月前にそれぞれ、目的とか期待とか新しいことを学ぼうと思う前提になった課題感とかがあったと思うのですが、6ヵ月の中で、何を得て、どんな変化が見られたか、みんなでスピーチをするという機会が修了式になります。
これが本当に感動するんですよね。
私は大人になって、仕事の中でこうやって感動したり、事業をやってて良かったと思うタイミングがあることに、本当に感謝しかないのですが、そんなタイミングがありました。

最近、修了式の様子は、チームの高力さんが得意のグラレコでリアルタイムでメンバーのコメントを拾いながら表現をしてくれていますので、どんな感じだったかは、高力さんのグラレコを放送に貼っておきますので、よかったらご覧いただければと思います。

スピーチのメッセージを一言ずつ拾いながら、「チームやパートナーシップを築く武器を手に入れました」とか、「自分にとって大事なものを大事にしながら、キャリアを開いていく道筋が見えました」そんなコメントも見られるようになっています。
メンバーのみんな、本当にありがとうございます。

6ヵ月前を思い出すと、「今、キャリアの方向性が見えなくなっちゃって、ぶっちゃけ、キャリア迷子です」とか、「また仕事をしていくことに期待が持てない」とか、「これまで残業しながら仕事をして終わらせてきたのに、残業ができなくなって、仕事をしていけるイメージが持てない」とか、そんな課題感を言いながら参加をしてくれた人が多かったんですよね。
今、全く違った景色が見えている。
さらに、復職するとか、その後仕事を続けていく自分に期待が持てているこの状態って、何が変化したのかな?ということを、私も改めて考えました。
一人一人変化の表現は違うなと思いますが、私は一つ、会社と握手できるようになったというか、会社と握手をするという発想を持つに至ったというところが、実は大きな変化のきっかけになっているんじゃないかなと思います。

会社と握手できていますか?

『会社と握手』というのは、あくまで私の中での表現ですので、そんなふうに聴いてください。
会社と握手ができている状態とはどういう状態かというと、一言で言うと、相互に「あなたと働きたい」「私もあなたと働きたい」 と言いながら、会社という人がいるわけではないですが、会社と私たちががっちり握手している、こういう状態のイメージです。

一方で、握手できていないとなると、どういった状態があるのかというと、私も経験があるのですが、会社に対してファイティングポーズをとっている状態が、結構対比してあるなと思います。
ファイティングポーズをとっている状態はどんな状態かというと、相手を責めまくっている状態なんですよね。
まさに、私が一人目の育休復職時にはまった状態です。
私は、どんなファイティングポーズをとっていたかというと、今まで気合い・根性・長時間労働で働いてきたけれども、もう残業ができない、お迎えにいくから定時で帰らなきゃいけない。そういった時に、今まで通りの手応えが全然仕事で持ってなかったんですよね。
周囲を見渡すと、周りはこれまで通り残業しながら、今までのペースで仕事ができている。
そういった時に私はどうしたかというと、周囲を責めてしまいました。
私は頑張っているのに、周囲はこれまで通り仕事のやり方を変えずにずるい。そして、私は理解されない。誰も私の大変さは分からない。
こんなふうに思っちゃていたんですよね。
今、振り返ると、周囲を責めながらトゲトゲしていたというか、ファイティングポーズをとってしまっていたんだなと、今なら分かります。

「理解されない」とか、「誰も私の大変さを分からない」という一方で、私が周囲を理解しようとしていたかというと、残念ながら全然それはしていませんでした。
例えば、チームの成果に目を向けていたかというと、たぶん自分の仕事を片付けることで目一杯だったな。
上司が何に関心があったり、どんな問題意識を持っているかも知らなかったし、周囲の仲間に関心を向けることもしなかったので、仲間は仕事に対してどんな期待を持っていたかとか、どんな困りごとがあったか、本当に知る由もなかったなと思います。
理解されないと言いながら、自分は理解をしようとしていなかった

さらに、「誰も私の大変さは分からない」と言いながら、自分の状況を伝えてヘルプを出せていたかというと、それもできていなかった。
逆の立場から見たらどうでしょうか?皆さん。
ファイティングポーズをとっている相手と仲良くできますか?
できないですよね。
でも私は、そういう状態だったなと思います。

握手要件を定義してみました

それに対比するのが、会社と握手ができている状態なのですが、会社と握手できている状態を定義してみたのですが、ちょっと想像しながら聴いてみていただいていいですか。

依存関係ではない

まず一つ目は、会社と握手している状態は、依存関係ではないな思います。
お互いに自立して立って握手している、いわゆる大人の握手ですよね。
依存関係とはどういうことかというと、例えば、会社に自分のキャリアを丸投げしてしまっている。
そうじゃなくて、自分がどうしたいかとか、自分の必要な情報や機会があれば、越境してでもとりにいく。こんなような自立スタイルですよね。

相手に関心を向けている

さらに、無関心ではない。
どういう状態かというと、相手に関心を向けている
「私の仕事かどうか?」境界線を引いて、「私の仕事か、私以外の仕事か」と考えるのではなくて、チームの成果とか、相手の関心・課題は何か?そんな中で、私はどうやってチームに貢献するのか?ここに関心を向けて、相手のことも理解しようとしていく
これも握手要件の二つ目の条件かなと思います。

一方通行でない関係

最後は、一方通行でない関係
一人一人違うので、折り合わないことはたくさんあるじゃないですか。
異動にしても、配属にしても、上司が誰かにしても、働き方にしても、仕事を何するか、なぜするかにしても。
折り合わないたくさんのことに、対話しながら双方にとって良い解、もしくは、落としどころを編集していくというスタンスがあるかどうか。
これも、握手要件の三つ目に入るかなと思います。

キャリアを考えるって一人称の話じゃない

そんな第6期の修了式のスピーチを聴きながら、みんながいろんな変化の表現をしていましたが、おそらく会社と握手する術を知った、そこから景色が変わったということが、みんなのスピーチの背景にあるんじゃないかなと感じました。

最後に、「キャリアを考える」と言うじゃないですか。
キャリアを考えるとはどういうことかなって思うと、やりたいことが見つかるとか、強みが分かることも、もちろん大事なのですが、それって”どこに行きたいか?”の話ですよね。
もう一つ、大事なのは、”どうやってそこに行くか?
チームとか仲間とか家族、人との関わりの中で、どうやってそこに行くのか?
仕事のやり方、気合い・根性・長時間労働じゃない仕事のやり方を身に付けて、そこにどうやって向かうのか?
改めて「キャリアを考える」とは一人称の話じゃなくて、人と人との関わりの中で、”どうやってそこに行くのか?”という話も、すごく大事なエッセンスだなと思いました。

以上、修了式レポートでした。

ポータブルスキルを身につける最高の機会!

毎回、いろんなことを考えさせてくれる、修了式という一つの区切りでしたので、いろいろしゃべってしまいましたが、今日はおまけのアナウンスチャプターを追加させてください。
今日の話は、過去の自分にぜひ届けたいなと思いながらさせてもらいました。会社に対してファイティングポーズをとって、結果、自分もしんどくなっていた、あの頃の私にぜひ届けたい。
「会社と握手をする」という発想があるよ。
握手の仕方がちゃんとあるんだよ。
そのほうが自分もヘルシーだし、周りにとっても良くて、結果、仕事で見える景色を良い形に変えてくれるよ。
そう伝えたいなと思っています。
10年前の私、聞いていますか?ちょっと違うか。
そういった景色の変化を、半年とか3ヵ月とか、短い期間でちゃんと手にするみんながすごいなと思っています。

最後に、アナウンスをさせてください。
私たちが運営するオンラインスクール育休スクラですが、次回は2023年の2月が新しい開講期になります。
今は育休中だよという方で関心がある方は、ぜひまずは毎月開催させていただいているオープン説明会にお越しいただけたら嬉しいです。
ちなみに今、どんな方々がどんなふうに参加をしてくれているのかですが、育休スクラなので育休中に参加をされる方が圧倒的に多いですが、実は全体の2割ほどは、復職しながら参加をされるという方がいらっしゃいます。
さらに、全体の約半分50%は、会社経由で参加をされている方なんですよね。
会社が「これ、いいじゃん、希望する個人にこういう機会を提供したい」と導入して、そこから来てくださる方もいらっしゃいますし、もしくは、自分で見つけて、会社に「こういった取り組みが、資格取得支援なんかの対象になりますか?」という交渉をしながら参加される方もいらっしゃいます。
なので、もし「会社的にも、こういう選択肢や機会提供っていいじゃん、まさに越境する機会を提供してあげたいと思ってたんだよね」そんな関心がある方も、よかったらぜひ情報をご覧いただければと思います。

私としては、育休スクラの中身は、両立期特有のテクニック・ハウツーを学ぶというよりも、出産とかライフイベントをきっかけに、いずれにしてもこれから必要になる仕事のやり方のアップデートだとか、チームワーキングのアップデート、こういったリスキリングを図る最高の機会、それがたまたま育休だったという考え方をしていますので、どんな状況でも使える、ポータブルで汎用性の高い、そんな力が手に入るんじゃないかなと思っています。
何よりも楽しい機会ですので、そんな体験を多くの人に届けられたら嬉しいです。
今日はオンラインスクール育休スクラについて熱く語ってしまいました。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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