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#521 チーム仕事はとにかくズレる!ズレに強い人になろう

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、育休中を学び直しの機会に変える、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は、Voicyさんが4月に展開されている”キャリア月間”に紐づくハッシュタグ企画を放送にさせていただきたいなと思います。
どんなハッシュタグかというと、『 #会社とのズレを感じたら 』。
何度かハッシュタグ企画に乗っからせていただいてますけれども、いつもすごい面白いし難しいハッシュタグを差し込んでいますよね。

#会社とのズレを感じたら

今日は、『#会社とのズレを感じたら』ですけれども、ズレって何ですかね?
皆さん、『会社とのズレを感じたら』って、どんなズレをイメージしますかね?
例えば、価値観が違うなと感じるとか、希望が噛み合わないとか、もうちょっと手前の仕事に引き寄せていくと、例えば、目的が分からないとか、意味を感じないとか、なぜこの方法がいいのか納得できないとか、いろんなズレのイメージができるかなと思います。
個人間のズレもありますし、会社全体の方向性と個人とのズレみたいなものもあるんでしょうかね。
おそらくズレという表現から、ズレを感じると、例えば、モチベーションが下がるとか、ここで仕事をする意味が分からなくなるとか、その先に「キャリアチェンジどうしよう?」そういう話もつながってくる『ズレを感じたら』というハッシュタグなのかなと想像しました。

皆さん、会社とのズレを感じたらどうしますか?
あと、そもそも会社とのズレみたいなものをどう捉えているかですよね。
ここからまた私の私見に基づいて話をしたいなと思います。

チーム仕事はとにかくズレる

私が思うのは、大前提はズレると思うんですよ。
これは、誰が悪いとか、どっちが悪いとか、そういう話じゃなくて、前提はとにかくズレるんですね。
普通にズレる。
もっと言うと、何もせずに合致することはない。
これがたぶんスタンダードなんじゃないかなと思います。
これからますます仕事は、いろんな人が集まって、すごい変化が早い中で、さらに答えがない中でやっていくわけなので、もっともっとズレやすくなるんじゃないかなと思います。
ということは、前提はズレる。
ズレることそのものが悪いわけじゃない。
なので、私たちにとって大事なのは、たぶんズレに気づいて、すり合わせていけることなんじゃないかなと思っています。

ズレに気づいて、すり合わせていく

とにかくズレる、普通にズレることをイメージすると、例えば、「良い議事録とは?」みたいなお題があったとするじゃないですか。
「良い議事録の私が考える三つの要点」と考えた時に、例えば、ある人は「結論が分かることと、第三者が読んで理解できることと、何よりスピードかな。」という。
でもある人は、「発話がきちんと記録されていることと、それでいて間違いがないことだよね。」
「良い議事録」というテーマは同じだとしても、それをどう解釈するかが人によって違った時に、当然アウトプットもズレるし、評価もズレると思うんですよね。
例えば、「今期は××指標のKPIが90%だ。」という話があった時に、90%という数字は、誰が見ても90%ですけれども、ある人は、「容易に達成できる。これまでの延長線上にある目標だ。」ととらえ、そしてある人は、「結構難しいな。難易度が高いから抜本的にやり方を変えないと、たぶん達成できないだろうな」ととらえる。
見える数字は同じでも、これも数字の解釈がだいぶズレていると思うんですよ。
たぶんこういう悪気ないズレとか、小さいズレも、一方で大きなズレも、山盛りあるのが仕事なのかな。
その中で決定的なズレもあるけれども(埋まらない溝みたいな感じですね)、でも修正可能なズレも山盛りある
ということは、ズレがある都度モチベーションを下げたら、何をやっても、どこへ行っても楽しくないことになっちゃうんじゃないかな。
なので翻って大事なのは、ズレに気付いてすり合わせにいけることじゃないかなと私は思います。

ズレのすり合わせは「対話」

じゃあ、どうやってズレを修正していくのかというと、ズレのすり合わせが対話ですよね。
まずは、ズレに気付けるというのは、私はポジティブだと思うんですよ。
たぶんズレに気付けないうちは、よく分からないモヤモヤみたいな状態にとどまっていると思うんですね。
でも、ズレに気付けるということは、まずモヤモヤの原因が、ある程度フォーカスできることになる。
さらに、ズレに気付けたら、これですり合わせにいけますよね。
対話しながらすり合わせにいくということは、まずお互いに見えている景色を聞き合うとか伝え合う。「なるほど、あなたにとっての議事録の定義というのは、そういうことだったんですね。私はこういう定義をしていたので、ここのズレがアウトプットのギャップになっていたんだな。そう理解しました。」こういう感じですよね。極端ですけれども。

ズレに強い人になろう

お互いに見ている景色を聞き合う・伝え合うことができたら、目的に立ち帰って、今の状況に照らし合わせて、より良いと思われる選択を選び取っていくことができるんじゃないかなと思います。
こういう力が付く、こういうことが日々の仕事の中で日常的にやっていけるということに、私はすごく大きな価値があるんじゃないかなと思いまして、なぜならば、くどいほど繰り返しますけれども、とにかくズレるし、普通にズレるし、何もせずに合致することがないというのが、たぶん今の仕事環境だと思いますので。
なので、ズレることにモチベーションを下げちゃうよりも、こういう力を付けた方が建設的かなと思っています。
例えば、ここにキャリアチェンジや転職みたいな選択肢が入ってきたとして、決定的にズレているというところも、キャリアチェンジや転職理由になると思うのですけれども、私はたぶんそれ以上に、そこで頑張る事に意味を見出せるかどうかというところが、選択基準になるといいんじゃないかな。そんなふうに考えます。

ということで、『#会社とのズレを感じたら』個人的所見をお話させていただきました。
大事なのは、ズレに気付いてすり合わせにいけることだよね。
そんな話だったかなと思います。

対話をテーマにしたセミナー

最後にまた、情報提供をさせていただきたいと思います。
今日の放送の中では、ズレちゃったらどうするか?という中で、ズレをすり合わせにいく、具体的にはズレに気付いて、お互いに見えている景色を伝え合う聞き合って、より良い選択を選びとる対話が手段になりそうだよねという話をさせていただきましたが、この対話を、組織やチーム、人と人との関わりの中での問題解決に活かしていきたい方に朗報です。
Voicyチャンネルでもお馴染みの沢渡あまねさんと毎月開催させていただいている『90分腹落ちオンラインセミナー』こちらの次回5月開催回のテーマが、まさに『組織課題を解決する「対話」の力』なんですよね。
組織に対話を仕掛けるこれからの人事2.0』こんなサブタイトルをつけているのですけど、注目すべきは、そこじゃなくてゲストのかたです。
今回は、私と沢渡あまねさんと、もう一人スペシャルゲストにお越しいただいてまして、株式会社ZOZOでまさに対話を使った問題解決、組織開発を、現場で自分自身が対話をしかけながら実践している小金 蔵人さんにゲストに来ていただいて、『組織課題を解決する「対話」の力』というテーマのオンライントークライブを開催させていただきます。
この放送にリンクを貼っておきますので、面白そうじゃんとか、もう少し対話と組織づくりと問題解決をより高い視座で考えてみたいなという方、ぜひお越しいただければと思います。
5月18日水曜日、15時から16時半までの90分間になっております。
放送にリンクを貼っておきますので、よかったらチェックしてください。

ちなみに、ゲストの小金さんは、この両立サプリの5月7日と14日の土曜スペシャル対談に登場いただく予定でおりますので、そちらもぜひ聴いていただきたいと思います。
それでは、お聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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