見出し画像

Voicy運営マネージャー池上の勝手に働き方レポート #7 ~私たちが『育休スクラ』に込めた想い~

こんにちは。小田木朝子のVoicy運営マネージャーをしている池上です。私たちが運営している育休中オンラインスクール『育休スクラ』を立ち上げて約1年が経とうとしています。この1年間で41名の方に育休スクラを受講いただきました。今回は、私たちが『育休スクラ』に込めた想いや運営する意味について、書いてみたいと思います。私の自己紹介はこちらをご覧ください。

子育てはブランクだと思い込んだあの頃

私たちが運営する育休中オンラインスクール『育休スクラ』は、小田木朝子の原体験から生まれました。仕事が好きだし、楽しいと思いながらずっと仕事をしてきた小田木は、出産後も変わらず仕事をしたいし、変わらず仕事ができると信じていました。

育休中も復職後のキャリアのことを考えて、資格も取得しました。結構難しい資格だったので、育休中は1日6時間の勉強をしたそうです。資格も取れた、知識も得た、よしこれで準備は万端!いざ、復帰!!と初めての両立生活をスタートした小田木でした。

どうだったか・・・・・・
両立生活スタート後1ヶ月で上司に泣きついたそうです。
両立生活・・・・・驚いた、ごめんなさい、なめてました・・・・育休復帰後の衝撃は本当に大きかったようです。

両立生活をスタートした小田木の前に立ちはだかったのは『時間的制約』でした。保育園のお迎えの時間までに仕事を終わらせる必要があって、残業ができず、今までのように納得がいくまで時間をかけることができない。じゃあ、仕事のスピードを上げて、効率アップして、工夫してやってみる。でも一緒に働くメンバーには自分の努力や工夫を認めてもらえず、成果も上げられず、報われていない気がしてくる。こうしてるうちに体も心も疲れてきて、、、、子どもを持っていない同僚は今まで通り、残業ができて納得できるまで時間をかけられていることに嫉妬してしまう。

この時の小田木は『子育ては仕事においてはブランクになるんだな』と思ってしまったそうです。

育児も仕事も自分も大切にすることができると気づいたあの日

ある時、ふと気づいたそうなんです。
「あれ?私のがんばり方ってこれで合ってるのかな。自分なりに努力して工夫してきたけど、一緒に働くメンバーには何か貢献できていたっけ?」って。

今まで不満を抱えた自分を顧みたときに、それまでの自分が『一人で踊っていただけ』であることに気付けた。これからどうしたいのか、なんのために働きたいのか、どうなりたいのか、チームにどう貢献できるのかを考えるようになりました。そして、今までのように一人で抱え込んだり、時間をかけてどうにかしようとしたり、そんな仕事のやり方を根本的に変えていく必要があるし、もう一度「仕事が楽しい」と言える自分になれる方法だと考えたそうです。

そこから小田木は長い両立生活を送る中で、徐々に自分なりに育児も仕事も自分も大切にすることができる、仕事のやり方やノウハウ、工夫の仕方を取得していきました。そういった経験を繰り返すうちに「子育てはブランクである」というのは、自分が思い込んでいただけで、子育てで身につけたスキルや成長した自分にも気づくことができました。そして、そういったスキルやノウハウは個人が努力や根性でしか身につけられるものではなく、体系立てられたスキルやノウハウであり、知っていれば誰もが再現性のあるものであることにも気づいたんです。

小田木が身につけたノウハウはこちらで詳しくご覧いただけます。

私たちが『育休スクラ』に込めた想い

育休スクラを運営するメンバーも、それぞれいろんな事情を抱えながらも、子育てと仕事と自分を大切にしながら、両立生活を送り人生を豊かにしたいと考えています。そして、女性特有のライフステージを迎えても、いきいきと自分の選択で人生を主体的に生きていける、そんな人が増えるとうれしいと思っています。少し長くなりますが、小田木が込めた想いもご覧ください。

◆これから両立生活を迎える方へ~小田木の想い~◆
育休スクラは、育休後に続く長い両立期に、仕事も家族も大事にしながら自分が納得できる働き方とキャリアを実現させたい方のためにあります。事業のベースにあるのは、私自身が経験した第1子育休復職の際にやってしまった大失敗です。私は仕事が好きな人間です。仕事で得られる達成感、誰かの役に立てている貢献実感、そして頑張った結果得られる成長実感が大好きでした。しかし、そんな仕事好きの私が、“仕事を嫌い”になり、仕事をする自分に自信を無くしたのが初めての育休復職後だったのです。

仕事が好きで、出産後もこれまでと同じように仕事でもやりがいを感じたいと思っていた私は、長女を出産した際に「これからは仕事の上で制約も増えるだろうから、何か強みが欲しい」と考え、育休中は資格取得に没頭しました。そしてその資格を自信にして復帰しました。

結果はどうだったか。先述の通りです。資格そのものは新しい知識を身につけるのに大きく貢献してくれましたが、復職後の私に必要だったのはそこではなかったのです。(くれぐれも資格取得そのものを否定するものではありませんので、ご理解ください。)今なら何が問題だったか、はっきりと分かります。ひとつは、『時間でナントカし、一人で抱え込む仕事のやり方』を変えなかったことです。復職後は当然これまでのように残業しながらの仕事はできません。それなのに私は、迫るお迎え時間の中で、今までの仕事のやり方のまま一人で抱え込んでもがき、「自分は頑張っている。」と思い込み、両立していない仲間に嫉妬していました。

二つ目は、『キャリアの軸を持っていなかった』こと。これまで目の前のことに打ち込むことが仕事の目的になっていましたが、ライフステージの変化と価値観の変化により、「何のために働いているのか」「どうなりたいのか」をきちんと考えてこなかったことが、ここで追い打ちをかけます。

最後に、現在マネジメントの立場になって両立期の部下を持つ立場になり、さらに役員として経営に参画する立場になった今、そうした仕事のやり方や考え方が、自分にとって良くないどころか、チームの成果を無視した独りよがりの考え方だったことに気づいてしまったのです。

そして衝撃的なことに、これらは知っていれば“同じ状況でも見える景色は全く違ったものになっただろう知識”であり、知っていて実践すれば誰でも習得できる“再現性あるノウハウ”だったのです。両立期にある誰もが、苦労と挫折を乗り越えなければ手に入らないものではないのです。

今私は、働き方改革や女性活躍に関わる仕事をしています。その中で目指すのは、仕事が好きで、働くことに誠実な人たちが両立期を迎えたとき、手を伸ばせばだれでもこうした情報や機会を得られる仕組みをつくることです。そして、出産とその後の両立が、働き方・仕事のやり方をバージョンアップするチャンスになること。また働きながらいっそう幸せな人生を送る契機になること。そのために必要な知識とスキルが、当事者視点と、そして私たちが仕事をするフィールドとなる組織側の視点と、双方から取り入れられているのが、育休スクラの特徴です。よくある一般論ではなく、現場・当事者のリアルを起点に、多様なケースから抽出された汎用性ある考えと方法論を、仲間と育休中に楽しく学びながら習得できるよう、仕組み化された事業ができたと自負しています。ぜひあなたの変化や成長を実感してください。

どんな育休を過ごしたら、いきいきとした人生を主体的に送ることができるのかを小田木と一緒に考えることができる機会があります。気になる方はぜひ、気軽にお越しください。
・テーマ:「あなたと仕事がしたい」と言われる人になる、持続的な両立のための育休の活かし方
・2021年1月14日(木) 10時00分~12時00分

画像2

レポートのまとめ

さて、このレポートをまとめていきたいと思います。私も”結婚に伴う引っ越し”というライフイベントを機に大きなキャリアチェンジをした一人です。結婚を考えるまでは、前職の仕事も充実しており、転職することも考えたことはありませんでした。だけど、結婚に伴い引っ越しをすることになり、物理的に会社に通うことが難しくなり、転職することに決めました。

それまでに経験したことを活かせる職種を探してみましたが、引っ越し先の地域ではそういった会社がなく、未経験の職種と業種への挑戦が必要でした。今、所属している株式会社NOKIOOに関心を持ったのは「女性特有の事情を抱えながらも、自分が選択して主体的に人生を送ることを応援する事業」を展開していたからです。

自分自身もこれから新しいライフイベントが待っているかもしれない。そういった事情を抱えても、自分自身楽しく仕事をしたいし、豊かな人生を歩みたいと考えていました。そして、同じ想いを持つ人を応援することが仕事にできるのであれば、やりがいを感じられると思いました。

私は、出産して育児をしながら仕事との両立生活をはじめて1年ちょっとが経とうとしています。『育休スクラ』を通して、自信を持って復職していく受講生を何人も見ることができています。充実した両立生活が送れていること、家族や一緒に働くメンバーに感謝しています。そして同じ想いを持つ方の応援をもっとできるように、がんばります!

私たちと一緒に楽しみませんか?

私たちは育休中に自分自身をアップデートしたい人のためのオンラインスクール育休スクラを運営しています。育休は育児と仕事の両立生活をはじめるまでの大切な準備期間。赤ちゃんとの大切な時間を満喫しながら、自分自身を見直す機会にしてみませんか?現在第4期生大募集中。まずは無料セミナーにご参加ください

また、私たちが運営するオンラインスクール『育休スクラ』事業を含む、株式会社NOKIOOの人材育成事業において、ビジョン実現をともに目指すメンバーを募集しています。少しでも興味や関心がある方はこちらをご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも、ちょっと気が向いたときに、勝手に働き方レポートを書いていきたいと思います。

『小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ@育休スクラ』って何?って思った方はこちらをご覧ください。