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#418 働きやすさは人によって違う

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、ドキドキ、モヤモヤが、ワクワクに変わる、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

12月も最終週となりました。
私は実は、クリスマス以上にクリスマス以降の年末にかけての時間がすごい好きなんですよね。
お正月の新年明けてからよりも、年末のほうが好きなんです。なんででしょうかね。
年を越える準備とか、大晦日の買い出しとか、たぶん昔からの記憶が、「年末っていいな」そんな感覚につながっている気がします。
皆さんはいかがでしょうか?

今週も最終週を彩る新しいタイトルコールを考えてくれました。
かなちゃん、ありがとうございます。
ドキドキ、モヤモヤが、ワクワクに変わる、オンラインスクール育休スクラ。
きっとかなちゃんが、ドキドキとか、モヤモヤを抱えながら参加して、ワクワクしてくれたんだなというのが伝わります。
今週はこちらを使わせていただきます。
ありがとうございます。

働きやすさを大事にしたい

今日は、『働きやすさ』こんなキーワードをテーマに取り上げたいなと思います。
きっかけは、先週、育休スクラのメンバーのAちゃんと話をしまして、そこで考えたことを放送にさせていただければなと思います。
まず、Aちゃんとどんな話をしたかというと、Aちゃんは、一人目のお子さんを持ったあとで、職場でリーダーを引き受けたと。
リーダーを引き受けたときに、良いチームを作りたいと、いろんな試行錯誤をしたのだけれども、その時にちょっと頑張りすぎてしまって、家庭にパワーが十分かけられなかったな、そういった振り返りを少し持っている。
それから働きやすさを大事にしたいと求める自分がいる中で、一方で、リーダーにもまたチャレンジしてみたい。
そういった中で、「今後のキャリアについてどうしていこうかな?」こんな会話をしたんですね。
なので今日は、この『働きやすさ』というキーワードを取り上げて、一緒に考えてみたいなと思います。

働きやすさと働きがい

皆さんは、『働きやすさ』をどうとらえて、今の仕事の中でどんな位置付けを置いていますか?
まず、一般的にどう整理されているか?ですけれども、たぶんキャリア理論的には、働きやすさと働きがい、こういった両方の軸が、別々の尺度として語られることが多いんじゃないかなと思います。
よく仕事の満足度に影響する要因という形で、働きやすさが衛生要因みたいな言われ方しますよね。
例えば、職場環境とか、仕事を続ける上でどういった制度があるかとか、給与、待遇も衛生要因になるのかなと思います。
この働きやすさって、ないと不満になるけれども、それだけでは仕事の満足度にはつながらないということで、「マイナスをゼロにする要因」なんていう言われ方もするかと思います。

もう一つが、「働きがい」みたいな感じで言われる動機付け要因ですよね。仕事への愛着とか、裁量、いわゆるやりがいみたいなものだったり、仕事を通じての貢献実感、成長実感、こういったものが動機付け要因になるのかなと思います。
これは、仕事の愛着を生み出すもので、「ゼロをプラスに変えていく要因」なんていう感じで言われるかと思います。

あなたは働きやすさ?それとも働きがい?どっちを選ぶ?
という話ではなくて、普通どっちも大事ですよね。
どっちも大事な中で、それぞれどのぐらい満たされているか?とか、もしくは、よりどちらに比重を置きたいか?みたいな中で語られることが多いのかなと思います。

求める働きやすさは人によって違う

今日ここで考えたいなと思ったのは、『働きやすさ』という共通のキーワードがありますけれども、実は求める働きやすさって、本当は一人一人違うんじゃないかなって思うんですよね。
言葉は同じ「働きやすさ」でも、実はその向こうに求めるものが、人によって違う
なので、一般的にはというよりも、最後は○○論とか関係なく、自分にとっての働きやすさの定義が大事だなって考えています。

どういうことか?ですが、例えば、一般的に衛生要因で語られちゃうと、作業環境みたいな分類をされちゃいますので、例えば、オフィスがきれいか?とか、トイレがきれいか?とか、パソコンの処理速度が速いか?確かに作業環境なのですけれども、これだけあればいいという人はいないじゃないですか。
ということは、自分にとっての働きやすさの定義って、どんな違いが出てくるかというと、働きやすさという表現を、例えば、ライトな仕事を求めるというスタンスもあると思うんですよね。
なるべく負担が少ないもの、そしてなるべく責任の小さな仕事が働きやすいと定義しながら表現する人もいれば、働き方の柔軟性とか、裁量を働きやすさと呼ぶ人もいて、どういうことかというと、例えば、リモート勤務ができるか?とか、フレックスで時間に柔軟性を持って、自己選択しながら仕事ができるか?みたいなところが働きやすさだって考える人もいると思うんですよね。

ちなみに私はどう考えているかというと、集中したい事にきちんと集中できる環境や制度や裁量があることが、私の場合は働きやすいかなって思ってます。
ちょっと××論の定義とは違うかもしれないですけれども、例えば、人間関係にストレスがあって、本当に集中したいことに集中できないというと残念じゃないですか。
なので、関係性の良い環境とか、不必要なことに無駄にエネルギーを割かなくていい業務プロセスだとか、連携とか、相互信頼が機能しているチームワークも、集中していることに集中できる上で欠かせない働きやすさかなって思ってます。
それって動機付け要因じゃないですか?と言われるかもしれないですけれども、でも私はそれを働きやすさととらえております。

働きやすさは働きがいの土台

ちなみに、これはどっちもめちゃくちゃ大事なんですよね。
じゃあ、あなたは働きやすさの方が大事なの?それとも働きがいの方が大事なの?
これは私的には、「どっちもめちゃくちゃ大事に決まってるじゃないですか」という考え方です。
働きやすさって、やっぱり働きがいの土台だと思うんですよね。
自分が最高のパフォーマンスを仕事において発揮できる、だから仕事に対して愛着が持ってたり、満足度が高まる。その源泉が働きやすさかなって思ってます。

役割の難易度と、働きやすさは相関しない

もう一つ、今痛切に思うのは、仕事の難しさとか、役割の難易度と、働きやすさは相関しないなって思っていまして、どういうことかというと、すごく分かりやすくイメージすると、よく管理職になると、「働きやすさが減っちゃう」そう言われる傾向ってあると思うんですよね。
例えば、誰よりも残業しなければいけない。
誰よりも責任を背負わなきゃいけない。
余計な会議が増えちゃうとか、人間関係のストレスが増しちゃうとか、給料以上に苦労が増えちゃう。
だから管理職になると、働きやすさは減っちゃうよねという流れがあると思うのですけれども、私は本来はそうではないはずって思っています。
働きやすさと、仕事の難しさだとか、役割の難易度は相関しません。
なんでかというと、ここ4、5年痛感しているのは、私は役員になって今仕事をしてますけれども、今の会社の前職で、メンバーとして、一営業パーソンとしてやってた時よりも、断然ヘルシーに仕事ができているなって思います。
労働時間は、21時とか22時まで仕事をやってハイを感じてた時よりも、明らかに減ってますし、毎日21時に寝ていますし、ストレスも格段に小さい。
それでいて仕事のパフォーマンスというのは、5年前に比べて格段に上げることができたなって思ってます。
それっていうのは、働きやすさと仕事の難しさが相関してないことが、私なりに証明できたことかなって思っていまして、もっと別の要因があると思うんですよね。そこの間には。
仕事のやり方、成果の出し方を変えていくとか、そこにどんなチームがいて、どんな組織風土があって、どんなマネジメントスタイルで、チームや組織が運営されているのか?
こういった要因の方が私は相関するんじゃないかなと思ってます。

そんなわけで、今日は『働きやすさ』について考えるという放送させていただきましたけれども、一つは、自分にとっての働きやすさというものを定義して考えようよという提案と、もう一つは、私は働きやすさが超超大事だと思ってます。
なぜならば、それが働きがいの土台であり、自分が仕事で最高のパフォーマンスを発揮していきたいと思った時の源泉になるので。
という話でした。
Aちゃん、一緒に考えてくれてありがとう。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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