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#1091 居場所と出番~全員で力を発揮するチームに欠かせないもの~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

3月13日です。

いよいよ明日!1on1をテーマにしたオンラインライブ

本題に入る前に、いよいよ明日となったイベント紹介させてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

居場所と出番~全員で力を発揮するチームに欠かせないもの~

今日の放送は、「居場所と出番」こんな気になるキーワードで、私が考えたことをお届けをしたいと思います。
まず、「居場所と出番」というキーワードは、私が知人からシェアしていただいて、なるほどなと思ったキーワードだったんですよね。
どんなシーンかを簡単にご説明すると、私は3カ月に一回、同じ経営の立場で情報交換をする仲間がおります。これが本当に貴重なんですけれども、今回「居場所と出番」というキーワードをシェアしてくれたのは、ちょうど同じ年齢で、同じ経営を担っている、さらに事業テーマも同じく人・組織系なんですよね。さらに付け加えると、同じ女性で、子どもも同じく二人。いろんな共通点があって、さらに事業ステージで見ている課題とか、景色も結構重なるものですから、3カ月に一回の近況交換を非常に有意義に使わせてもらっています。いろんな苦労があったりだとか、「うわ、それ、大変だよね」ということも、客観的に言語化したり、お互いの経験だとか考えることを交換したり、さらに最後には笑いに変えられるんですよね。「うわ、それはなかなか大変だね、あはは」と言いながら。これが本当に元気になれる時間、かつ貴重で有意義な時間なので大切にしている、そんなご縁、人脈の一人です。
ちょうど今週、3カ月に一回の近況交換会を開催しまして、その中で出てきた一つのキーワードが、「居場所と出番」だったんですよね。
どういう文脈で出てきたかというと、チームの力を最大にするためのメンバーのアサインとか、役割設計とか、育成、こんな文脈で出てきました。
自分たちも含めて、働く一人一人が力を発揮するために、居場所と出番が大事だよね、その大事なエッセンスを彼女が「居場所と出番」というキーワードを使って表現してくれたんですけれども、これが私はすごくいいキーワードだし、腹に落ちるなと思ったので、Voicyでも紹介させていただこうと思いました。

居場所

「居場所と出番」、すごく平易なキーワードじゃないですか。
カタカナじゃなくて漢字なので、なじみが深いですよね。
なので、誰が聞いても、こんなようなニュアンスや意味があるだろうなというのが、結構容易にイメージできると思います。
居場所は、居場所ですよね。職場においては、安心できる場所だとか、信頼できる仲間、そしてここで頑張りたいと思えるチーム。こういったものが総称して「居場所」と言われるんじゃないかなと思います。
たぶん「心理的安全性」みたいなキーワードも、つながって出てくると思うんですけれども、私は「心理的安全性」というキーワードを取り上げる時には、誤解がないように必ず付け加えている説明があるんですけれども、「心理的安全性」ってただ仲良しな状態じゃないんですよね。
もちろん安心ができて信頼ができる、そういった関係性があるというところは大前提なんですけれども、心理的安全性が言われている組織発展・事業成長上の背景は、心理的安全性が担保をされることによって、健全な批判ができる、どんな立場の人もノーリスクで思ったことをオープンに共有できる。だからチームに視点が増えてリスクを回避したり、偏った意思決定をされることが防げたり、イノベーションを起こせる。だから心理的安全性に着目がされて、これが担保がされる職場が、事業成長・組織発展上欠かせないと言われているんですよね。
すみません、ちょっと横道に逸れていきましたが、居場所というのは、安心できる場所信頼できる仲間、そしてここで頑張りたいと思える心理的安全性の高いチーム、こんな感じの意味合いはだいたい想像がつくんじゃないかなと思います。

出番

「居場所と出番」というキーワードの、私的にすごくツボだし大事なところだなと思うのは、居場所だけじゃないんですよね。出番というキーワードがセットになっていることだなと思います。
居場所があるだけでは、人って輝けない。力が存分に発揮されることってない。出番が必ず必要。
なので、ここで言う「出番」というのは、力を発揮できる役割や機会、これそのものですよね。
居場所があって、さらにそこに出番があることで、持てる力が発揮できる
それによって、貢献実感・成長実感が高くなっていく。そういうサイクルが回っていく、そんなイメージです。
力を発揮できる役割や機会、それが出番。
イメージをしてみるほうがいいと思うんですけど、居場所を持った人が腕まくりをして、「ここは任せてください」と言えるような機会ですよね。まさに。
仲間やみんなが、「ここは確かに〇〇さんの出番だね」と頼れる。それが出番そのものだなと思います。

出番は誰にでも必要

ここからは小田木所感なんですけれども、出番というのは、当然誰にでも必要ですよね。例えば、転職者や、チームに入って来たばかりの人も、新入社員や、休職や復職から戻ったばかりの人の、誰にでも必要。
でも、往々にして起こりがちなのは、例えば、新入社員でまだまだ経験が浅いよねというと、出番を作るという発想よりも、早く仕事を覚えてもらうみたいな感じになりがちですよね。
くれぐれも、もちろん仕事を覚えてもらうというのも大事なんですけれども、新入社員でも、チームに入って来たばかりでも、「この人に、今、提供できる出番って何だろう?」これを考えることが、つい忘れがちだけれども、すごく大事だなと思います。

出番がないとどうなっていくかというと、自分は助けられる一方だ教えられる一方だ。だから、まだチームに貢献できてない
こういった荷物を相手に背負わせちゃうことになるんですよね。
でも一方で、どんなに小さくても、ここはあなたに任せたいという役割に名前を付けて、「ここは頼む、あなたの出番だ、頼りにしている」こういった機会が与えられることによって、その人にとっての仕事の意味合いだとか手ごたえだとか、「よっしゃ、やったるで」という思いがどれぐらい変わるのかは、私たちも当事者であるイメージが容易につくと思いますので、かなり大きなものがあるんじゃないかなと思います。

出番を作ろう、仲間に出番を提供していこう

そんな「居場所と出番」というキーワードで盛り上がったという、近況とそこからの所感ですけれども、何を考えたいかというと、まず一つは、今のチームでの私の出番はどこだ?その出番にはどんな名前が付いていて、その出番にどんな意味があるのか、これを改めて考えさせてくれるなと思うのと、あと一番考えたいのは、私たちは一緒に働くメンバーや後輩に出番を提供できているだろうか?その人が腕まくりをして「よっしゃ、任せてください」と言えるような出番を提供できているのか?居場所だけを与えて塩漬けにしていないだろうか?もしくは、出番としての名前のない業務で時間を埋めていないだろうか?これをやっぱり本気で考えたいですよね。
なによりも漢字二文字の「出番」はなじみが深いなと思いましたので、出番を作ろう。そして仲間に出番を提供していこう。これなら、いつもちらっと頭に置いておけて、かつ出番という括り方をすることで、結構いいアイディアも浮んでくるんじゃないかなと思いましたので、そんな話をちょっと共有させていただきました。

ということで、最近の小田木所感を最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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