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#230 Book cafe・荒木マスターから学ぶ「学習能力が高い人の特長」とは

昨日は、「本を書きました」ということで、初めて書籍について発信させていただきました。
今週は、出版記念イベントの発信ウィークにさせていただければと思いますので、まずはお聴きください。

出版記念イベントを開催します

6月9日水曜日、時間はお昼過ぎの13時から14時半までの90分、初めての書籍になります、【人生の武器を手に入れよう!働く私たちの育休戦略】こちらの本の出版記念トークイベントを開催させていただきます。
どんな話が聴けるのかというと、この本のタイトルにもある「育休戦略」ですよね。
育休中じゃありませんという方は、「両立戦略」とかに置き換えて聴いていただければと思うのですけれども、これって、この型がありますというものはなくて、やっぱり一人一人違うんですよね。
なぜならば、「戦略」って目的の実現のためにあるもので、良い戦略というのは、すなわち目的の実現のために最適なもの
こんなふうな理解ができるかなと思います。
ここでいう「育休戦略」の目的って、結局どうなりたいのか?仕事を通じてどんな自分でいたいのか?とか、これからどんなキャリアを歩んでいきたいのか?この「どうなりたいのか?」があって初めて、そこへ向かう方策が戦略になるんですよね。
なので、一人一人違う育休戦略、もしくは両立戦略をどんな着眼点で描くのか?こういった話ができたらなと思っています。
このイベントの中では、トークライブとしてゲストに株式会社フライヤー執行役員の久保彩さんも来ていただきますので、具体的な育休戦略のケースもお話ししながら、楽しい時間を過ごせたらなと思っています。
放送にリンクを貼っておきますので、面白そうだなという方、耳だけ参加も大歓迎ですので、ぜひお越しください。

イベントバナースクエア (1)

学習意欲の高いこととと学習能力の高いこととは違う

そして今日の本題はですね、先週、「なるほど!」ってすごく腹落ちしたことがありましたので、これを取り上げたいなと思います。
学習意欲の高い人と学習能力の高い人は違う」、こんな着眼点なのですが、先週のいつ、どんな機会だったかというと、このVoicyではbook cafeでお馴染みの荒木マスターがいらっしゃるじゃないですか。
荒木マスターって、社会人の学びへの知見を豊富にお持ちで、そんな荒木マスターにお願いをして、4月から育休スクラ事業のアドバイザーに就任いただいています。
その荒木さんと毎月2回の戦略ミーティングの中で出てきたのが、この着眼点だったのですけれども、「学習意欲の高い人と学習能力の高い人は違う」、こちらは皆さんピンときますか?
言われてみれば確かにということなんですよね。
ただ、この違いって、ちゃんと意識しないと、ついごっちゃになっちゃうので、今日は、私も「そうだよなー」と思ったので、この2つを自分なりに整理しながら、気付きについてお話をしたいなと思います。

まず、この2つの違いですよね。
学習意欲」って何かというと、当たり前ですけれども、学ぶことへの意欲ですよね。
読書するとか、資格取得にがんばるとか、スクールに行くとか。
とにかく新しい知識や経験へのモチベーションが高いことが、学習意欲がある。分かりやすい言葉でいうと、向上心があるというのはこっち側ですよね。
一方で、「学習能力」ってどういうことかというと、機会や経験から学び取る力、こんなふうに言えるかなと思います。
機会や経験を自分の成長につなげられる人、さらに学習能力が高いというと、学習効率が高いとか、学習効果が高い、すなわち、成長スピードが早いということは、学習能力が高いって言えるのかなと思います。
向上心があることと、成長スピードが早いこと、確かに違いますよね。イコールではない。
なので、例えば学習意欲は高いのだけれども、学習能力がいまいちっていうと、いろいろ学んだり経験してるのだけれども、成長が遅いとか、活かせてない。こういうことになりますよね。
そうはなりたくないですよね。せっかく頑張ってるのに。
一方で、特別な経験ってあんまりしてないのだけれども、とにかく吸収力があって成長が早い。これって学習能力が高い人ですね。

荒木マスターが、例えばという話でおっしゃってたのですけれども、荒木さんはビジネススクールの講師をされていらっしゃったのですけれども、クラスの後の例えば感想の中で、学習能力がそんなに高くない人は、「いやー、ビジネスって奥深いですね」「え、それだけ?」みたいな感想を言うのに対して、学習能力の高い人は、「え、この時間だけでそんなに気付いて、そこまで考えたの?」っていうぐらい明確な気付きだとか、学びを言葉にして言える。こんなふうに言ってました。
なるほど。

学習能力の高さは「差分が語れるか」

ということはですよ、私たちにしてみると、学習能力を高めたいですよね。
学習能力が高い人でありたいし、一緒に働くんだったら学習能力が高い人であった方が断然いい。
この学習能力の高さって、じゃあどうやって確認するんですかね?どうしたら図れますかね?こんな質問をさせてもらった時に、明確に答えが返ってきました。
学習能力の高さとは、差分が語れる人である。by荒木マスター
その経験をする前とした後で、何に気付いたか、自分がどう変化したのか、これを明確に自分の言葉で語れる人
これが学習能力の高さを確認する方法だよ、そんな感じで言っておられました。
究極は、例えば採用面談なんかでも、「この面談を受ける前と受けた後の今、どんな変化がありましたか?」こう聞いても、明確に答えられる人がいる。そんなふうに言ってましたね。

学習能力を高めるために何ができるか?

ということは、学習能力を高めるために何ができるか?何を習慣にしたいか?というと、1年に1回とかいうレベルではなくて、日々いろんなことを経験する都度レベルで、振り返ること、学んだら自分に引き寄せること、そこで気付いたことだとか、そこで生まれた変化というのを、自分の言葉で語れること、これをとにかく徹底して繰り返すということが学習能力を上げることであり、磨くことなのかなと、そんなふうに解釈ができました。

自分の言葉で何を語るのか
これは、私が実際に使っているフレームワークなのですけれども、要するにどういうこと?
要は、要約してまとめる
次に何を考えたのか?
自分に引き寄せて、考えたことを言葉にする。
最後にそこから何が言えるのか?
そこからどんな教訓が引き出せるのか?どんな変化が生まれたのか?もしくは、具体的に何をするのか?これが語れるということ、これを徹底的に習慣にしていくということが大事なのかなって思いました。

目指せ!学習能力の高い人

改めて、そうやってみるとですね、例えば、私たちの育休スクラというオンラインスクールだと、毎週一回クラスがあるのですけれども、このクラスの後に全員がですね、自分なりの振り返りを言葉にして、slacksで書いて仲間に共有するというプロセスがあるのですけれども、毎回毎回みんな1000文字から2000文字の振り返りを書いてるんですよ。
もちろん仕組みとしては、学習定着のためなのですけれども、この毎回振り返って自分の言葉で書くことを繰り返すというのが、やっぱり学習能力を鍛えることに超重要なプロセスなんだな。
これをやってると本当に鍛えられるし、最初は時間がかかっても、スピードが上がっていくことをみんなが実感できるのですけれども、そこだなって思いました。

過去の放送で、「全員日報」の仕組みも発信させていただいたのですが、要は、毎日の仕事が終わったら、会社のメンバー全員が、今日の振り返りを社内SNSに書いて、上げる。
#58 仕事日記の仕組み大公開~すぐに使えるリモートワークの救世主~)
こんなことをやってますが、これもやっぱり差分を自分の言葉で語り続ける。こういうことになってるのかなって思います。
なので、意識して振り返ろうと思い続けるのって大変じゃないですか。
なので、日々の仕組みの中で、それが実践できて、繰り返して、着々と力をつけていけたらいいな。
そういう発想で機会をつくっていきたいなと改めて思いました。
私も惰性で続けず、きちんとこれを振り返るんだ、差分を言語化するんだという意識で機会に向き合いたいなと思った次第です。

「目指せ!学習能力の高い人」ということで、今日は放送させていただきました。
それでは皆さん、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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