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#482 「時間がない」は大変革のチャンス

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、一生もののスキルが使えるレベルで身につく、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

あっという間に、3月も半分過ぎたなと思っています。早いですね。
この3月は、私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの絶賛広報月間になっています。
いろんな情報をお聴きくださった皆さん、本当にありがとうございます。
今、広報月間で頑張っているのは、2022年5月開校期に向けた参加者募集をしていまして、ここに向けていろんな発信をさせていただいています。

『時間がない』に備えよう

なので、特にこの時期に、たくさんの育休前の方や育休中の方、さらに復職後の方にお会いし、その中でいろんな情報を交換したりするのですけれども、改めて思うのですが、特に特に力を込めて伝えたいなと思っているのは、出産というライフイベントがあって、これは男女にかかわらず、生活とか仕事環境って激変すると思うんですよね。
”激変”って具体的に言うと、『時間がない』だと思うのですけれども、『時間がない』に備えよう。これを声に出していたいなと思っています。
ここだけ聴くと、「時間がなくなる。それは当たり前ですよね。ともすれば働く時間減るし、残業だって自由にできるわけじゃないし、おうちに帰ったとしても、今までだったらご飯を食べてゆっくりして、好きな時間に寝られていたところが、自分と子どものお世話が入ってきたときに、やることがいろいろあるじゃん。時間がないって当たり前ですよね。」と思うかもしれないですけれども、私はそのイメージを、もうちょっと深めてほしいなと思っています。
なんとなく時間が減るな、たぶん漠然と減るだろうなを、『圧倒的時間不足』というフレーズに書き換えるのが、実は最大に必要な準備じゃないかなと思います。
なので、声を大にして、『時間がない』に備えようという話をいろんなところでしているのですけれども、今日は『時間がないに備える』ということを考えたいなと思いますし、実は『時間がない』というステージに突入することが、私は個人にとっても大イノベーションのチャンスだと思っていまして、そこについての話をしたいなと思っています。

仕事のやり方や成果の出し方を、抜本的に変えるチャンス

『時間がない』これを予測して備えるということですけれども、まず、『時間がない備え』のイメージの解像度を上げるというのが必要だと思います。
一般的に、時間がなくなることへの備えというと、仕事でも家庭に関しても、プチ業務改善レベルのイメージがすごく多いなと思います。
例えば、仕事だと「今までよりもスケジュールを見える化しています。」とか、「段取りよく効果的に進めようと思っています。」、「関わる人に事前にいろいろ相談するようにして、手戻りを少なくしています。」こんな感じのプチ業務改善イメージが多いんじゃないかなと思います。
もちろん、これもめちゃくちゃ素晴らしいです。
めっちゃくちゃ素晴らしいのですけれども、ただこれだと、おそらく8時間かけてやっていた仕事を、7時間にできましたとか、そういう感じの改善にとどまるんじゃないかなと思います。
例えば、元々電卓を使っていましたけど、今までよりも早く打てるようになりました。こういう改善のイメージかな。
たぶん、このタイミングでほしいのは、プチ業務改善ではなくて、イノベーションだと思います。
仕事のやり方とか成果の出し方を、抜本的に変えるチャンスだと思って備える感じですね。
なので、例えば、「8時間かけていた仕事を、7時間でできるようになりました。」ではなくて、「7時間で、かつ成果は倍になりました。」くらいな感じのイメージですよね。
これぞイノベーション。

問題解決力を高める

じゃあ、働く時間は減るけれども、何によって成果は倍になるのか?ですけれども、平たく言うとたぶん、そもそも問題解決のアプローチを変えられるかどうかかなと思います。
問題解決力を高めるって感じですかね。
例えば、資料をいかに上手に作ろうかと工夫を重ねていた部分を、そもそも資料の表面上のうまさ、まとめ上手というレベルではなくて、案件の要件だとか提案相手とのゴールの合意形成を、精度を上げた方が、圧倒的に資料のクオリティって上がるよねみたいなことだとか、あと自分に任された仕事をいかに手を速く動かして、いかにスピーディーに終わらせるかという考えをしていたものを、「そもそもこの仕事は必要でしたっけ?」とか、自分という範囲だけじゃなくて、チームの中でのその仕事の業務プロセスだとか仕組みを改善したほうが、自分だけじゃなくて、周りも含めて、仕事が早く、精度高く終わる、そういうインパクトの出し方できるよね。こんな感じのイメージですかね。

このVoicy放送で何度か話したことがありますけれども、私はそれができなくて、一人目の育休から復帰した時に、ポッキリいきそうになりました。
この経験があるからなのですけれども、自分でも気付かず、私は”必殺残業”と”必殺一人で抱えて頑張る”という仕事のやり方が、自覚なく染みついていたなって思います。
一人で抱えて時間をかけてやりきるという仕事スタイルのまま、昼休みや休憩を削って仕事することで、なんとか時間内に終わらせるか。でも、抜本的な仕事のやり方とか、周囲との関わり方、連携の仕方というのは変わっていないので、残業ができなくなった時に、圧倒的に仕事のやりがいも、チームの役に立ててる感も、爆下がりしてしまった。
こういう中で、何のために働いてるのかよく分からなくなって、でも仕事に追われ、家事に追われという毎日を変えることができなくて、「なんじゃこりゃ」と思った経験があるから、やっぱり声を大にして言いたいのですけれども。

プチ業務改善よりもイノベーション

プチ業務改善の域を脱して、自分の仕事のやり方、時間の使い方にイノベーションを起こすチャンスだなと思っていただければと思います。
例えば、何がゴールか、それを言葉にできるか。何が問題か、素早く見出せるか。最も効き目の大きな打ち手は何か。
考えて描いて打つことができる。
そのために、誰とどの段階で何を合意すべきか考えて、コミュニケーションを取れる。
さらに、この一連のプロセスを、一人で頑張るではなくて、仲間を巻き込んで、仲間の成果にもインパクトを与えながら、仕事を前に進められる。

すごく大げさに聴こえるかもしれないですけれども、一日一日の業務だったり、家庭の中でのいろいろなジョブにも影響しますし、ひいては月次のチーム活動、半期や年次の目標だとかキャリア形成、こういったことに大きく影響してくるテーマなんじゃないかなと、私は思います。
電卓をいかに早く打てるか工夫するではなくて、そもそも電卓をスマホに持ち替えるみたいなイメージですかね。
このイメージは合ってるのかな。

楽して自分の常識をひっくり返そう

そして、このスキルをどうやって磨くか考えたときに、もちろん一人で独学する選択肢もあると思うのですが、これはめちゃくちゃ時間がかかるし、なかなか続けられないし、一人だけで頑張るって孤独ですし、それで成果をあげる方法にまず巡り合うというのが、すごく難しいんじゃないかなと思います。
それ、子どもを見ながらできますか?
こういうところも着眼点ですよね。

そういった課題を解決すべく、私たちの場合は、オンラインスクール育休スクラをやっているのですけれども、別にスクラじゃなくていいと思います。
そこは何でもいいのだけれども、ただ、抜本的に仕事のやり方を変えるというのは、今までの自分の常識をひっくり返すという作業だと思いますので、だからまさにプチ改善ではなく、イノベーションだと思うのですが、これを一人で頑張らずに、短い時間で最大の効果を上げようと思ったら、外に仲間を作って、すでにある仕組みだとか体系を使って、とにかく楽して自分の常識をひっくり返して変わっていけることができると、私はそれがすごく自信にもなるんじゃないかなと思います。
頑張っている方に、「もっと頑張れ。そして復職後はさらに頑張れ。」と言いたいわけじゃなくて、周りを頼って、すでにある機会や仕組みを利用して、楽して変わって、ますます楽しい復職後の仕事を描く。そんなふうにできたらいいなと心から思っています。

このテーマは、今、情熱を燃やして取り組んでいるテーマでもありますので、ついつい熱く語ってしまいましたが、お聴きいただきありがとうございます。
『時間がない』という環境の変化に備えて、ここをそもそもイノベーションのチャンスにしちゃおう。
こんなコンセプトを広げたいなと思いつつ、私たちは育休スクラという事業をやらせていただいています。
もし、「なんか共感するな」とか、「面白そうだな」と思ってくださる方がいたら、ぜひ情報を受け取ってください。
一つは、「”時間がない”はチャンスだよ。他にもいろいろ備えることで、笑顔の復職を描けるよ。」こんなコンセプトの動画作っておりますので、チャプターにリンクを貼っておきます。ぜひ見てください。

育休スクラが、自分にとって良い選択肢になるかどうか、まず知ってみたいという方に向けては、3月もオープン説明会と、スクールの体験会を開催していますので、多くの方にご参加いただければと思っております。
育休スクラに関する情報は、まさに『育休スクラ』で検索していただくと、オフィシャルサイトがありまして、いろんなイベント情報も載っておりますので、ぜひチェックしてみてください。

今日も最後までお聴きいただきありがとうございます。
今日は、熱く事業に係るコンセプトの話をさせていただきました。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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