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#968 ビジョンは”仮置き”からでいい!さあ、対話を始めよう

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

HRライブ2023がスタートしました!

今週も一週間がスタートしました。
今日は、先週の予告通り、先月からさんざん皆さんに情報発信をさせていただいた、『HRライブ2023ビジョンでチームを動かす』が先週の木曜日の12日にスタートを切りましたので、オンラインとリアルのハイブリッドイベントだったこの回を開催してみての小田木所感を放送にしたいと思います。
当日のオンラインやリアル会場に参加をくださった方がいましたら、本当にありがとうございます。
一方で、参加はしなかった方にも、楽しんでいただける放送としてお届けできればと思いますので、ぜひ聴いてみてください。
なので放送のトーンとしては、「なんですか、それは?」という方にできる限り合わせて、お届けしていきたいと思います。

私は勝手に熱く盛り上がってしまっておりますけれども、先週、何があったかといいますと、私たちにとって、Voicyや仕事を通じて普段接点のある方と、リアルに場を共有するイベントを毎月いろんな形で開催させていただいていますが、おなじみ90分腹落ちオンラインライブですね。これのスペシャル企画版と銘打って、10月はお祭り『HRライブ2023ビジョンでチームを動かす』こんな企画を、先週の10月12日を皮切りに10月中に3回開催させていただきますというご案内をさせていただいての初回が、10月12日に開催をさせていただいたです。

どんなイベントかといいますと、まず一つ、大きな特徴は、「どんな人も手を伸ばせば参加できる大きな機会を作る」というコンセプトで、通常はオンライン開催をスタンダードにしておりましたが、今回はほぼ三年ぶりといっていいんじゃないでしょうか。オンラインでの開催をしながら、かつ私たちが本拠地を置く静岡県浜松市でのリアル会場を同時進行で運営したという、そんな企画でお届けしました。

イベントのテーマは、三回を通じて、『ビジョンでチームを動かす』が今年のコンセプトなんですけれども、皆さん、ビジョンですよ。
ビジョンですけれども、会社レベルや組織レベルではなくて、私たちが半径5メートルの中で、しかも5,6人の仲間とつながって仕事をする、この最小のチームという単位の中でも、ビジョンというものがあったほうが手ごたえを持って仕事ができる。持っている力を、うまく上手に発揮し合える。そして、同じ仕事をしていたとしても、ここにいる意味だとか、仲間とどうやって連携して何を実現するかが見えていることで、仕事がますます楽しくなる。これに欠かせないのが、チームのビジョンだよね。
じゃあ、チームのビジョンって何なのか?それが私たちの手ごたえや組織レベルの効果にどうつながるのか?
こんなテーマをおなじみ沢渡あまねさんと、そして、先週の12日はビジョンといえばこの人、株式会社パラドックス鈴木 祐介さんと、3人でワイガヤをした、こんなイベントです。
オンラインで約60人強の方が参加してくださり、そして浜松市のリアル会場に30人強の方が参加してくださり、まさにライブで、遠隔地も含めていろんな方が場を共有して、100人くらいのイベントとなったんですけれども、私の個人的な感想は、とにかく楽しかったな、そんなふうに思いました。
貴重な時間を投じて同じテーマに関心のある人同士で集まる場、スピーカー同士ではなくて、参加してくれる一人一人とつながって場を共有する体験、これがやっぱり楽しいし、好きなんだな、そんなふうに感じましたし、さらにお祭りだし、静岡県浜松市のリアル会場に足を運べる人は、ぜひ来てくださいよという感じで声をかけつつも、一方で、でもわざわざ浜松まで来るって、一体どれぐらいの人が来てくれるかな?そんなふうにも思ったこともありましたけれども、リアル会場定員の30名いっぱい強まで足を運んでくださる方がいて、遠くは東は栃木から、西は私が存じ上げる限り大阪から来てくださる方もいて、わー、熱いな。
そして、一緒に時間を過ごして、さらにリアル会場はセミナー終了後も、来てくださった方と全体でワイガヤなセッションをプラス120分ですよ。どんだけやるの?って感じですけれども、本当に飽きることがなく、あっという間に時間が過ぎたねという、そんな時間を過ごすことができまして、とにかく半日を目一杯、私自身も楽しかったな、そんなふうに感じた先週でした。

テーマは「ビジョンでチームを動かす」

私の熱い感想で放送が半分ぐらい過ぎちゃっているんですけれども、改めてイベントでのテーマに関してのダイジェストをお届けすると、「チームのビジョン」これは皆さん、なじみはありますか?
ビジョンとかミッション・ビジョン・バリューとかいいますし、パーパスみたいなことも、最近はブーム的によく聞くキーワードだと思うんですけれども、これが組織レベルではなくて、私たちの半径5メートルの最小のチームという単位の中でのビジョン。それってどういうことかというと、私なりの言い換えをしますと、私たちが仲間と連携して、半径5メートルで生み出す価値って何?そして、私たちが発揮して最大化したい成果は何?これを具体的でワクワクできて、そして目の前の業務もいっぱいあるけれども、なぜ自分たちの仕事が存在しているのか?これを確認し合える、そのよりどころがチームのビジョンなんだなと思っております。

例えばですけれども、組織のビジョンがテクノロジーを通じて課題を解決したい。あらゆる人を幸せにするみたいな感じで、とにかく大きく、かつ果てしなく遠いゴールに感じるかもしれないんですけれども、チームのビジョンって、果てしなく遠いゴールでもなく、かつ自分自身の、何千人という中の一人かもしれないけれども、大勢の中の一人である自分の目の前の仕事とつながりの見えない何かでもない。
自分の仕事はなぜ存在しているのか?それを実現するためだったら、仲間と一緒に頑張りたいな。そう思えるものが、チームのビジョンというものだと思うんですよね。
これがやっぱり必要だ。
もしも明確に言語化されていないのであれば、これを明らかにして言語化して、対話しながら仲間とちゃんと共有し合っていこうよ。
ここだけを聞いたら基本に感じるかもしれないですけれども、これが私たち一人一人の仕事のおもしろさだとか、発揮し得るパフォーマンスだとか、ここにいて良かったと思える、そんな手応えを大きくしてくれるんだなということを改めて感じました。

実際に、私は仕事で組織だとか事業という単位でビジョンを作って、仲間と共有するという仕事の動かし方を日常にしておりますけれども、これがなかったら、ぶっちゃけ私自身も頑張れないなと思うんですよね。
なので、私にとっても誰かを動かすためのものではなくて、自分自身を仲間と一緒に望ましい方向に動かしてくれるもの、そのために欠かせないもの。これからのチームのビジョンだな、そんなふうに感じております。

じゃあ、チームのビジョンってどうやって作るの?そんな話をここでしてしまうと時間を使いすぎてしまいますので、チームのビジョン、このキーワードに関心を持った方は、この後のHRライブ2023は、10月20日と25日、第2回、第3回と、同じく『ビジョンでチームを動かす』のコンセプトで続いていきますので、以降はすべてフルオンライン開催です。
こちらの機会に来ていただきたいなと思います。

ビジョンを考えるときは完成度こだわらずに、まずは”仮置き”でいい

最後に、放送の最後になっちゃったんですけれど、そうしたビジョンを言語化していきたい、もしくは、自分が存在するこのチームに、そういったビジョンを仲間と確認し合っていきたい、そう考える方に一つだけお伝えをしたいと思います。
慣れてないと、チームのビジョンというものは、つい私たちは無意識のうちに上からおろされるものだ、こういう思い込みを持ってしまったり、もしくは自分がリーダーであれば、自分が決めなければいけないと思い込んでしまったり、もしくは自分がメンバーであれば、そういうのって上司が決めるものだ、こういう前提を持ちがちなんですよね。
さらに、じゃあビジョンを考えようなんてことになったら、完全無欠な、納得度が高くて、合理的に妥当性の高い素晴らしいビジョンを考えなければいけない、こんなふうなプレッシャーを持ってしまうと思うんですけど、まず一歩を踏み出すという観点では、そういったプレッシャーや思い込みや前提は、いったん手放していいと思います。

すみません。前段の感動の共有が長すぎたためにこの放送ははみだしておりますけれども、とにかく自分が考えなければ、もしくは上司が決めるものだ、もしくは考える以上はちゃんとした素晴らしいビジョンを考え切らなければいけない、こういったプレッシャーや思い込みは、いったん手放したほうがうまくいくと思います。
じゃあ、どう考えればいいのかというところですけど、一つは、いきなり完璧性の高いものを作ろうとせずに、いったんは仮置きでいいと思います。
こういうことかな?みたいな。
完成度としては3割ぐらいかもしれないけれども、もしかしたらこういうことかもしれないな。これを仮置きだけれどもね
こういう前置き付きで、いったん言語化すればいいと思います。
何が大事かというと、一次アウトプットでいきなり完成度の高いものを考えなきゃいけないとか、おろさなきゃいけないみたいな、こういった思い込みを捨てて、呼びかけは誰でもいいんです。リーダーでも良いし、メンバーでもいい。
でも「こういうことですかね?」と、そんな3割クオリティの一次アウトプットをスピーディーに言語化してみて、その後、チームのみんなでワイワイ対話ができるという「こういうことかな?」「こう考えたいよね」こういった対話の中で着眼点が広がったり、こう考えたいという、みんなが腹落ちをするビジョンというか、方向性が言語化されていく。
そんな体験が広がるといいんじゃないかなと思っております。

当然、組織の中のチームですので、組織が求める方向性や役割や成果というものもあると思うんですけれども、それでも自分たちはこうしたい、組織にこうあってほしい、ここの重なりを大きくしていく
百歩譲って組織からおりてきた方向性であったとしても、それをやる意味は自分たちでよりシャープにしていく
こんな思いが広がったり、そういったものを持ちたいという人たちが、勇気を持って踏み出せる。そんな場に貢献ができたらいいなと、この回を通じて思いました。

なので、ビジョンだけの話ではないと思うんですけれども、何かちょっと変えてみたい、やってみたいという時は、完成度の高いものを一人だけで追い求めずに、まずは仮置きでいい。3割アウトプットでいいので、それをみんなでテーブルにあげて、ワイガヤする。対話をしていく。
こういった考え方が、私もめちゃくちゃこのやり方がいいなと思って実践していますし、そのやり方はいいねと言いながら、広がっていくといいんじゃないかな。
そんなことを思って放送にさせていただきました。

ちょっと断片的で分かりにくい箇所もあったかもしれないですけれども、とにかく先週は楽しかったんだな。今、話したようなことに興味があれば、2回目、3回目のHRライブに行ってみちゃおうかな?そんなふうに受け止めていただければうれしいなと思います。
勝手な一人の振り返りですけれども、またこんな情報もお届けしていきたいと思いますので、ぜひお耳を貸してください。

それでは、現場からは以上です。
最後までお聴きいただきありがとうございます。
HRライブの残りの日程の情報は、チャプターにリンクを貼っておきますので、よかったらチェックしてください。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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