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おだぶんの「日々雑感」12 断捨離出来ない人・・・

こんにちは。おだぶんです。

私の部屋は四畳半・・・もの凄く狭い。

その空間に生活道具と、人生で集めたコレクション(ガラクタ)が、うず高く積みあがっている。ドンキの圧縮陳列よろしく、本棚、スチールラック、プラスチックケース、段ボール箱、トランク、ありとあらゆる収納アイテムを駆使して出来上がった要塞、そこの真ん中に万年床を設えたのが、我が居住空間。

誤解されてしまうとよろしく無いので、言い訳半分になっちゃうけど、世間でよく言われる「ゴミ屋敷」ではない事を、自らの尊厳もあるので弁明させてもらいます🤣。足の踏み場も無いのは確かだけど、生ゴミとか虫が湧くようなものはシッカリ処分してます。

去る10月7日夜に起きた大きな地震の時の話。私は部屋で既に就寝中、突然グラリ!!ユサユサと大きな揺れで目が覚めた瞬間、息子が、「危ない!!直ぐに出て!!」「えっ⁇なんで⁇」「崩れる!!」

冗談みたいだけど、マジでそんなやり取りがあったのだ。

この私の部屋に積み上げたコレクション、と呼ばれるガラクタは、今集め始めたシロモノではなく、遥か昔、それこそ少年期、青年期、壮年期、そして初老を過ぎた今まで共に過ごして来た仲間、そんな思いが有る品々ばかり。しかし周囲はそんな思いもつゆ知らず、「邪魔」「ゴミ」「無意味」と、散々に言われる。確かに腐らない、ハエがたからないだけで、ゴミ同様と言われれば全くもってその通り、返す言葉もない。

本棚には様々な蔵書の中に、43年前(1978年夏)のコミック雑誌があったり、再生機器も無いのにLPレコードがゴッソリ、着古した服がクローゼットに残っていたり、昭和から平成にかけて録画したVHSのビデオテープ、さらに中学生の頃から増やし続けたカセットテープが山のようにある。40年前に大ブームになったルービックキューブもあり、今でも脳トレ代わりにカシャカシャやっている(ちなみに今でも6面綺麗に揃えられる)。他にも飯ごうや湯たんぽ、ゼンマイ式の目覚まし時計、目の前にあるのは、この先も使うアテのないものばかり。なんのことは無い、要は物を捨てられない人と言う訳なのだ。

一説では、物を溜め込んで取捨選択出来ないのは、アタマのビョーキなんだそうだ。なるほど、さもありなんである。悔しいけどその通り、大当たりだ。

しかし私も今年で53歳。平均寿命まで生きれたとしても残りの人生は三十年足らずだ。いや、若い時分から不摂生を繰り返して来たから、恐らくもっと短いだろう。それを考えると、このコレクションいやガラクタは、近い将来訪れる命の終わりとともに付き合いも終わる。終わったらどうなるのか⁇あの世には物は当然持ち込めない。私が死んだ瞬間に、これらは全て粗大ゴミになるという訳。

となれば、残された家人がこれらを始末しなければならない。そうなったら大変、こりゃ恨まれること必至だろう。笑い事じゃ済まない。ヘタすれば遺骨もろともガラクタと一緒に処分されかねない。

この先の人生を考えたら、一念発起して断捨離を断行せねばなるまい。そう決断して先日、秋晴れの天気のいい掃除日和の日に挑んでみた。が、一向に捗らない。ガラクタを手にすると、そのガラクタとの思い出が記憶の中から頭をもたげ、あれこれいじくりまわして、結局はゴミ袋に入れずに一まとめにして移動させて、ゴミ袋にポイしたのはホンの少し。

しかしそうも言ってられないので、コツコツと処分するつもりではあるけど、それがいつの事になるのかは未定!!。まるで夏休みの終わる間際の、白紙の課題帳を目の前にして途方に暮れる、あの心境そのまんまだ(笑)。

ちなみ私、高尿酸値血症、高コレステロール血症、高血圧症。お医者さんが仰るには、溜め込んで排出出来ない体質なんだそう。

どうやら溜め込み病は、宿命として決定されているもののようだ・・・

ありがとうございました!!



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