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おだぶんの「日々雑感」18 番外編 かき飯の思い出

こんにちは。おだぶんです。

今回は番外編として、35年前、青春時代の旅の思い出を記したいと思います。よろしくお付き合いくださいませ。

昭和62年3月。北海道は根室本線。
私は高校の卒業旅行で、北海道を回遊中でした。

氷点下のローカル線、友人と二人で朱色のディーゼルカーで目指すのは厚岸駅。そこで名物のかき飯を食べるために、腹をペコペコに減らして列車に揺られていました。
やっとの思いで厚岸駅に着いた時は既に日も暮れ落ち、ホームに積もる雪を踏み締めて駅弁売り場へ行くと、残念なことに売り切れ‼️
厚岸のかき飯目当てでやって来たと売店のおばちゃんに話をしたら、なんと製造しているところへ連絡してくれたんです‼️
大急ぎで改札を抜けて、駅から少し歩いたところにある製造元へ行くと、熱々出来立てのかき飯が二つ、用意されていました。
釧路へ向かう列車の中でいただきましたが、涙が出るほど美味かった、それはかき飯の味もさることながら、売店のおばちゃんの優しさの味だったと、今でもそう思っています。

昨日駅前のスーパーの駅弁セールで、たまたま見つけた厚岸のかき飯。売れ残りで値下げされていましたが、迷わず手に取りました。35年ぶりに味わったかき飯、甘く炊き込まれた茶飯と、プリプリのカキ。35年前の記憶が蘇って来ます。

あの時の売店のおばちゃん、まだ元気だろうか・・・⁇

ありがとうございました😊。

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