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おだぶんの「日々雑感」11 『今はもう秋・・・』

こんにちは。おだぶんです。
一ヶ月以上空けてしまいました。

秋になりました。

4月の桜の時期にこのエッセイを始めたので、季節が三度巡って来た勘定になります。
「つれづれなるままに、日暮(ひく)らし、硯(すずり)に向かひて、心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」エッセイストの元祖、吉田兼好先生の徒然草の冒頭ですが、心に移りゆくよしなごとをボチボチ書き連ねて行けたらと思います。
それにしても日がめっきり短くなりましたね。初夏の頃、早朝の同じ時刻に空を見ると朝焼けが始まっていたのに、最近は真っ暗。夕方も同じく、19時を過ぎても残照が西の空を染めていたのが、今では17時を過ぎると既に暗い。近所の畑道を歩いていると、影が長く伸びて,北東から吹く涼しい風に吹かれていると、なんとなく寂しさを感じますね。
この寂しさがまた、秋の魅力の一つでもありますが・・・
生命の息吹きと躍動感溢れる春、烈しさと熱気に満ち溢れる夏、そしてクールダウンしながら速度を緩める秋、やがて訪れる終息と安堵の冬、そう考えると四季は起承転結、上手に出来ていますね。
私は一年で秋が一番好きです。こういった雑文を書いたり、写真を撮ったりする時のイマジネーションが一番膨らむのが秋です。空と雲が一番美しいのも秋です。高い空にポッカリ浮かぶ雲、特に茜色に染まる夕映えの雲は、言葉を失うほど魅せられてしまいます。私はカメラを片手に散歩するのが趣味ですが、ライブラリーに空と雲をモチーフにした画像が増えるのが秋です。頭を垂れた稲穂と、高く青い空に張り巡らされたイワシ雲、ファインダー越しに眺めていて、ホント飽きませんね。

また秋はよく眠れます。目を閉じると吸い込まれる様に眠れてしまいます。春の眠気とまた違う、デトックスされる眠りと言うか、澱のように固った疲労物質が眠りと共に毛穴から吐き出されて、目覚めると身体が軽くなる、そんな眠りですね。ようやく暑さという緊張感から精神が解放された、そんな感じでしょうか⁇ホッとした眠りですね。

これから更に秋は深みを増して行きます。様々な味覚もこれからです。とりあえずサンマ、食べたいですね(笑)。
まだ夏と行きつ戻りつする日もありますが、カメラ片手に秋を探しに歩くのが楽しみです。

ありがとうございました。

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