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おだぶんの「日々雑感」15 遅くなりましたが・・・

新年おめでとうございます・・・なんて言うと、今ごろ寝ぼけとんのかと言われそうな、正月から遠ざかって久しい酷寒の毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか⁉️

私は以前にもお話した通り、50歳を境に年齢を数えで勘定している。特に意味はないけど、しいて言うならば、自分の満年齢の誕生日(5月9日)を忘れがちなので、面倒くさいというのが一つ、もう一つは生きて来た時間よりこの先生きる時間の方が圧倒的に短いのを自覚したのが発端である。

昔は皆、年齢は数えで勘定したので、正月が来ると全国全ての日本人が歳を一つ取った。正月とは日本人共通の誕生日というわけである。

さて私おだぶんは、この一月一日をもって、めでたくもありめでたくもなしで54歳になりました。まあよくここまで生きて来たと、生命力と図々しさには呆れてしまうが、考えてみればホントあっと言う間の出来事、光陰矢のごとしである。

節目や区切りといった単位はいくつかあるけど、30年という単位で振り返ると、30年前の自分は24歳、当時の今頃は今の生業である電車運転士の見習い中で、先生の先輩運転士について仕事のイロハを学んでいた。3月に晴れて運転士の免状をもらい、夏の初めに実家を出て独り暮らしを始めた。更に2年後に今の妻と知り合い27歳で結婚、31歳で長男、33歳で次男を授かり、仕事や家庭に追われてあくせく生きて、気がついたら54歳の今になっていた、そんな感じである。

30年前には30年後の自分など、想像すら出来なかったけど、過ぎてしまうとその時間はホントに「あっと言う間」の出来事だと実感する。

では今から30年後に目を向けてみよう。私はいくつだろう⁇

そう、84歳だ・・・

71歳で死んだ父親を遥かに超えた年齢である。もうヨボヨボの爺いどころか、この世にいるかも危うい年齢、いや、私はいくつもの既往症持ちだから、既に墓の下だろう。

そう考えると、もう人生の第四コーナーに差し掛かっているわけで。それは止められないし巻き戻せない現実な訳ではある。別に止めたいとか巻き戻したいとか思わないけど。

残り少なくなった人生を考えると、若い頃に無限に思っていた時間に限りがある事に気付けたというのは、年齢を重ねた賜物、そう思える。歳を取る事は、ある意味大きな気付きを得られるな、そんな風にも思える。

目元や額に深い皺、顔はシミだらけ、髪の毛は既に真っ白、肉体は老化の一途だけど、人生の学びは深まる一方だとつくづく思う。そう思うと生きているという事は全てが学び、失敗や不幸すらも学び、そんな風に思えて来る。

生きて来たという事は、決してムダじゃないんだな・・・

54歳の初春、あらためてそう思いましたね。

ありがとうございました。

今年もよろしくお願いいたします。


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