育児に纏わるあれこれvol.2『今、パパって言ったよね』
どうも
「娘の前髪が意思を持ち始めたかもしれない」
どういう髪質なん?!オダです。
薄毛で生まれた娘っ子。漸く全体的に伸びてきたが、圧倒的に前髪の一部だけが意思を持ち始めて伸びてきている。
ヘナァ・・・
となることなく、ある時は真上、ある時は前に。湿気が気になる今の時期でもその形を維持している。下落することがない。投資家なら間違いなく娘の前髪に投資するだろう。厚切りジェイソンも
ホワイ、ジャパニーズオダベイビー!!
と言わざるを得ない。あぁ言わざるを得ない。
さてさて。
娘っ子を育てながら思うのは、改めて自分の親の凄さである。私達互いの家族は兄妹が多い。我が家は男3兄弟。妻側は4姉弟。皆、踏み外すことなく健康に育ち、結婚も家庭を持っている。
歳を重ねていく毎に
親にマジ感謝、いつもありがとう。育ててくれてマジ感謝。ほんとマジ感謝
と中身白湯くらい薄いファンキーでベイベーなモンキーだが、娘っ子が産まれ過ごす日々で
男3人?!どうやって?!嘘言っちゃいけないよ!?
と驚愕している。
金銭面的にも、体力的にも大変な労力だったはずだ。今とは時代が違って便利なものもない。
男3人はやかましく慌ただしい子育ての日々だっただろう。母は坂道が多い保育園に電動でもないママチャリに私と弟を乗せて送り迎えしてくれていたのをうっすら覚えている。
父も大黒柱で働きながら兄弟3人をお風呂に入れてくれたり休日はあちこち連れていってくれたりしていたし、何より私達が好きな物に興味を持ってく遊んでくれていた。
全員が小学生になったら、サッカーをやり、土日はほぼ子供為に費やしていただろう。車での送り迎えや応援もしょっちゅうだった。思春期になり、兄弟三者三様の反抗期でギクシャクもあったけど、兄と弟は大学まで行って、就職し結婚している。
私はなんかよく分かんない事やりだして東京行ったりしたが、芝居はしょっちゅう観に来てくれてたし、何よりずっと応援してくれていた。
ごく普通の家族かもしれないがこのごく普通が難しいと感じる日々だ。
娘っ子一人でも感じるのに、3人も人様に迷惑かけることなく育てあげている。母親にどうやって子育てしていたか聞いたら
「覚えてへん!!」
ときっぱり言われた。まぁそらそうだ。毎日怒涛で記憶してる暇なんてなかっただろう。
親になり、それを全うすることが如何に凄いことか。改めて痛感する。
そんな事を感じながら、働き、家事、育児をしつつ過ごしていたがそれはついに起きた
自分が地方出張中に娘っ子が初めて風邪をひき高熱を出したのだ。
いつか絶対来るものだが、よりによって自分が地方中とは。
妻ちゃんが一人で一週間近く看病をし続けた。娘っ子もぐったりとし、食欲もなくミルクも少ししか飲まなくなった。夜泣きも続き、妻も体力的にも精神的にもギリギリの看病だっただろう。
そして、私が帰る直前に妻ちゃんがダウンした。帰ってきたら8度後半の熱を出しながら娘っ子の看病をしていた。
自分の不甲斐なさを心底悔やんだ。いくら仕事とはいえ、
「仕方ない」
という言葉では自分の中で消化できない出来事だ。なんの為の父親であり夫なんだろうと。
どれだけ頑張って働いて稼いでも家にあまりいなかったり、こういう時にすぐ駆けつけられなかったりしなくてどうすんだと。
これからは娘っ子のイベントごとも増えていく。そういうのにも全く出れないのはどうなんだろうか?
休みの日に一緒に出掛けることが出来なかったり、旅行にいけないのはどうなんだろうか?
よく言うじゃないですか。今だけだよって。大きくなったらパパ臭いとか、ウザいって言われるんだよって。
ほな、今が一番ええんやから一緒に出来るだけいたいですやんー
ほんで今頑張ってそんなこと言われないように頑張りますやんー
いつまでもシュッとしたお父さんでいたいですやん。足早いお父さんでいたいですやん。話題についていけるお父さんでいたいですやん。娘っ子の為ならTikTokで踊ってみたとかクソ寒いことでもやりますやん。
それが父親ってもんですやん。
ついつい関西弁が出てしまう。
妻ちゃんと結婚して二人の時は正直、こんな事は考えてもいなかった。互いの人生を支えあって楽しく生きていこうよくらいだった。が、娘っ子が産まれ、夫婦から家族になった。家に可愛い人が二人もいるのにほとんど会える時間がないのは拷問でしかないと日々思いが強くなっていく。
自分の最高の幸せは家庭にある。
正直、一番楽しくて幸せな時は妻ちゃんと二人で謎のハッピーダンスを踊り、娘っ子が笑いながら縦ノリで一緒に踊ってる時だ。
その時間をドンドン作りたいし守っていきたい。というかもっと育児したい。
そもそも男に出来ない育児なんてない。イクメンなんてゴミクソみたいな言葉だ。どうせ育児した事ないおっさんが生み出した言葉だ。
育児する男性は偉い、立派
違う、普通だ。悔しながら男の乳首が役立たずなことくらいだ。
今の娘っ子には、産まれてからしばらくは親と過ごした日々の記憶は残らないだろう。その分、親が記憶して記録していくのが務めだと思う。それをいつか伝えてあげたい。
君は、何故かずっと家の壁をポコポコ叩いて話しかけていたよ
って。
娘っ子にとって理想の父親はなんだろうか?いい暮らしをさせることなのか?一緒にいることなのか?そもそも理想なんてないかもしれない。自己満かもしれない。
でも言われたいじゃない
将来はパパと結婚するって。
思春期になっても
パパみたいな男ってなかなかいないね
ってさ。
それはきっとお金持ちやイケメンじゃなくても出来る気がする。その為に私は今日も明日も全力でオムツも替えるし寝かしつけもするし、ハッピーダンスも踊るし、家の床を娘っ子と一緒に這いつくばって探検する。
娘っ子が成長していくように私も一緒に父親として成長していくのだ。
ではまた。
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