焦燥に狩られるも現実は厳しく

「早く自分の人生を好転させたい」

「早く光輝く人生を送りたい」

そういった思いは常々持っています。しかし、焦ったところで、現実は思いの他厳しく、そう簡単に思うようにいきません。

このとき思い浮かぶのは強迫性障害(OCD)の存在。

「強迫性障害にさえかかっていなければ、確認行為に時間を無駄にすることなく、効率的に行動し、思い通りの人生を生きることができたのではないか?」

「なぜ、自分だけがこんな目に合わなければならないのか?」

「周りの人間はこんなにも幸せそうなのに。」

「なぜ自分だけ?」

僕の脳裏には、こういった考えが思い浮かぶことが時々あります。

こういうときは、主観的にしか物事が考えられない、いわば視野が狭い状態といえるかもしれません。

自分だけが苦しい思いをしていて、他人は皆、楽に生きている。

自分の状況が辛ければ辛いほど、こういった考えにとらわれます。

しかし、実際はそのようなことはなく、多かれ少なかれ、人それぞれ、その人にしかわからない苦難や苦痛を抱えていることはあると思います。

ものすごく笑顔で明るく生きている人も、見た目から想像もつかないほど、壮絶な人生を送っていたりもします。

表には見せないだけで、辛い思いをしながら生きている人もいます。

「隣の芝生は青く見える」ということわざがあるように、人の心理として、他人が華やかに見えるというのは、往々にしてあります。

こういうときは、心が弱っている状態なので、一度原点に立ち返り、冷静に物事を判断します。

「今の自分に何ができるのか?」

「今の状況で何をすべきなのか?」

ということを冷静に考え、今の自分の状況も受け入れた上で、目の前のやるべきことに取り掛かります。

すぐに大きな成果であったり、成功を手に入れることは通常ありません。

運よく、一時的に上手くいくことはあっても、継続的な成功を手に入れるには、日々、コツコツと努力をして、行動を積み重ねる以外ありえません。

強迫性障害(OCD)においても、すぐに治るものではなく、日々、改善に向けて努力をする必要があります。

そう自分に言い聞かせて、日々のやるべきことに取り組んでいきたいと思います。



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