芋虫「さきこ」伝ーキアゲハが教えてくれたいろいろ①
我が家にいもむしが来た。
それはとある日、無農薬のパセリを花瓶にいけていたら、
数日後に彼女が現れた。
最初はギョッとした。
鳥のふんのような形状。結構気持ちが悪い。
ただ最近虫をみると思い出すのは、千葉工大学の大橋先生のハイパーソニックエフェクトの話だ。
「深い森に入って気持ちがいいと感じるのは
虫の羽音が超高周波となって人間の脳に届くから」
森に入って気持ちいいのは木がマイナスイオンなりなんなりを
出しているからだと思っていた。
いや、もちろんそういうのもあると思う。
ただ、虫の音というのは驚きだった。
アマゾンとかは本当に超高周波の宝庫らしい。
生物多様性が自分の「心地よさ」に通じているのは目が飛び出るほどびっくりしたことだった。
ということで、都会の森よりも、田舎の森の方が心地よいと感じるのは、
虫のおかげか〜って思ってから
私は、むやみやたらに虫を殺すのをやめてみた。
(蚊やアブなどは、人間を食する側として当然彼らにも
リスクを背負ってもらいたいという観点からもっぱら殺生するけれど)
そんな目でみているとだんだんこのいもむしが可愛く見えてきた。
勝手に親友の名前から拝借してこの芋虫を「さきこ」と名付けた。
自粛生活で、自然を感じられなかったことも後押しされ
こうして私とさきこの共同生活は始まった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?