2023年1月よく聴いた音楽
Seeking the Sources of Streams / Cicada
ピアノとギターとストリングス隊の距離感の取り方がとても面白いアルバムでした。同じカラーで統一した演奏をしてると思ったら突然どれかのパートが差し色に変わるようなアレンジが素晴らしかったです。
ghost story / 森永陽実
オーガニックな演奏のイメージが強い方だったのですが、ダンスミュージックになっていて驚きました。
ねっとりとした歌い方と切れ味鋭いストリングス、ハードすぎないビートの組み合わせがクセになりました。
Trance Sketches / Jorge Pardo
フラメンコ色の強い楽曲とゲスト陣なのですが、Matt GarrisonとMark Giullianaのリズム隊が作る強烈なボトムが良いアクセントになっていて独自の世界観になっていて面白かったです。
NO MORE LOSSES / Kaho Matsui
色んな演奏形態で作られた楽曲が並んでいるのですが、どの曲でもヒリヒリしたギターの音と音響面の高い美意識があって、アルバムの世界に浸ってしまいました。
Vai Cair / Antonio Loureiro
トリッキーなリフとガシャっとしたドラムの音が面白かったです。それでいて聴いていてシルキーな感触もあるのは美しい曲と声がなせる技なのかなと感じました。
映帶する煙 / 君島大空
アコースティックな音とエレクトロニックな音やノイズと美しいトーンのように真逆の要素が自然に混ざり合っていて聴いたことのない感覚がたくさん味わえるアルバムでした。
色んな再生環境で聴いてみたいなと思いました。
The Call / Lukas Traxel
サックス、ベース、ドラムのコードレストリオなのですが、この編成だからできる自由な演奏と力で圧倒するような展開が気持ち良かったです。
遠ざかる犬 / 浦上想起
キラキラしたかわいい曲なのですが、随所に捻りのある仕掛けがしてあって聴けば聴くほど発見がありました。これまでのリリースにも通じるのですが一体どういうプロセスで作っているのか見てみたいなと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?