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レビヤタンシステム 秘訣14 TTM Squeeze

Leviathan AOは、TTM Squeezeを装備しているのであった。
AOのゼロライン上にある4色のドットがそれである。
TTM Squeezeのことで質問受けたので、回答に代えてこの記事を書く。

緑色
拡張(収束なし、ボラティリティ拡大)
黒色
収束中(ボラティリティやや減少)
赤色
収束中(ボラティリティ減少)
オレンジ色
収束(拡張なし、ボラティリティなし)

注意すべきは、緑色が買い、赤色が売りではないということだ。この点がちと紛らわしい。緑色はトレードしていい局面であり、赤色はその反対で決してトレードしてはならない。

信号機を思い浮かべるといい。
赤は止まれ。緑は進め。
だが、オレンジ色(黄色)は、注意ではない。
ボラティリティが最小の状態を示す。
黒色がむしろ信号機の黄色に相当する。
ドットが黒色になったら、そろそろ緑になると考える。

緑以外の色のドットがしばらく続いた後に、緑色のドットが点灯したらエントリーである。

トレード対象となる銘柄のボラティリティによっては、黒と緑をトレードOK、オレンジと赤をトレードNGとするのでもよいだろう。

ロングかショートかは、AOの色と方向で判断する。

TTM Squeezeが示すのは、勝ちやすいエントリーチャンスの到来である。エントリーすべき方向(ロングかショートか)やエントリーのタイミングなどについては、AO、ワニ、フラクタルブレイクによって判断する。

TTM SqueezeのドットとAOの方向性を見やすくするために、AOのヒストグラムをラインに変更するものいいだろう。

TTM Squeezeは、John Carterが開発したインジケーターだ。

現在は Simpler Trading を運営しているが、かつては Trade The Market というサイトであった。TTM はこれに由来する。

TTM Squeezeは、拍子抜けするほど単純だ。ボリンジャーバンドがケルトナーチャネルの内側を推移するときを「収束」と規定する。ただそれだけのことである。だがこの発想は”コロンブスの卵”並の気付きと言っていい。

オレンジ色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの1.0 ATRの内側にあるとき

赤色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの1.5 ATRの内側にあるとき

黒色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの2.0 ATRの内側にあるとき

緑色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの2.0 ATRの外側にあるとき

ちなみに、この仕組みを知ってしまえば、TradingView標準のスクリーナーで、「収束」中の銘柄を絞り込むことが容易にできるだろう。そのときAOの状態をフィルターにするといい。

以下、TTM SqueezeともJohn Carterとも関係はないが、出来高プロファイルを用いるオリジナルの方法を記しておく。

TTM Squeezeが、オレンジ、赤、黒の範囲に「固定期間出来高プロファイル」を適応して、POCのブレイクやPOCへのリタッチをエントリー判断に加味するという方法である。

収束範囲(Contraction)に出来高プロファイルを適応することについては、以下に詳説してある。


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