何が違うの、クラウドファンディング?
資金調達が多様化され、その中でクラウドファンディング(以下、CF)も身近になってきました。
CFは「方法論」です。
この方法論で「何をするのか」で違いがあります。
様々な機会を頂いて全国で話させて頂いております。
[CFの種類]
・購入型
・寄付型
・融資型(不動産、ファンド型含む)
・株式型
(*既に色々な情報がありますので詳細は他記事をご参照ください。)
【そもそも論が違う】
それぞれのCFは類似で仲間(or 競合)と見られがちですが、全くの別物です。
各業者の扱っているものを考えるとその正体がわかります。
[各業者で扱っている物]
・購入型:モノ → 物販 → 予約販売 → 売掛金
・寄付型:寄付 → 寄付金→ 寄付取次 → 寄付金
・融資型:融資 → 借入 → 貸金業 → 負債
・株式型:出資 → 株券 → 証券業 → 資本金
[大分類(必要な登録、許認可等)]
・購入型(寄付型含む):IT企業(特になし)
・融資型:貸金業(第二種金融商品取扱業、貸金業)
・株式型:証券会社(第一種少額電子募集取扱業)
(*優劣ではなく、あくまで違いを記載しております。)
【簡単解説】
モノを売りたい(棚が欲しい)のに証券会社に相談されますか?
出資を受けたいのに百貨店やAmazonに相談に行きますか?
融資と出資は同じ目線でしょうか?
資金調達手段が多様化したのは良いことですが、まだまだ過渡期です。
利用する側が正しい認識を持って、選択できるようになってからようやく次のステップです。
[各業者の支援すること]
・購入型:売掛金(予約販売)→先行販売(生産原資)+PR
・融資型:融資(長期・短期)→(回収確度の高い)事業資金+PR
・株式型:出資→先行投資資金+PR
(*各運営会社によってスタンスは異なりますので詳細は各社へお問い合わせください。)
ここでご自身達がされることに立ち返ってください。
”資金調達”だけど何のための資金でしたか?
そうすると、相談すべき先がわかると思います。
【最後に】
今回は CFの見分け方、考え方について記載させて頂きました。
色々な方が書いてくれているおかげで比較情報は充実してきたので、簡単に見分ける方法と考え方に振り切りました。
調達方法の優劣(金額の大小や返済の有無等)ではなく、利用する事業者事態が何をしたいか、が重要で、そのために何をしなければならないのか、です。
あそこはなかなかやらせてくれないとか、断られたとかあるかもしれませんが、それぞれの役割があるからです。
冷静に考えて頂ければ、より効果的・効率的に活用ができるかと思います。
事前にご一読頂けましたら、より建設的且つ発展的なお話ができると思います。
本記事の件のみならず、活用法や調達後の話、資本政策のアドバイスもしておりますので、自他推薦問わず、話を聞いてみたいという方はお気軽にご連絡ください。
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