見出し画像

目の上で光る虹色

太陽の光に目を細めた時、まつげの上をこぼれるように映える虹色がたまらなく好きなのは、暖かくて優しくてまっすぐで、日頃感じてしまう憂鬱を消してくれるような気がするからなのかもしれない。

そのまつげが抜けてしまった時は、
指の上に置いて、ふうっと息を吹いてとばすとその時に願ったことが叶うらしい。
そんなことを聞いて以来、
まつげが抜けた時は決まって同じことを願うようになった。

大好きな人の大好きな人になれますように。

好きな人から好かれる人でありたい。人間関係は好き合うことでつくられる。
これは恋愛に限ったことではなくて。大好きな人はきっとたくさんいた方がいい。
でも、誰かに対して好きだという認識をするのに時間のかかる私は、きっと自分自身のことを好きになりきれていないのかもしれない。
自分のことが大嫌いなら、仮にそれを好きだと言ってくれる人が現れたとき両手を広げて受け入れられるだろうか?
きっと、そんなはずないと疑心暗鬼に陥ってそれどころではなくなると思う。

人から好かれたい、好かれた時にそれを返したい時、まず自分自身を好きになる必要があるんだと気づいたのはいつ頃だろう。欲しがってばかりでは、結局なにも残らない。
自分のことを好きになる努力のひとつとして私がやっていることは、本を毎日少しでも読むこと。小さいことだけれど、決めて続けていることがあると小さな自信につながる気がする。
この自信は、自分を好きになる小さな力になると思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?