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着る毛布で生活習慣が強制的に改善されてしまった冬

趣味の時間が私を人間にする

私は趣味の時間を何よりも大切にする。
どんなに仕事で遅くなっても、1日に必ず趣味の時間は設ける。
仕事してご飯食べて寝るだけの1日なんて何が楽しいのだ。なんの為に生きているんだ。体力よりも精神のが大事じゃい!と豪語してきた。
その為深夜3時過ぎまで起きているのなんてザラだ。それが普通だった。
着る毛布を手にするまでは・・・。

禁忌に手を伸ばす

事の始まりはそう、今年の冬の始まりの頃。
ニトリの新商品、スマホを触りながら寝れる毛布的なやつのCMを見た時だ。「これもいいけど着る毛布ってやつあったよな。今年の冬はこいつで決まりだ!」と、今年の冬をどう乗り切るか考えあぐねていた私はとっさに閃き、気付いたらニトリにおり、会計を済ませていた。
それが健康につながるアイテムだと知らずに・・・

着る毛布の凄さ(恐怖)

着る毛布はその名の通り「着る」「毛布」だ。
毛布の素材で身体をすっぽり覆うもんだから暖かくないわけが無い。
これを着ていれば全然寒くないので、今年暖房をつけたのは雪が降った日くらいだった。寒くないし節電もできる。最強か?

だがその暖かさの魔法こそが私を健康に陥れる罠だったのだ。

ある日、いつものように夕飯を済ませた後、ひと休憩入るために着る毛布を羽織りソファに腰かけダラーんとyoutubeを観ていた。
そして瞬きの為に目を閉じ、次に目を開けると翌日の早朝4時になっていた。

!?

あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
おれはソファで瞬きをしたと思ったらいつのまにか寝ていた。
な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

と、ポルナレフはこんな感じだったのかと思いながらも、その日は冷静にPS5の電源を入れいつも起床する時間までゲームを楽しんだ。(狂気)

人間の身体は面白いもので、たとえいつもより早く寝てしまったとしても、睡眠時間自体は変わらないものだ。いつも4~5時間の睡眠ならそれ位しか寝ない。ちゃんと目が覚める。だから、早く寝て早く起きるならそこからゲームでもなんでもしてればいいや。と思っていた時期が私にもありました。

誤算があった。時間止めの「ザ・ワールド」というよりかは「キングクリムゾン」による時間飛ばしを許容していた私だったが、着る毛布による寝落ちを繰り返すうちに、段々と睡眠時間が長くなってしまったのだ。最近では深夜0時には睡魔が襲ってくる始末。

アイデンティティを取り戻せ!

とかくこのままではまずい。趣味の時間が無い1日など死んでいるも同然。
いまいちど奮い立つのだ!自分!
とにかく寒いから着る毛布は着るけど、ソファでゆっくりしては駄目だ。
すぐさま座椅子に移り、PS5の電源を入れ、コントローラーを握る。
そして目標をセンターに入れてスイッチ。

目標をセンターに入れてスイッチ。

目標を・・・センターに・・・

もくひょ・・セン・・・・Zzz

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