アニマルガールとセルリアンは歴史上何度も出現している?

アニマルガールとセルリアンの関係性は複雑である。けものフレンズ3において色々なことが判明したので、まとめてみる。

1. アニマルガールは、動物や動物の情報にサンドスターが反応すると生まれる

2. セルリアンは、人間の生み出した情報にセルリウムが反応すると生まれる

3. サンドスターとセルリウムは、火山から噴出している

4. セルリアンが死ぬとサンドスターになる

5. ジャパリパークの外に行くとサンドスターが減少していく(本記事では"蒸発"と表現)

6. アニマルガールはサンドスターがなくなると元の動物に戻り、記憶は無くなるが"星の記憶"として保存される

7. セルリアンはアニマルガールから"輝き"を奪い、保存する

8. アニマルガールが外傷や病気、老化などサンドスター以外の原因で死ぬことがあるのかは不明

箇条書きだとよくわからないので、図にまとめたものが以下

サンドスター

情報の流れなど興味深い点は多々あるが、今回は物質の流れについてのみ考える。なので、赤と青の線だけを取り出すとこうなる。

サンドスター2

これを1つの生態系としてみた場合、不安定なモデルと言える。ジャパリパークでは火山から継続的にサンドスターとセルリウムが供給されているが、火山というものは活動を始めたりやめたりするのが普通である。なので、ジャパリパークの火山からの供給もいずれは止まると考えられる。そうなったらどうなるだろう?

アニマルガールがセルリアンを殺し、サンドスターに変換させているという点を考慮すれば、時間がたてば確実にセルリウムとセルリアンが減少し、サンドスターが増加する。しかし、サンドスターは蒸発するので、セルリウムとセルリアンがなくなった時点でサンドスターの減少が始まり、最終的にはすべてが"蒸発"して跡形もなく消滅してしまう。

"蒸発"したサンドスターがどこに行っているのかは不明であるが、少なくとも地上からサンドスターは消えてしまう。つまり、火山からの物質供給が停止すると、ある程度の期間ののちに必ずすべて地上から消滅するような仕組みになっている。しかも、物質的な痕跡は一切残らない。

これからわかることは何だろうか?1つはジャパリパークのアニマルガールもいずれはすべて消滅してしまうであろうこと、もう1つは、今までも同じことが起きていた可能性があるということだ。

アニマルガールが出現するという状況は、ジャパリパーク世界でも歴史上はじめて起きたことだとされている。しかし、アニマルガールが過去に出現していたとしてもその物質的痕跡が残らないのであれば、(人間が記録を残しているのでなければ)これまでも同様のことが起きていた可能性もある。

それは人類出現以前の出来事かもしれないし、出現以降だが記録に残らなかったのかもしれない。そもそもジャパリパーク自体「絶海の地に突如火山島が出現した」という成り立ちである。「絶海の地に突如火山島が出現した」ことが分かるためには衛星写真か航空写真を用いるしかなく、前時代的な望遠鏡や肉眼では決して認識できない。船舶の航路も、前近代においては沿岸部をたどったり島を飛び石のようにわたっていくことが普通であるため絶海の孤島を発見するのは困難である。

そういうわけで、ジャパリパーク以前にもアニマルガールが存在したかもしれないということがわかった。その場合、彼女らの姿が現在知られている姿とどのように異なるのか、人工物が無い状態でもセルリアンは出現していたのか、などが気になるところである。そもそも、ジャパリパーク以前にアニマルガールがいたからどうということはないのだが、2次創作などに活用できるかもしれない設定なので書き残しておく。

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