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いとしいおろかもの

なんかその、それってただののろけじゃない?
と言いたくなるnoteがある。
本当に不思議な魅力があって、読後感として結構良いので、試しに一つそれをやってみようと思う。
書き上げて自分も読んで、なんか良い感じだったらいいな。

「なまちゃさんって巨乳好きだよね」
食後に彼女の胸元に顔を突っ込んでいたら、彼女は僕の耳をつまんで言った。

その日はキャベツとピーマンと豚コマ、それとテンメンジャンのチューブをライフで仕入れ、僕はクックドゥなしの初めての回鍋肉を作った。

写真を撮っていなかったので、別日に作った生姜焼きの写真を載せる

回鍋肉は最高の出来で、下記の学びを得た。

  1. キャベツは縮むので大きめに切ると良い

  2. 肉は料理酒に漬けとけ

  3. 片栗粉は割と少なくていいしちゃんと水にといたほうがいい

  4. 家には大さじがあったほうがいい

  5. 米は2合炊いて冷凍すると昼も食べられるので、多めに炊く

話が逸れたな。
それで、最高の食後を過ごしていたら、そんな話になった。

僕は顔を埋めたまま無言。
「なまちゃさんは巨乳の女と浮気するんでしょ」
「そんなことしないよ、たしかに胸は好きだけど」
「なまちゃさんは安い誘惑に騙されないって信じてるよ」
彼女は僕の手を取って口付け、そして中指に歯をたてた。

いたっ。
「うわちゃんと痛い」
彼女は得意げな顔をしてみせた。
「おおばかものめ」

僕の頭頂を撫ぜて口ずさんだ。
「いとしい いとしい おろかもの」

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