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さいしょによんでね

さて、何を書こうか。
インターネットでは、なまちゃという名前でやっている。
誰に頼まれたわけでもなく、今仕事終わりにスマホを叩いている。
「noteをはじめてみたい」という類のツイートをしたら、いくつか反応が返ってきてうれしかったので、その思いに応えたいというのもある。

なにか喜んでもらえるものを、無理ないペースでできたらいいな。

なんで書こうと思ったか、これをまず書こうと思う。
僕は友達は多い方だと思う。
いわゆる明るいコミュ障というやつで、初対面の人間に肩を組んでいくタイプだからだ。
故にリアルにもインターネットにも、「よっ友」が多いんだと思う。

「よっ友」というのは、
すれ違う際に「よっ」と言い合うくらいで会話をあまりしない仲のことだ。
大学デビューしたての元陰の者が頑張って新歓で友達を作った1週間後、その彼はみんなから見て「よっ友」になる。そういう、ブベツ的な言い方だから、他所では使わない方がいいぜ。

友達の、恋人たち。
書いている今のタイミング的に、偶然「奥さんたち」になったんだけど、それはいいとして。
僕から見てその位置にいる人たちが、どうしてか文章を書く人たちだった。

彼女たちが書く文がすごく良くて、こんなふうに書いてみたいと思って筆を取った。

でも別に自分には文才はないのだ。こう思うに至った理由は今度書くとして。

僕の人生は今まで、
「こういうの面白いよね」
「こんなアイデア実現した方がいいよ。そのためにはこうやって」
という具合に、自分で責任を取らず、おすすめすることでやってきたように思う。

というのも、あまりにも飽き性でめんどくさがりで凝り性で、次から次に好きなものが出来て、自らの集中するものを自分で選べないのだ。

自分の「集中力/才能」というのは象に似ている。自分の「理性/義務感」でなんとか乗りこなそうとするものの、
目の前の水場や美味しそうなリンゴ、あるいはキャンバスと筆に夢中になる象に、
僕は完全にコントロールを失ってしまう。

そんな僕は、きっとすぐ飽きてしまってnoteを続けられないんだろうなと思う。

そこで、そんな自分に対して、
乗り手のなまちゃがこう言う。

「こういう方法はどうだろう、
なにかレスポンスが返ってくる仕組みを用意して、それが返ってくることをモチベーションにすればいい。」

象が鼻を鳴らす。

乗り手続けて。
「しかも、それは、このnoteを見ている人間にしか通じない暗号にするんだ。親衛隊の軍服や敬礼のような。仲間だと思う仕組み。
外から見た時、『これはなんだ?』と思われるような、仲間のアカシ。」

象は怪訝な顔をする。
「それは誰が協力してくれるっていうんだ?確かに反応があったら続けられると思うけど、何のためにみんな協力してくれるんだ?」

乗り手「そりゃ楽しいからさ。仲間内でしか通じない『内輪ノリ』より面白いものなんかないから。
よし、じゃあなんて言ってもらおうか?」

象「調子のいいやつだ。それはメリットでもなんでもないぞ。内輪ノリは外から見たら、相当うんざりするんだ。『大出世』を知っているか?」

乗り手「あれは言葉の下世話な感じが良くない。もっとなんの意味もなくて、ふわっとした印象の...『わたあめ』とかどう?」

ということで、どうやら『わたあめ』に決まったようだ。

ここまで読んでくれた方は、なんらか僕に届く方法で、『わたあめ』と送ってみてほしい。

真っ赤なリンゴよりわたあめに夢中になれば、きっと次を書くんじゃないかな。

乗り手のなまちゃ、象が眠りにつくのを見てから、振り向いて。
「あーあ、はじめた理由を書くって言ってたのに、いつのまにか全然関係ない話してるよ。まあ、なんでも続けばいいか。」

象が飽きないといいな。
乗り手のなまちゃより。

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