見出し画像

本当はずっと前から「フヅクエ」が必要だったかもしれない

夏の終わり、本の読める店 フヅクエに行ってきた。

下北沢で観劇したあと、時間があったので背伸びして行ってみることにした。
通り雨が降ったあとのジメジメした空気に、崩れてしまった服や髪型でちょっとクタクタなまま、勇気を出してフヅクエへ。

まあ結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。全てが程よく良かった。

ライムミントジンジャーエールを時折飲み、リフレッシュしながら読み進める自由な時間。豆を挽く音と湯気の香り、集中すると聞こえない絶妙な音量のスパミュージック。温かさはあるけれど必要最低限の接客。全部がちょうど良い。
これ以上もてなされても困るし、これ以下のサービスでも困る。一番快適なところをわかっているこの調節具合に惚れてしまった。

気づいていなかったけど、こんな時間がずっと必要だったのかもしれない。
本の世界にどっぷり浸かって現実に戻った時、少しだけ新しい、まっさらな自分になれた気がして嬉しかった。
また定期的に通いたい場所を見つけました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?