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【ワンピースカード】福岡予選までの調整とデッキ選択【赤単エース】

伊茶門です。普段の大会ではお茶と名乗ることが多いです。
福岡予選に参加してきたのでそこまでの調整過程について書いていきたいと思います。日記みたいなものでプレイングに関する記述はほとんどありません。

・はじめに~エリア予選ダメでした~

はい、ダメでした。結果は初戦負けからの6連勝、オポ的にほとんど芽が無い中挑んだ最終戦もあっけなく負けて6-2で予選落ち。残念ながら1次予選では決勝大会まで行くことができませんでした。
ただしエリア予選にいたるまでの大会戦績や調整・デッキ選択は悪くなかったと感じているので諸々の経緯を書いていけたらなと思います。

・大会戦績~エースとその他諸々~

3.5弾環境では【赤単エース】を使用し、中々の結果を出せました(前回記事参照)。ここでは4弾発売以降の大会戦績を記載します。

色々と試しつつ、100名規模の個人戦であるお宝争奪戦で優勝することができました。

ここから大きく構築は変えず、フダフダ杯・エリア予選へと挑みました。

・エリア予選までの調整過程

 -初週 ~【青単クロコダイル】と【緑紫ドフラミンゴ】がやれる?~

4弾のカードリストが発表された直後には業火拳銃や10カイドウなどの優秀な除去・除去内蔵キャラが追加され、リーダー効果で除去の取りこぼしも拾える【青単クロコダイル】に着目しました。

また、FILMナミをブエナフェスタから引っ張ってこれるリソース確保と7ルフィによる展開力のある【緑紫ドフラミンゴ】にも着目しました。

新規リーダーをひと通り試し、前環境トップである【赤単白ひげ】に勝つことができるデッキは増えたものの、【赤単白ひげ】の安定性という壁を超えられる構築は中々見つからず、環境初期は相変わらずこのデッキが【赤単白ひげ】が支配すると予想しました。
福岡予選まではまだ期間があるため、対【赤単白ひげ】に強く出られる新規構築を探す方面で調整を進めていくこととしました。

 -2週目 ~新規リーダーの模索~

【青単クロコダイル】は防御力の薄さと先攻依存である点が気になり、調整の選択肢から外すことにしました。
【緑紫ドフラミンゴ】についてはFILM軸で進めると、FILMナミの都合上アタックラインが基本5000であり、6000以上のアタックを常に要求する【赤単白ひげ】相手には何か別案が必要になると感じました。
初週に試した上記2つの構築に課題を感じ、一旦別の候補を探しました。

そこで【青黒レベッカ】に着目しました。
青+黒という除去の優秀な色の組み合わせと7ルフィ+大猿王銃というリーサル力の高さから、【赤単白ひげ】に強く出られるのではと考え、非公認CSである超新星CSに参加しました。

https://twitter.com/ocham0n/status/1665237327869001728?s=20

しかし結果は白ひげに当たることなく惨敗。
除去の取りこぼしがあるとそこからリーダーと取りこぼしたキャラの2回分のアタックが捌き切れない、という弱点を知ることができました。

ここから、新規リーダーで対【赤単白ひげ】を模索する方向から元から【赤単白ひげ】に対して相性が良い【赤単エース】を4弾環境用にチューニングしていくこととしました。

 -3週目 ~【赤単エース】のチューニング~

まずは3.5弾環境で使用していた構築をベースに【赤単エース】のチューニングを行うことに。

この時点で4弾から環境に現れたデッキは【緑紫ドフラミンゴ】【青単クロコダイル】【青黒レベッカ】【青黄クイーン】であり、これらに対する戦い方・相性の把握を行っていきました。

【青単クロコダイル】【青黒レベッカ】【青黄クイーン】の青が絡むデッキについては炎帝による除去+ライフプッシュや、相手の盤面がそろう前の7エース・9白ひげの連打で業火拳銃の要求を行うことが有効であり、既存の構築を大きく変更する必要はないと感じました。

【緑紫ドフラミンゴ】については既存の構築では不利であるように感じました。
その要因としては、既存の構築が7エースと炎帝・JET銃による除去で面の優位を保つデッキであったのに対し、FILMナミによるリソースの確保・7エースに対しては蜘蛛の巣がき、イベントの単体除去に対してはFILMルフィ・FILMブルックでの横展開でキャラを取り切ることができず、アタック数で押されてしまうことでした。
これらを解消するために赤の4ブルック・火拳を採用しました。
4ブルックによる面制圧、火拳による多面除去はゲーム中1枚でも使えれば大きく戦況を覆すことができます。
枠もそれほど圧迫せずに組み込めるため、従来の対【赤単白ひげ】への優位も大きく覆すことがなく、お宝争奪戦で優勝することができました。

準決勝・決勝と配信卓に映ってます。どちらも対【赤緑ロー】

【緑紫ドフラミンゴ】を見てのブルック・火拳採用でしたが、この日は【赤緑ロー】が多く、そこにも刺さったのは棚ぼたでした。

また、この週は広島のエリア予選があり、結果はトーナメント進出の半数近くが【赤単白ひげ】であり、大方予想通りの結果でした。
この傾向はしばらく続くと感じ、他デッキも試しつつ【赤単エース】の調整を続けることとしました。

 -4週目 ~【赤単エース】の練度上げ・【赤単ルフィ】で遊んだよ~

3週目の項目でまとめてしまってますが、各新規リーダーとの対面を繰り返し、理解を上げていくような練習を行っていました。
この週の大会はチーム戦で、味方に【赤単白ひげ】【赤単エース】を使ってもらっていたため、自分はほぼ白ひげと構築が同じ【赤単ルフィ】を使って遊んでいました。

【赤単白ひげ】からリーダーを変えただけ

対【赤単白ひげ】はこちらだけライフの減らないミラーみたいなものなので有利でしたが、他対面はリーダーのパワーが5000なのをいいことにボコられました。流石におもちゃ。

この週は宮城のエリア予選があり、決勝トーナメント進出は【赤単白ひげ】が9名と前回の広島予選からさらに増える結果となりました。優勝は【緑紫ドフラミンゴ】であり、この2つが環境を支配していると考え、どちらにも明確なプランを持った【赤単エース】の立ち位置はいいだろうとほくそ笑んでいました。

 -5週目 ~【赤単ゾロ】の増加~

フダフダ杯前日の土曜日に関東で行われていた2つの非公認CSの結果を見て絶望していました。

【赤単ゾロ】が全体的に増えてるし優勝してる……

【赤単エース】対【赤単ゾロ】は主力は5マルコで大筋の展開は同じですが、リーダー効果でダダンやバギー等のサーチキャラがリーダーにアタックできる分、サーチキャラの展開量によってはハンド差を大きくつけられるため、不利なマッチアップとなります。

今までは【緑紫ドフラミンゴ】や【青黒レベッカ】がその防御力や小粒の処理性能によってあまり結果をだせていなかったと思われる【赤単ゾロ】が、環境とともにプレイや構築方針も固まってきたため、どんどん頭角を現すことになりました。

局所的なものだろうと半ば祈りつつ、【赤単エース】を持ってフダフダ杯に臨みましたが、希望むなしく【赤単ゾロ】は多く、実際に2回当たり2回とも負けるという結果になりました。

5回戦の配信卓に映ってます。全体観を読み違えてグダグダになっています。反面教師として見てもらえれば。

宮城予選とこの週の傾向から、福岡予選で見るべきデッキはこの3つだと考えました。
【赤単白ひげ】【赤単ゾロ】【緑紫ドフラミンゴ】

【赤単エース】に固執するのは不味いと、残り1週間でこれらに高い勝率を出せるデッキはないかを探していくことになりました。

 -6週目 ~デッキの洗い出しと決断~

【赤単白ひげ】【赤単ゾロ】【緑紫ドフラミンゴ】【赤単エース】【青黒レベッカ】を選択候補に、【赤単白ひげ】【赤単ゾロ】【緑紫ドフラミンゴ】の主要3デッキ相手にひたすら回して各デッキを自分が使用したときの所感を判断。

【赤単白ひげ】:安定度は高いが、環境トップである以上他のデッキも最低限このデッキに勝つための手段を用意していることが懸念点。また、ミラーの練度も全体的に上がっているため、実力差で勝つのは難しいと判断。

【赤単ゾロ】:主要3デッキに対してどれも五分程度に感じ、練度を上げないまま持っていくのは危ないと判断。

【緑紫ドフラミンゴ】:【赤単白ひげ】【赤単ゾロ】相手に微有利程度の勝率を出すことができたが、ミラーの解答が見つからず、時間切れの不安もあり選択を見送る。

【赤単エース】:【赤単白ひげ】に対して大きな有利を取れる。【緑紫ドフラミンゴ】に対しては練度差が出るマッチと感じた。【赤単ゾロ】には速攻ゾロの枚数が減っていることから、3.5弾環境よりは相性差は縮まっていると思われる。練度に不安はない。

【青黒レベッカ】:周りの対【青黒レベッカ】への理解はまだ浅く、分からん殺しができると思われる。【赤単ゾロ】【緑紫ドフラミンゴ】についてはキュロス・各種除去で優位に立てる。

上記から、【赤単エース】【青黒レベッカ】を最終候補にし、対面での調整を行いました。
そして、最終的には練度に最も自信のある【赤単エース】を使用することに。

最終決定が本番2日前の深夜と、ギリギリになりましたが、候補デッキ全てを回した上での判断だったため、十分納得できる選択となりました。

・エリア予選当日 ~使用リストと戦績~

最終的な使用リストはこちら。

お宝争奪戦の構築から4ブルックと4マルコの枚数を1枚入れ替えたのみ。
対【緑紫ドフラミンゴ】については7エース+火拳でもある程度勝て、序盤で4ブルックが出せればより楽になる程度で他対面で腐り過ぎないよう枚数を抑えました。

結果はこちら。

大きく有利と意気込んでいた対【赤単白ひげ】に初戦から負けて一瞬で決勝トーナメント進出が芽無しになってしまいました。マッチングとしては理想的ではあったので結果を出せなかったのが悔やまれます。

・さいごに ~プリティーリズム調整法~

今回は調整にあたって一人回しを大量に行いました。
一人回しや調整については過去記事のようなやり方を行っています。
大量に一人回しを行うことで様々なデッキと環境にいる主要なデッキとの相性を調べつつ、いつでも切り替えられるよう主要デッキの練度を上げることができました。
この膨大な量の一人回しを支えてくれたのが、プリティーリズムシリーズです。

3週間で153話全部観た。

プリティーリズムについてよくわかるレポ漫画

アニメの実況ツイートは言語化能力を鍛え、プリティーリズムシリーズの張り巡らされた伏線回収はゲームメイク能力を向上させ、プリズムジャンプの心の飛躍はメンタルを整えます。

また、私が以前やっていたTCG、ドレッドノートは優勝賞金30万円以上の大会が過去5度行われており、内3回の優勝者はプリティーリズムを視聴していたというデータもあります。

つまり、プリティーリズムを観ることはカードゲーム力を上げるということ。

一人回しをする時は、このアニメを再生し、時に実況し、こぶしを握り、涙しながらデッキの検討しましょう。後半クールになると熱すぎて一人回しどころではなくなるので注意を。

おわり。

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