基準の大切さ 重症者数と重症者用病床使用数の混同

ニュースの傾向が一斉に変わってきたけど国跨いでリンクするとかそんなことある?特にコレという情報を元にしてるわけでもなさそうだけど。
陰謀論だと馬鹿にできない情報いっぱいあるけど、それについてはこれまで同様に保留しておく。

今回は東京都と国の重症病床使用率の基準の違いの話。

これみたら分かるけど基準の設定で全く状況が変わる。
じゃあ東京都の基準が弱いのかといえば…

継続する主な理由を見てみるとまぁ論理的。
特に経過観察に空いてるからとICUにほりこむと重症扱いで補助金とかいうクソシステムのせい。不正受給されてるケースも実際あるでしょ。

じゃあどういう人がICUに入っているかというと
おそらく中等症Iにもなっていない、その手前から入れてる。なんなら病院によっては空いてるなら突っ込んどけぐらいの勢いかもしれない。

画像は以下より



例えば報告数爆増中の沖縄

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan.html

日経メディカルが1/11時点での沖縄地方の分類を調べてるけど以下の通り。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/miwa/202201/573464.html

714人が対象になっていて重症は全年齢で0。
中等症Ⅰ(息切れ、肺炎所見あり)が17人
中等症II(酸素投与、呼吸不全あり)が7人

東京都基準だとこの例では重症病床使用数ゼロかあっても7人(1%)なんだけど。実際沖縄では人工呼吸器とECMO使用数はオミクロン優勢になってからゼロ。

一応、日経メディカルのは人数差が大きいので雑に補正する。

沖縄の人口統計見ると7年前の2015年時点で60歳以上なら約20%
https://ecitizen.jp/Population/Prefecture/47

で、大体5年で階級人口20%増えてるからおおよそ現在では人口の22%程度が60歳以上と想定できる。
仮に全年齢が同じ割合で陽性になったとして、更に階級別の症例割合を持ってきて
・老年(60-79)の約7%
・後期老年(80-)の約68%
が中等症以上になったとするとその割合は陽性者全体の約8%
実際は人口逆ピラミッドなので適当に倍にしても約16%

それでも国基準の重症病床使用率には遠く及ばない。
なら実際にコロナ名目でそれ以上の人数がICUに入れられてることになる。

「人口呼吸器使用だけが重症者じゃない」
という意見もちらほら見えるけど、言いたいことはわかる。
じゃあオミクロンの重症症例は何?寝汗?倦怠感?のどの痛み?
肺炎以外にそんな大量の重症例が出る症状があれば何故周知されない?

仮にあったとして、それって単なる他のあらゆる疾患の重傷者が陽性者になってるだけじゃないの?

別に医者がボーナスタイムでもどうでもいい(資金源税金だからどうでもよくない)けど、それで本当に必要な人が受け入れ拒否されて亡くなるとか治療受けられないとか本当にやめてほしい。


まだ詳しく見てないトピック列挙

①ワクチンと感染では作られる抗体の質が異なることを発見(理研)
②SARS-CoV-2 オミクロン変異体によって明らかにされた印象的な抗体回避(コロンビア大学、香港大学)
③イングランド首相ジョンソン「政府はもはやどこでもフェイスマスクの着用を義務付けません...私たちはもはや教室でフェイスマスクを必要としません...私たちは英国の人々の判断を信頼し、もはや誰も犯罪しません着用しないことを選択します。」(1/20)
④ベルギー心筋炎・心臓炎症のリスクが高いことから、30歳以下へのモデルナの使用を禁止
⑤スコットランドでは3回目接種によるコロナ入院抑制効果が1ヶ月でほぼ消滅[12月末時点では、3回目>未接種>2回目の感染率・入院率・死亡率のデータでブースター有効と発表]
⑥猿を使った非S蛋白の抗原[N/M/E]経鼻投与で細胞性免疫を効果的に誘導(NIID 国立感染症研究所)
↑併せて読みたいブルームバーグとロイターが記事にしたインペリアルカレッジロンドンの研究報告でS蛋白抗原は感染対策としてはゴミってやつ
(記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/8244fcd9ffdd9e08f8523aff21fed08ef55330e5
↑過去に触れたけど接種者はN蛋白抗原が作られづらい傾向(モデルナ資料)と合わせてADE説後押し?

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