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【卒業ブログ】 高専の指南書 

みなさんこんにちは。いちのすけです。

このブログを見ている方は、何かしら高専に興味があったり関わりのある方だと思います。

この記事では、僕が5年間の高専生活で得た経験を基に、高専で生き抜く術を書いていきます。

新入生や高専を目指している中学生諸君だけでなく、高専在学中の人でも参考になるような内容をピックアップしました。

それでは早速本題にいきましょう。

人脈の作り方

あまり知られていない気がするんですが、高専は人脈を作ることが結構大事だったりします。

後にも詳しく紹介しますが、定期試験対策で過去問が必須になってくるので、どこかしら縦の繋がりがあると便利です。

一番の方法は、部活や同好会に入ること。

当然といえば当然ですが、部活と同好会は縦の繋がりが作りやすいですし、課外活動のエピソードが何かしらあると、進学や就職での面接で有効です。

もし部活に入らなかった場合でも、クラスの人と仲良くなっておくのはめっちゃ大事です。

縦の繋がりがある友人から過去問をもらえるので、クラスでは浅くてもいいから広く関わりましょう。

又、横の繋がりを作る上での最強ツールはズバリ、Twitterです。

Twitterは同校だけでなく、他校との繋がりも作れるところが大きなメリットです。又、同じ高専という"マイノリティ"だからこそ、高校よりも他校間の結束力も強くなります。

これも後で詳しく解説しますが、高専生はTwitterのヘビーユーザが非常に多いので、これもそこそこ有効です。

…と、ここまで効率的な思考で話しましたが、人との関わりは効率抜きにしても大事です。自分の成長にも繋がるし、高専生は面白い人がとても多いので、仲良くして損はないと思います。

Twitterの使い方

先ほどの話にちらっと出しましたが、高専生はコミュニケーションツールとして、Twitterを使う人がかなり多いです。

Twitterはとても便利なSNSなんですが、これを中学卒業して間もない子供が使うと、しばしば事故が起きます。

先輩に目をつけられたり、他界隈を巻き込んでプチ炎上したり、同学年コミュニティに亀裂が入ったり、色々ありました(経験談)

又、その時は普通のツイートだと思ってても、後から見返すとめっちゃ恥ずかしいみたいな事象、通称「黒歴史」も多発します。今も現在進行形で黒歴史かもしれませんが…

Twitterは便利なSNSなんですが、最初はそこそこ慎重に立ち回った方が無難です。どうしてもはっちゃけたい場合は、鍵垢を作ることをおすすめします。

定期試験の乗り越え方

これも当たり前ではあるんですが、試験勉強は早い方がいいです。

1ヶ月前に意識し始めて、3週間前にやることを決めて、2週間前に過去問や演習を解いて、1週間前におさらい、っていうのが一番ベストだと思います。

過去問の入手方法は前述の通りですが、そもそも過去問の意義を確認しましょう。

過去問は、その試験問題の傾向を知ることができる、唯一の鍵です。詰まるところ最強の試験対策方法なんですよ。

全ての試験には傾向が存在します。傾向が分かれば、単元の取捨選択が効率的にできます。ある程度かいつまんで勉強できるので、それだけ時間を作れます。

もちろん、過去問だけで満点は取れませんが、演習とプラスすることで赤点は防げます。

勉強が好きじゃない人は、過去問で効率よく対策しましょう。

TOEICの取り組み方

※ここで話すTOEICは全てTOEIC L&Rという、リスニングとリーディングをテストするTOEICのことを指します。

TOEICはホントに早めにやっておいた方がいいです。

そもそも、TOEICとは「国際コミュニケーション英語能力テスト」という、ざっくり言えば英語のテストです。しかし英検とは丸切り違います。

英検は級ごとに難易度の異なるテストを受けて合格する必要がありますが、TOEICは全員共通のテストを受けた点数が出されます。

TOEICは5点刻みの990点満点のテストで、全てマークシート方式です。又、リスニングとライティングでそれぞれ100問、出題されます。

4年生になると、進学のためにTOEICのスコアをそこそこ取っておく必要が出てきます。数字で言うと600点くらいですね。

「なんだ6割くらいじゃ〜ん、余裕余裕」とタカ括ってると痛い目をみます。

TOEIC600点というのは、英検換算で2級と準1級の間くらいのレベルです。

あくまで平均の話ですが、英検準2級は390点程度、英検3級も365点程度しか見込めません。

特に英検準2級って、高校受験するときはアドバンテージになりますが、TOEICに関しては全く無意味です。

なんでこんな点数取れないのかというと、TOEICはビジネス英語的な語彙が必要になってくるからっていうのが理由として挙げられます。

このため、英語圏の人でもTOEICで満点を取ることは難しいと言われています。

しかしながら現在の風潮として、多くの国公立大学や大手企業がTOEICのスコアを求めているのは事実。逃げられないわけです。

悪いことは言わない、早めにやっておきましょう。3年生の時点で500点あると結構いい感じですね。

ちなみに、TOEICは「銀フレ」と呼ばれる単語帳がかなり有効です。詳細のリンクはこちらに貼っておきます。似たものに「金フレ」というのもありますが、600点レベルであれば「銀フレ」で十分です。

高専で守るべき二つのルール

高専は厳しい学校だと思ってる方が一定数いるかと思います。実際赤点は普通高校の倍である60点です。

しかし、"そこそこ"やることやっていれば、大半の場合はなんとかなります。

安心してください。筆者は非常に怠惰な人間なので、嘘偽りない正真正銘の"そこそこ"です。楽な近道を教えます。やることはたった二つだけ。

まず、出来は二の次で課題を期間内に出すこと。これだけはちゃんとやりましょう。

「提出してない100点のレポートより、提出した60点のレポート」ということわざ(?)がある程、課題というのは提出することに価値があります。

もちろん出来が悪すぎたら再提出する場合もありますが、ある程度真面目に取り組めば再提出は防げます。

あともう一つ、授業には出席しましょう。遅刻と欠席は常習してはダメです。

当たり前じゃんと思う人もいるかと思いますが、これができなくなってくるのが高専です。

寝坊するくらいなら、授業で寝た方が100倍マシです。だって出席扱いにはなるから。しかし遅刻や欠席をすると、純粋に出席日数が足りなくなります。

以上の二つのことは守りましょう。あとは自由にやっていいと思います。ちなみに筆者は授業中にノート取ったことがあまりないです。でも前述にある通りに試験勉強すれば、僕でも80点くらいは取れます。

逆にこの二つが守れないと、再試験対象になったりそれすらも落ちたり、最終的には留年にもつながります。これができなくなった人間から、高専で堕落していきます。そういう友人を何人も見てきました。

まとめ

ということでいかがでした?結構いいこと言ってるでしょ。

高専は自由な校風が売りの学校ですが、それゆえに勉強面で大変なことになる学生が多いです。僕も1年生の時に失敗してから、今でも後悔しています。

今回の内容をまとめると、

1. 色んな人と仲良くなろう
2. Twitterでハメ外さないようにしよう
3. 定期試験は過去問と演習で対策しよう
4. TOEICは3年から意識しておこう
5. 課題未提出と欠席遅刻は避けよう

これだけです。これだけやれば、十分健全に学生生活が送れます。

最初と重なりますが、新入生、高専志望の学生、在学中の高専生の参考になってくれれば、いいかなと思います。

最後まで閲覧いただきありがとうございます。それでは、また。













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