【日記】古代ギリシャ的なAI論 #海野波香のさざめき 【28】

珍しく忙しくて寝る前に急いで日記を書いている。

ポジティブな気持ちになりたいが、ポジティブなニュースが流れてこないのでポジティブな話題を作ることにしよう。

もしAIとロボットがすべての労働を代替できるようになり、人類が労働から解放されたらどうなるか。

私は「雇用が奪われる」ということはあまり考えていない。その状況に至ったらおそらく「仕事にしか生きがいを見いだせない人」のための福祉として人間雇用枠は設けられるからだ。

今どき、やろうと思えばどんな企業でもDX化はできる。それでもしない理由のひとつには、PCスキルのないスタッフへの負荷を考慮してあえてアナログ環境を維持するというものがある。

人間は「効率が悪いから」というだけの理由では人間を見捨てられない。もちろんそういう人間もいるにはいるが、それが全てではない。

そういうわけだから、過渡期の競争は過酷かもしれないがAIとロボットが勝利した段階でも人間は働きたければ働ける。

これは環境としては古代ギリシャの自由民に近いのではないかと思う。自由民でもやりたければ奴隷がする仕事をしていいし、反対に奴隷に仕事を任せて自分はやりたいことに没頭してもいい。

生きがいだけで生きていける時代がやってくる。

私はなにをやりたいだろうか。ブックカフェがいいかもしれない。AIの時代が始まり、働かなくてもよくなった人々に思索の始まりを提供する場所。最高に楽しそうだ。

稼ぎ次第ではミニシアターなんかも作って、そこで同じように生きがいとして映像制作をしている人の作品を流す。興行収入なんてものに縛られない、独創性のある映像で感性が刺激される時間。

仲のいい人達とまったりYouTuberをやってもいいかもしれない。収益化する必要はないから、100再生いけばいい。カフェの座り心地がいい席で、好きなものの話をする。

もちろん、時間が自由に使えるから、政治にも真剣に向き合える。

国会中継をちゃんと見ることができるし、市議会や県議会の議事録をチェックできる。根拠を持って投票に向かえるし、国の今後について真面目な井戸端会議ができるだろう。

そうしたら、ついに人類は資本主義の次に進むことができる。この崩壊しかけたシステムから脱却し、次にたどり着くことができる。

豊かな時間によって繰り広げられる丁寧な言論によって新しい思想が生まれ、そしてそれが人々の中で議論されて研磨されていく。

そんな時代に私はブックカフェをやるのだ。コーヒーとドーナツのセットを売るのだ。軽食としてキューバサンドも提供したい。

今日のはっぴー

  • 学生時代の恩師に会ってきた、楽しい時間をありがとうございます

  • 意外と暑い中スーツで歩くのも楽しい、スーツはサラリーマンの勝負服

  • バーガーキングのおすすめメニューを貪った、おなかぱんぱん

  • 書類仕事を色々済ませた、偉すぎる

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