【日記】女帝の逆位置みたいな満腹 #海野波香のさざめき 【18】

つまり、豊かさにうんざりして飽き飽きしたような贅沢な悩みってこと。

友だちと一日遊んでいた。

昼は銭湯に行き、帰りにアイスとスイカを買い、エアコンの効いた部屋で好きな音楽や最近読んだ漫画の話をしながらそれらを楽しんだ。

端的に言って、夏である。

夕食は地元の中華料理店に行った。よだれ鶏と天津炒飯。はっきり言って食べ過ぎである。調子に乗った。

いつもなら頑張って1000字は日記を書くところだが、家事の疲れもあってひどく眠い。まったく書ける気がしない。

高校1年のころからの親友グループで、近々そのメンバーが結婚式を挙げるのでその話もたびたび出た。学生時代は一番恋愛と縁の薄かったやつがあっさり結婚したのは意外だった。

私は今年で28になる。

結婚願望はある。ひとりで生きていく寂しさには耐えられない自信があるし、生活の安定を考えると支えあう生き方のほうが安全だとも思う。

今日遊んだ友だちも概ね同じ理由で婚活をしており、今付き合っている彼女とゴールインできれば嬉しいと語っていた。相性が良さそうなのでぜひそのまま駆け抜けてほしいところだ。

私はどうなのだろうか。

創作に理解があって、宗教や歴史のようなセンシティブなテーマに寛容な人がいいのだろうなと思う。そうでなければ一緒にやっていけない。

さらに言えば、将来設計に対して誠実で、計画的に動ける人のほうが安心して一緒にいられる。キャリアプランや貯蓄など、そういった生活面で未来を見て動いている人のほうが同じ視点に立ちやすい。

それはもしかして、俗に言う「理解のある彼くん」の女性版に相当するのではないだろうか。

そういう理想的な相手に対して、私が何を提示できるのだろう。

私の精神障害は遺伝すると言われているものだし、どうしても障害の関係で年収は同世代よりも低くなる。精神的に不安定な日もある。

強いてアピールポイントを挙げるとすれば家事全般に抵抗感がないことと、社会通念的な「男は出世しなくては」と言うプライドと先入観が薄いことくらいだろうか。

アピールポイントが薄い。そういう点で私はあまり期待すべきではないのかもしれないな。

人並みの幸せとかそんなステレオタイプの贅沢より先に、健康と安定がほしい。仕事がもうすぐ本格化する。うまくやれますように。今は祈るしかないな……。

友だちと結婚や仕事の話を色々したせいで少しセンチメンタルになってしまった。明日はのんびり過ごそう。

今日のはっぴー

  • 銭湯最高、サウナも炭酸風呂もジャグジーも全部よかった

  • たっぷりお風呂入ってから飲むオロポのうまさよ

  • 友だちと夏っぽい一日を満喫したので今日が命日だっていい

  • 満腹すぎて眠い、それはもう贅沢すぎる

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