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図書箱、をやってみたい

本屋さんでも、図書室、でもなく図書箱。
「売る」という行為があまり得意ではないので、本屋さんは断念。
図書室、はかなり良い線なんだけど、初っ端から箱を借りるって…と途方に暮れてしまう。あと、いろいろ考えるべき制度とか申請とかありそう。
そこで、じゃあ縮小版をやれば良いのでは…?と思い当たり、それが「図書箱」。

カフェとかにたまに本が置いてあって、最近は青山ブックセンター辺りが銭湯や食堂?とかにも置いてくれているようなので、そういうの良いな〜と思っている。生活に本が、物語が、想いが溶け込んでいく感覚。

私の8割は、多分物語で出来ている。
そして、私は現実に物語みたいな瞬間が起きることを一番愛している。
私は、他の人の言葉、ほかの人の感性を使わずして、自分のことなんてもちろん、ほかの人のことを語るなんて、出来ない。

それでもこの世の中には読みきれない、存在を知ることすら叶わないほどの膨大な量の本があって、その分人の思いが存在する。
私がすくわれたように、私の大切な人をきっとすくい上げてくれる本がある。もしかして、その鍵が、私の手元にあるかもしれない。
倫理というものは、目の前の人を全力で救おうとすること。
私に倫理というものを授けてくれた知性を集めることを、私は多分生涯辞めなくて、その収集の一端として、ほかの人に考えるきっかけを与えられたら、素敵な循環だと思う。

あとは、私の訓練として。
待つ、という行為がやっと最近になって板についてきたけど、私は「受け」の姿勢でいることに元来強い不安を感じる。それでも、そろそろ、待つ。ということを練習したいと思っているので、図書箱、どこかのカフェとかでやらせてくれないかな。そうしたら、大好きなものに囲まれているから、そこまで苦痛じゃないかもしれない、と。

漠然と考えている今日この頃。

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