日が落ちきる前に 【秋の散文】
通勤電車。
人混みが嫌いだから、ゴリゴリにSAN値が削れていくはずなんだけど、ほとんどの集中力を1つの分野に向けることができるので、毎朝の読書タイムになっている。活字を浴びていれば、世界が潤う。それでいて、降りる駅を逃すことはないから、長年の読書経験は伊達じゃない。
会社付近のコンビニ。
いつも同じ従業員の方々が俊速で、慣れた手つきで、淡々とお会計をさばいている。お客さんも列に並びながら支払方法を準備している、あの連帯感。この光景を見ていると、いつだって大学のビルに入っ