見出し画像

【log&Lut】BiDirectional 12GをLUT Boxとして使ってみたらトリッキーだった話



〜追記〜
Blackmagic Converters 8.0 アップデートで
この不具合は解消されていました。
よってこの記事はもう意味をなさないことになりました。



今日も、日常生活に何の役に立つこともないことを書きます。
logってなに?LUTってなに?と言う人は、
おそらく意味わかんないと思います。

そしてやっぱり雑な記事です。

〜今回の目的〜

カメラから出力されたlog映像にLUTを当てた映像に変換出力したい!

〜前振り〜

ミラーレス・カメラからlog映像をHDMIで出力するとして、確認用モニターにはLUTを当てて表示させる。
と言う手法は、まあ別に珍しいことではないし、
LUTを読み込める安価なフィールドモニターはあちこちから出てたりします。

有名どころだと、低予算カメラマンの定番Feelworld。

そもそも安いモニターは色の再現性が〜
とかいうツッコミはいりません。
こちとら低予算貧乏カメラマンなんだよ。

ただ、この安価なフォールドモニータたちのほとんどは
表示する映像にLUTを当てることはできるけど、
LUTを当てた映像を出力することは出来なかったりします

スルーアウトはlogのままなのです。
いや、その方がいいのはわかってるんだけど、
やっぱりLUT変換した信号にしたい時って、、、あるよね。

そんな時はLUT Boxというコンバーターを使ったりするのですが、
まあこれいい値段しちゃうし、SDIだったりしちゃう。


〜ここから本題〜

そしたら、Blackmagic DesignのMicro Converterの一部には
LUTを読み込んでカラー変換した映像を出力できる機種があるとのこと。
なので早速試してみることに。

今回ご用意したのはこちら!

今回はHDMI→HDMIにしたいので、ループアウトがあるこちら
ライブ配信業者御用達。ATEM miniの入力数分は必ず持っている。
必ず一家に4台はあると言われる、
BlackmagicDesign Micro Converter BiDirect SDI/HDMI 12G
というやつ。
これ、3G版もあるけど、そっちはLUT入れることはできないので注意。

では早速やってみよう!

まずはPCとコンバーターをUSBで繋ぐ。
その際にPCへ設定用ソフトウェアを入れる必要があるけど、
その辺は適当にググってください。

で、繋ぐとこんな画面。

ま、この辺の設定は今回の話とはあまり関係なので割愛。
ファームが古いと繋いだ時にバージョンアップしろって言われるので、
素直にバージョンアップしましょう。

コンバーターだけど変換させないという繋ぎ方

こんな感じでHDMIループアウトして、カメラから10bit log出力してみる。

log映像ザマス

うん、ちゃんと表示されたね。
次にコンバーターにLUTを入れてみる。

NIKON Z6IIですが何か?

設定用ソフトのLUTsタブから入れます。
設定方法は見ればわかると思うので割愛。

いざ、出力映像確認!

緑かぶりザマス

は? なにこれ? 壊れてる?
ダメじゃん。これは大問題。


〜解決方法〜

じゃあどうするか?
コンバーターなのでSDI←→HDMI変換する時にLutを当てるわけだから、

機能の無駄遣い

SDIループさせちゃえっと!

LUT当たったザマス

うん、できた!
解決!

ということで、勘のいい人なら写真を見ただけで理解できると思います。
コンバーターなんだからそりゃそうだよな。ってことで。

ちなみに、BlackMagic Designのサポートに聞いてみたところ、
BMDもこの問題を認識してて、
変換を通らないとLUTが当たらない。
変換なしでスルーさせると色が変になる。(HDMI、SDIどっちも)

これは故障とかではなく固有のバグだそうな。
言ってしまえば仕様

ただ、この問題を近いうちにファームアップで解消させたい
ってことでした。

今回のファームはVer7.6。
いつか解消されることを願っています。


以上、おしまい。




〜おまけ〜

ちなみに他にもMicro ConverterでLut入れられるのはこの辺り。

ただ持っていないので、詳しくはわからないけど、
多分おんなじことになるかと。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?