「虎に翼」を見て元勤務先の弁護士を思い出す
こんにちは、おっちぃです。
朝ドラ好きなので、4/1から始まった「虎に翼」も見ています。
私が元法律事務職員ということもあり、日本初の女性弁護士の一人である三淵嘉子さんがモデルの本作、とても期待しています。
それにしても、昔の民法って酷かったですね・・・
ドラマでもこんなシーンがありました。
日本初の女子に門戸を開いた明律大学女子部法科への願書を提出した寅子(ともこ)は、「血を流す覚悟」を問われていました。
覚悟をもって道を切り開かれた諸先輩方には頭が下がる思いです。
私が最初の法律事務所に勤め始めたのは、平成の前半でした。
弁護士は当時50代後半、同じく50代の男性事務長、司法試験を勉強しながらアルバイトをしていた同い年の男子大学生、他に公認会計士や不動産鑑定士がいましたが、女性は私一人でした。
当時はまだ旧司法試験の時代で、事務職員は、男は書生、女は雑用という立ち位置の名残が残っていました。
弁護士はかなりの男尊女卑の考えが強く、いわゆる「法律事務」的な仕事は全て男性事務長が行い、私は基本的に、電話番、お茶出し、裁判所へのおつかいなどの雑用のみを行っていました。
女性蔑視的な発言も多かったように思います。
今でも覚えているのが、
「〇〇のような案件は簡単だから、女の弁護士でもできる」
です。
今だったら一発アウトですよね!
こんな弁護士先生なので、私の採用理由もビックリです。
後から聞いた話では、「前の事務員さんに似ていたから」だそう。
いやでも、法律事務所で働きたいと思っていた私にとって、先のキャリアに繋がったから、とっかかりとしては良かったんですけどね!
3年勤めて別の法律事務所に転職しました。
そんな弁護士先生、70代後半になられて、今では何人かのイソ弁も雇われて、ボス弁として業務をなされているもよう。
事務長はさすがに辞めたかな~
アルバイトくんは、司法試験には受からなかったけど、今ではキャリア官僚です。
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(ごめんなさい、この先は少々下世話なのであえて有料で。たいした話ではありません。法曹を目指す人たちもこんなもんですという話。)
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