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TO-FUメンタルの育児-ダー子、歯医者へ行く-

こんばんわ。
おっちょこママです。
今日はTO-FUメンタルの育児シリーズを書いていこうと思います。

初めての歯医者さんで言われた言葉

皆さんは歯医者にはよく行きますか?
治療やメンテナンス、ホワイトニング、矯正など色々な施術を行うために行くことが多いと思います。
でも子供が産まれると、出来れば行きたくない病院No.1になるお母さんは多いのかなと思っています。私もその一人でした。
それは
「幼少期の虫歯は、親のせい」
「親がちゃんとしていないから、虫歯になってかわいそう」

そう言われることが多いからだと思います。
私もこの言葉を言われました。実の親からも旦那さんのお母さんからも。
言った方は純粋にダー子を心配していただけ。それは分かっている。
だけど!これだけは言わせて!!
「私も旦那さんも好きでダー子を虫歯にさせたわけではないんです!!」
「毎日、虫歯にさせないように歯磨き頑張ったんです!!」

そんな思いを抱えながら、歯に黒いシミがあるダー子を初めて歯医者に連れて行きました。

「ダー子ちゃんは、他のお子さんより歯の表面のエナメル質が薄いので、気をつけていても虫歯になっちゃうんですよ。」
初めての歯医者。
先生から怒られるものだと覚悟して連れて行った歯医者で先生に言われた言葉は怒られるわけでもなく、ただダー子の体質のお話でした。
「虫歯になるちょっと手前だったので、今回は虫歯が進行しないように薬をつけて塞ぎましょう。」
そう言うとどんどんと治療を進めていきました。

治療が完了し、歯磨きのコツなどを教えてもらっている時
「お母さん、何か質問とかありますか?」
と先生に聞かれ、
「いえ、ただ。。歯磨きがなっていない。とか言われるのかな。と思っていて、、、」
つい言ってしまった言葉に先生と歯科助手さんは笑っていました。
「小さいお子さんを連れてくるお母さん達は皆さん、とっても申し訳なさそうに治療に来られるんですよ。
確かに子供の虫歯は予防できることもあるんです。だけど、口の中に虫歯菌はどうしても発生してしまう。
虫歯になりやすい。なりにくい。は体質にもよるからどうしても虫歯になってしまうお子さんはいるんです。
お母さん、お父さんの頑張りが足りない訳じゃないですから」

「誰が悪いって、お母さんでもお父さんでもないし、子供でもない。一番悪いのは虫歯菌ですから」
そう言うと先生は次の患者さんの元へ向かっていき、歯科助手さんはダー子におもちゃをくれました。

私の中で少しホッとした瞬間でした。
確かにダー子はジュースを全く飲まない子です。今はジュースは飲みますが、コップ一杯飲めればいい方。
ジュースよりもお茶が好き。
好きなものはスイカ、納豆、枝豆、バナナ、苺、めかぶ。
歯磨きは嫌がるのを抑えて、やっていました。
そんな中で虫歯を発見したので、とてもショックでした。

エナメル質が他の子より薄いから、虫歯になりやすい。
それから、虫歯にならないように。ではなく、虫歯になっても酷くならないように。と毎日の歯磨きを頑張りました。
そして、定期的に歯医者に通い、歯のメンテナンスを行うようにしました。
気づかない間に虫歯になっている歯もあれば、予備軍の歯もありました。そのたびに治療をしてもらい、ダー子は歯医者を怖がらなくなりました。

旦那さんの転勤とダー子の歯医者選び

ダー子が歯医者を怖がらなくなった頃、
旦那さんの転勤が決まりました。ちょうどコロナが流行し始めた頃、転勤先に赴任してもどこにも出かけられません。
かかりつけ医を見つけることも困難でした。
そもそも新患は受け付けていない病院もありました。
ダー子の歯のメンテナスも受けられない日々が続いたある日、恐れていたことが起きました。
「歯が痛い!!」
ダー子が泣きながらほっぺを押さえていました。口の中を見ると小さな穴が・・・
急いで小児歯科のある歯医者を探しました。

見つかった歯医者に電話し、事情を話し翌日に来院出来るようにしてもらいました。
行った歯医者は先生が子供にも大人にも怖い先生。
前の先生はなるべく削らない治療をしてくれて、まだ歯は綺麗なまま。
でも今回の先生は一言
「虫歯があります。乳歯でもこのまま放っておくことはできません。削ります。」
静かに待っていたダー子にも忠告。
「今、この機械を口の中に入れるから動いたらこの機械が口の中を傷つけるよ。だから動かないで!」
ダー子は怖くて動かなくなりました。
それを見て、治療しながら先生は私に言いました。
「お母さん、子供の虫歯は親の責任ですよ。ジュースとかお菓子とか食べさて、そのまま歯磨きもさせないとこんなになるんです」
悲しくなりました。
ジュース自体を飲まないダー子。飲み物はお茶か水のみです。
治療が終わった後の帰り道、ダー子が私に言いました。
「ママ。虫歯になってごめんね。歯をママ、磨いてくれたのに。ごめんね」
小さな子供でも大人の話を聞いていて、自分のせいでママが怒られたとダー子は思ってしまったようでした。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった日。
治療が終わった後、
旦那さんと相談して、歯医者を変える選択をしました。

2社目は夜にしかやっていない歯医者さん。
私も旦那さんも働いていたので、日中に連れていくのは土曜日か平日に休みを取らないと連れて行けないので夜にやっている歯医者さんを選びました。

先生も優しくて、ダー子も泣かない。
この歯医者さんも虫歯は削って治すことを推奨していました。
最終的にダー子が虫歯になりやすい乳歯はもうほぼ原型を留めていない状態になりました。
ここはメンテナンスというよりも、虫歯になったら治療する歯医者さんというようなところでした。
そして夜にしかやっていない歯医者さんなので、仕事帰りの社会人が多くてなかなか予約が取れないことが多かったです。
治療が完了し、またダー子の歯医者選びは続きます。
今度はメンテナンスもしてくれそうな歯医者を探して。。。

次に見つけた歯医者はショッピングセンターの中に入っている歯医者さん。
日曜日や夜はやっていませんが、治療方法や歯の状況を分かりやすく説明してくれる先生です。
子供には終わった後、おもちゃまでくれるのでダー子も楽しく通っています。
実は家族全員でお世話になっています。

ダー子、乳歯を抜く

メンテナンスは大人は3ヶ月に一度。子供は半年に一度。定期検診をしてくれます。
ダー子の定期検診は4月。
その前にダー子の治療済みの歯の被せ物が取れてしまい、今回急いで来院しました。

先生に診てもらった結果
「歯を削り過ぎているので、治療ができない。大人の歯は生えてきているから、このまま大人の歯が生えるのを待つか、抜くかのどちらかしかない」
ダー子も私も驚きました。
確かにその乳歯は虫歯になりやすく、何度も削られた歯です。
口の中を覗いた時も「これ、治療できるかな。。。」と素人の私でも思ったほどです。
「とりあえず、ここは様子見です」
ですが!!ここは今日、抜きましょう。
大人の歯が生えてきているのに、乳歯がまだぐらついていない。
このままだと大人の歯が変な方向に生えてきてしまう。」
確かに歯茎から大人の歯が見えていました。
ダー子は「怖い」と言っていましたが、もう乳歯を抜くことは決定でした。

ダー子は初めて歯の麻酔をしました。
「痛い」
何度も言っている姿、涙を流している姿を見ると、こっちが泣きたくなります。でも先生に何も言えないTO-FUメンタル。
ダー子に「頑張れ」というしかありません。
先生は素早い手つきで麻酔をし、乳歯を抜歯しました。

ダー子の初めての経験、抜歯。
大人でも怖いのに、よく頑張ったね!!
先生から渡された抜歯した乳歯は、とても綺麗な歯でした。その歯を見たダー子は、少し誇らしげな顔をしていました。



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