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飯石地区で地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)の実証視察会を実施しました!

昨年12月8日(金)にプレスリリースをさせていただきましたとおり、昨年5月に、総務省が行う「令和5年度地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)」のひとつとして、島根県雲南市と、アイテック阪急阪神株式会社、株式会社GAUSS、サイレックス・テクノロジー株式会社及びNPO法人おっちラボが共同して行う、「Wi-Fi HaLowとカメラ画像を活用した獣害被害削減の実現」が採択され、三刀屋町飯石地区において約1か月間に渡る実証実験をさせていただきました。

(参考)アイテック阪急阪神株式会社様によるプレスリリースhttps://itec.hankyu-hanshin.co.jp/news/docs/20231208.pdf

去る2月8日(木)には、総務省のご担当の方々に飯石地区にお越しいただき、本実証実験に係る視察会を開催しました。

旧飯石小学校での視察会の模様

視察会はまず、平成28年に閉校し、現在は飯石地区の地域自主組織「雲見の里いいし」様で管理されている旧雲南市立飯石小学校にて全体的な説明が行われました。
雲見の里いいし様からは、飯石地区の紹介とともに、同地区が4年に渡り「自分からできる鳥獣害対策」として、日ごろから鳥獣害に悩む地域の住民さんとともに、「ここで暮らしていきたい」と思える地域を目指すため、様々な取組みをされてきたことが発表されました。

発表をされる雲見の里いいしの皆さま

続いて、実証団体代表機関であるアイテック阪急阪神株式会社様から、今回の実証事業の概要についてご説明があり、その後実際にカメラが設置されている場所(3箇所)に移動し、システム構成や檻等の具体的な対策との関連性等について関係者で見学を行いました。

雲南市役所の方からの説明を聞く場面(左上が今回設置のカメラ)

見学会終了後は、再び旧飯石小学校に戻り、アイテック阪急阪神株式会社様から成果と課題についてのご説明があったのち、関係者でディスカッションを行いました。
総務省のご担当の方からは、今後の事業の継続性や効果測定の在り方、地域住民の皆さまへの成果の還元の仕方等について、貴重なご意見をいただき、非常に充実したディスカッションとなりました。
特に飯石地区が目指す「『ここで暮らしていきたい』と思える地域」という点については、お褒めの言葉を賜り、改めて今までの取組みがしっかりと地域に根付き、良い方向に向かっていることを確信した次第です。

また、雲見の里いいし様、雲南市役所様からも、本実証実験の成果を高くご評価いただくコメントとともに、今回の成果を踏まえ、今後の対策に役立てていきたいという旨と、今回の実証実験でフィールドをご提供いただいた粟谷集落の皆さまをはじめとした飯石地区の皆さまの暮らしが、これからもより良く、安全安心なものとなるよう、次につながる対策を引続き速やかに考えていきたいという旨のご発言をいただき、来年度以降への展開に希望を感じる視察会となりました。

ディスカッションの模様

改めまして視察会にご参加いただいた総務省情報流通行政局地域通信振興課の皆さま、本実証事業関係機関の皆さま、ご報告をいただいたアイテック阪急阪神株式会社の皆さま、地域自主組織「雲見の里いいし」の皆さま、雲南市役所の皆さま、そして今回貴重なフィールドをご提供いただいた飯石地区の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

(参考①)総務省ホームページ「地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)一次公募の結果及び二次公募の開始」
https://www.soumu.go.jp/.../s-news/01ryutsu06_02000356.html

(参考②)おっちラボnote「【プレスリリース】「鳥獣害対策ソリューション」に関する実証事業が開始されました!」
https://note.com/occhilabo/n/n05d02c09983e

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