ー アウトドアを通して日本一魅力的な田舎に ー 合同会社Easy Go Japan

今回は”アウトドアビジネスを通じて地域を盛り上げたい”という想いから始まったプロジェクトを取材させていただきました。合同会社Easy Go Japanは2018年にスぺチャレに申請し、室内型キャンプ場”EGキャンプ場”を中心に、キャンプ用品の製作・販売も実施。今回はそんなプロジェクトの発起人の一人 中澤太輔さんと、現在EGキャンプ場の管理責任者である菅野 貴久さんにインタビューしてきました!

佐野:よろしくお願いします!スぺチャレ申請当時の記事を拝見させていただいたのですが、アウトドアに対しての想い・背景はどのようなものがありますか?

中澤:まず、祖父からずっと”地元の役に立て”と教わってきたんですね。どのように地元の役に立てるのかを考えたところ、僕はアウトドアが鍵だと思いました。今の子ども達は外での遊びが制限される一方で、スマートフォンやゲームがあることで家に閉じこもりがちだと思うんですよ。田舎に住む上で、僕らが昔遊んだような雲南の自然を体験できないのはめちゃくちゃ勿体ないなと思っています。そんな想いから、アウトドアをライフスタイルに組み込む、というのをコアバリューに掲げてキャンプ場を始めましたね。

室内型のEGキャンプ場。雨でも楽しめます。

佐野:アウトドアをライフスタイルに組み込む…。自然をより身近に感じられそうですね。申請内容もアウトドアに関してのことでしたが、具体的にはどのような取り組みをされましたか?

中澤:私たちは申請当時から”日本一魅力的な田舎にしたい”をゴールに掲げ取り組みを始めました。魅力的な田舎は人財が多くいること・自分のやりたいことが実現できる活気があること・自分の関わる地域に誇りが持てていることの3つを条件と考えています。雲南に元からある自然というリソースを活かし、キャンプ場とキャンプ用品の製作体験で人が雲南に訪れる理由を作ること。そして、SEO(Support Each Other)プログラムを通して、やりたい事を実現するための時間、場所、人的サポートを行うことが当時の申請内容です。その二つの取り組みを行うことで、日本一魅力的な田舎の実現にも繋がるのかなと思っています。

佐野:紆余曲折あったと思いますが、申請後の取り組みは順調でしたか?

中澤:申請後、キャンプの運営と共にキャンプ用品の製作をしていたのですが、特に苦戦したのがテントの商品化です…。四苦八苦して何とかオリジナルテントが製作出来ました。テント以外にもキャンプ用品の椅子や小物の製作・販売も行ってきましたね。キャンプ場としては宿泊以外にもクッキング教室やイベント等でも活用いただいていました。そして、さらに拡大しようと思っていた矢先にコロナ禍となり、元々構想していた自然教育やSEOプログラムの実施は思い通りいかなかったですね…。ただ、他人との接触が避けられていたので、1日1組限定のキャンプ場ということで予約が殺到し、コロナ禍ではキャンプ場の宿泊を中心に行ってきました。

取材を快く受け入れてくださった中澤太輔さん(右)と菅野 貴久さん(左)

佐野:ありがとうございます。では、今後の展開はどのように考えてますか?

菅野:SEOプログラムや自然教育も検討していますが、まずは宿泊事業を徹底的に強化しようと思っています。というのも、まだまだ認知されきっていないんです。「そんな場所が雲南にあったんだ」という声を今でも聞くことが有ります。まずは来てもらわないと雲南の自然を体験してもらえない。EGキャンプ場は室内型なので、より手軽にキャンプを体験してもらえます。その他にも1日1組限定という特徴や、この内装なども含めて市内・市外問わず発信していければと思いますね。

佐野:スぺチャレに申請して、資金面以外で良かった点はありますか?

中澤:その他で良かった点はやはり認知度の向上ですかね。発表を行うので、自分たちのこれからやろうとする取り組みを多くの人に知ってもらえました。特に、自分たちが普段関わらないような行政関係者の方・他の課の方にも知って頂けるという点は大きかったように思います。

撮影のために作業しているふりをしてもらいました(笑)

佐野:最後に、これを読んでくださっている方に「私たちはこういうこと出来ます!」というのを伝えるとすれば何かありますか?

菅野:私たちはEGキャンプ場でアウトドア体験の入口をご提供できます。室内型で設備もある。今までハードルが高くてアウトドアに手を伸ばせなかった方にもご利用頂きやすいと思っています。雲南のリソースを最大限までご活用いただいて、ご要望は出来る限り応えていきたいですね。もちろん、他の方々に迷惑のかかる事や、無茶な要望等はお応えしかねますが、極力来ていただいたお客様には出来るだけ満足して帰っていただきたいです。

EGキャンプは冬期(1月~2月末)は休業です。是非皆さんも雪解け以降にご利用ください。設備も多くあり夜も雰囲気が凄くいいので、ただキャンプする以外にも活用方法が浮かんできますね!
ご予約や設備の確認はコチラから!


~追記~
アウトドアの情報誌『ガルヴィ』12月号にEGキャンプ場が掲載されました!
是非ご覧ください!


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