青春の場所

昨日は下北沢という街がわたしにとって青春の場所だったのだと改めて感じた日だった。

10年前上京してきて、初めて住んだのは千歳船橋という小田急線沿いの急行が止まらない場所だった。

そこに住みながらも足繁く通ったのが下北だった。

当時はまだ線路が地上にあって、踏切がなかなか上がらなかったのを覚えてる。
下北沢のシモチャリという自転車屋さんがあって、今もあるんだけど、そこで自転車を買った。自転車を買ったのをきっかけに、そこの店主と仲良くなった。はじめちゃんに毎日会いに行った。わたしの中に東京のコミュニティが初めてできた、それが下北沢だった。

そこから、色々な出逢いがあり、更なるコミュニティを下北で築いた。

下北でバーテンしたり、バンドしたり、どんどんコミュニティが広がった。今でも、東京の友達の半分以上が下北のコミュニティだし、逆にこのコミュニティがなければ特に友達と言える人たちも少なかっただろうな。

大人になってもたくさんの友達ができるって、凄いことだと思うけど、当時、そういうことはあんまり考えず、ガツガツとコミュニティの中に踏み込んでいった自分を褒めてあげたい。

今はそんな体力がなくなってしまったけど、当時頑張ろうとは思ってないけど頑張ってた自分のお陰で下北沢を歩いてるだけで友達に会えるし、イベントに行くとsay hello say good byeが自然に出来る。

気にしてくれる友達がいてくれて嬉しい。

もちろん、その歴史の中にはたくさんの黒歴史だってあるし、たくさん傷つけ傷つき、涙を流した過去もある。

昨日特に嬉しかったことは、過去に傷付けてしまった相手にちゃんと謝ることができたこと。そして、ハグをしてショットを乾杯できたこと。ラーメンを食べてカラオケに行ってたくさん笑ったこと。

色々あったけど、自分の人生に欠かせない友達なんだと思う。過去は消せないけど、これからの自分の行動にかかってるし、やっぱり誠実さ謙虚さを忘れずに、周りにいる人たちを大切にして生きようと誓った。

これからは人の人生を客観的に見て、特に年下の子たちとかの葛藤とかそういうのを見ながら、心の中で応援をしたりしちゃうんだろうな。もちろん自分だってまだまだ青春の続きが待っているけど。

それにしてもわたしの青春は下北沢の街そのものですね。

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