ラジオオタクから見たVtuber

ごきげんよう、黒曜《こくよう》です。

本日は弊Twitterアカウント(@obshidian594)でいくつかブログ記事を書くにあたり、アンケートを取ったところ過半数を占めたこのタイトルでブログを書いていきたいと思います。

いや、マジでどれも書きたかったんですが!!!

まぁ、こんな状況でますます需要も拡大してますもんね、Vtuber……

僕がちゃんと足を踏み入れたきっかけになったのは今年の1/18、深夜に新宿ロフトプラスワンで行われた『アニソン派』という人気作曲家さん達が集ったトークイベントの一幕です。

その日出演していた作曲家のkzさんから「最近、正直全然アニメ見れていない。(代わりに)Vtuberの配信ばっか見ている」という趣旨の発言があり、アニソン派の主旨でもある、「ちゃんと話そう、アニソンのこと。」に立ち返れば、僕はVtuberの『歌』にちゃんと向き合ってこなかったな……と、気付かされました。

それに加えて、単純にkzさんの制作したにじさんじ一周年記念曲の「Virtual to LIVE」がめちゃくちゃ良かったので鼓膜で惚れた。とも言います。

良ければ、まだご覧になったことの無い方はイベントレポが上がっているのでご覧下さい。

https://www.lisani.jp/0000145124/

そんな訳で、Vtuberに心理的には一歩を踏み出した僕なんですが、まず1つ目の壁がありました……。それは、

時間がねぇ!!

という問題です。はははっ!

ありがたい事にですね、僕が普段生息している声優番組の方も軒並み増加の一途を辿っておりまして、率直に言ってお便り書いて、仕事して、番組見て、ラジオ聴いてetc……

と、先程の「アニソン派」さんのイベントから、かろうじてサブスクで配信されている曲や、「おすすめ」に上がってくるカバー曲達を聴くので精一杯でした。

その辺について、僕は運命論者というか、触れるべきものなら時間の方から舞い込んでくるだろう……と、あんまり気にしてなかったんですが、そこで大きなチャンスになったのが、今も続くコロナ騒動でした。

仕事が減る減る(笑)……いや、笑い事じゃなくて4月はリアルに収入が前年度7割減くらいだったので、ちょっと泣きそうになりましたね。(今はなんとかちょっとずつ遠方の仕事にありつけるようになりました)

そういう訳でがっつりと予想外の時間が空いたので、色々好きそうだな……と思っていた人の配信や動画を見に行く訳なんですが……大半を占めるゲーム配信/実況を見て気づいてしまったのです。 

「あれ……僕、ゲーム実況あんま好きじゃないな……」

いや致命的!!

一人っ子でゲームといえば、プレイするもの。というイメージの偏り。後はプロゲーマーさんのような見てるだけで“学び”や“経験値”にもなる動画ならいざ知らず、自分よりたどたどしかったり、感覚的なプレイをされる方の実況が特にダメでした。ただただ辛い。めんどくさい人間なもんでプレイに合理性を求めちゃうんですよね……。

後、某コンテンツで見ていた時も感じたのですが、自分がプレイした事ないゲーム実況を見ている時の(特にストーリーもの)疎外感が半端ない。

かといって買ったとしても、プレイする時間が無いので間違いなく途中で飽きて詰む。

というのがネックで一週間も経たないうちに気になってた前クールのアニメ一気見に移行した気がします。

そこでちょっと時間を置いて、休ませた後にモチベーションの起点となったkzさんのインタビューを探し当てました。

https://realsound.jp/tech/2019/12/post-457436.html

特にkzさんがVとは何か?ということに関して、

「ミームの集合体のように、「僕ら視聴者や周囲の人々の勝手なイメージ」と「魂/個人の自意識」と「ガワ」の3つが混ざったものがVTuberだと思っていて。……(中略)……見られる側の勝手な妄想/イメージも含めて人間、そしてそれを自分でも気づかないうちに演じているのかもしれないということを改めて考えさせられたというか。」(抜粋)

と語っていたのが、なんというか自分にとって“腑に落ちた”んですね。

「どうせ、今から全部の話に追っつくのなんか無理だし、自由に好きな物を見ればいいんだ」みたいな感じに吹っ切れました。

そこから、権利的なものがよぎってあまり気乗りしなかったまとめ/切り抜き動画もちょっとずつ見るようになり、ゲーム実況も物を選べば苦じゃないな。というのがわかるようになりました。


ここまでの話、自分で見返して

「あれ?声優ラジオオタクって言うより、ただの作曲家(kzさん)のオタクでは?」

と気づいたのでちゃんと軌道修正していきますね……。

先程まで話題にあげていたVtuberのゲーム配信/実況。恐らく、費用対効果の関係もありVtuberさんはこちらのジャンルで配信されることが多いのですが、他に雑談や生歌の配信などもされます。

そして最近では僕に親しみのある文化放送 超A&G+にて冠番組を持つ方も増えて来ました。

数多くのライバーを抱える大手事務所「にじさんじ」のメンバーが月替わりで登場する『だいたいにじさんじのらじお(@nijisanji_radio)』(略称:だいさんじ)

Vtuber事務所「ホロライブ」の歌姫、星街すいせいさんの『星街すいせいのMUSIC SPACE(@suisei_music)』

「にじさんじ」に所属するヘルエスタ皇国、皇女のリゼ・ヘルエスタさんとゆるふわ系(?)美大生のコンビがお送りする『リゼるるListen(@lize_lulu)』

しかもこれらの番組、文化放送V&RというYouTubeチャンネルでアーカイブも配信されてるんです。ラジオリスナー、みんな好きだもんね、無料アーカイブ。僕も好きです。

上記にあげた中で『だいさんじ』についてはあまりチェックできていないのですが、星街さんの番組は生歌セッションがあったり(丸の内サディスティック、普通に良かった)、音楽好きにおすすめ。

『リゼるるListen』は作家がちゃんこさんということも相まって実にアニラジライクな安心して見られる、A&G+の空気に馴染んだ番組になっています。声優ラジオに慣れてる人は初手にいいかも。



ここからは個人的にラジオをして欲しいライバーさんをなんとなく近いイメージの声優さんと交えてご紹介します。

まず、紹介したいのはシスター・クレアさん(@SisterCleaire)

女性声優なら早見沙織さんに近い透明感のある癒し系ボイスとお茶目な部分が見え隠れする唯一の清楚of清楚系ライバー。

楽曲カバーにも意欲的でデレマスの中でも歌唱難曲として知られる『Trancing Pulse』を見事に歌い上げるデレマスPでもある。

そして言わずしれたトーク力モンスター月ノ美兎さん(@MitoTsukino)

女性声優で言うと洲崎綾さんに近い、思い切りの良さ、謎の知識量、下ネタに切り込むスピード感、芯の強さ……と、

共演したアニラジ界の生ける伝説・鷲崎健さんをしても「あの子は面白い」と言わせる魅力に溢れるライバーです。

最近、話題になっているシャニマス実況のムーブメントを起こした張本人であり、その観察眼の鋭さ、エピソードトークの引き出しに多くのアイマスPが衝撃を受けた。

TAKU INOUEより楽曲提供を受けた『アンチグラビティガール』も素晴らしいのでぜひご覧いただきたい。

3人目に紹介するのは、戌亥とこさん(@inui_toko)

喋りは低音が心地よい関西弁で、声優さんでイメージするなら相羽あいなさん。そしてなんと言ってもこの子は歌がすごい。JUNNAさんに近い迫力を感じる。

特に、Aimerさんの『RE:I AM』カバー歌唱動画は必聴レベル。

最後に紹介するのはホロライブ所属、宝鐘マリン(@houshoumarine)

バラエティ特化ライバー、場をかき回すだけかき回して後輩だろうと遠慮なしにガンガン怒られる既視感……個人的に日笠陽子さんと同じ匂いがする。大谷育江さんとかないみかさんで女性声優が好きになったって……いや、世代よ。ちなみに白石涼子さんのラジオで採用されていたらしい。

この子に関しては今月より響ラジオステーションにて同じホロライブに所属する白上フブキさんと新番組『Vのすこんなヲタ活なんだワ!』が開始されましたので、良ければこちらもお楽しみください。Vの者版「大地・みなみのカレーチャーハン」


さてさて、僕自身もここ数ヶ月で一気に距離が詰まったVtuberの世界はいかがでしたでしょうか?

僕もこれから知っていくことがたくさんある世界、そして知れば知るほど多様性の塊のような世界なので、もしまだ「Vtuberはまだノータッチ!」と言う人がいれば触れ始めてみるのもいい機会なのかな?と思います。

自分の好きなゲーム、楽曲、コンテンツでYouTubeを検索すればおそらく何らかのVの者が当てはまると言っても過言ではないインターネッツの海……きっとこれから漕ぎ出しても遅くはないですよ。

それでは次のブログで。

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