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資料館が…慰霊碑が…“歴史”が消えていく (クローズアップ現代+)

終戦から75年の今年。戦争を実体験した世代はかなりご高齢になっており、戦争体験を語り継げる方々も年々減少している。

フィリピンなどの海外や、国内にもある戦没者の慰霊碑が老朽化による倒壊するのを防ぐために撤去されているという。当時を知る元軍人の高齢者にとって、海外の慰霊碑に供養に訪れることさえも難しいだろう。

安全面を考慮するのはやむを得ないが、戦争の歴史が風化していく事態は避けるべきだと思う。戦争を知らない世代の私たちは、学校で学ぶだけはでなく、本や映画などで自主的に戦争を知る義務があるのではないだろうか。

また、軍服や軍帽などの戦争遺品がネットで簡単にしかも安価で売買されているという。戦争という事柄に無関心でいるよりはマシかもしれないが、遺品というのは形見でもある。遺族からの出品なのかは判らないが、適当な気持ちで身につけてよいものなのだろうか。

米中の緊張が気になる昨今だが、世界には今も戦争状態の場所がある。世界中が協力して新型コロナを封じ込めなくてはならないのに、新型コロナが火種の戦争が起きら可能性だってある。

そんな現在だからこそ、改めて戦争について生命について考えなくてはならない時だと思う。

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